5G通信分野における標準規格及びSEP調査
HUAWEI、MediaTekのSEP(標準必須特許)事例
2023/10/27
- 要約
- 3GPPのWG(=Working Groups)ごとの標準規格数及びSEP件数に関して
- RAN1,RAN2における5G関連SEP数が上位の規格に関して
- HUAWEIのSEP事例(US11057909)
- MediaTek Inc.のSEP事例(US11432117)
要約
本レポートは、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社(TTDC)が提供している「技術情報配信サービス-swimy」の特許情報をもとに、昨今の⾃動⾞業界を取り巻く技術トピックスに関するレポートをMarkLinesが作成した。TTDCは、知的財産(IP)事業と計測制御事業を展開。知的財産(IP)事業では世界の⾃動⾞開発に関する情報収集と解析を⾏い、研究企画のコンサルティングをはじめ、外国特許の出願や技術翻訳を実施している。
自動車業界において重要度が高まりつつあるコネクティッドや自動運転などの技術には車両と外部とを繋ぐ無線通信技術が必要である。これらの車両が用いる移動体通信技術はQualcommやHUAWEIなどの通信メーカーがLTEや5Gに関する標準規格策定や、SEP(=Standard Essential Patent、標準必須特許)の宣言を積極的に行っている。自動車メーカーはそういった通信メーカーへパテントプールを通じて車両1台あたりのライセンス料を支払うことで移動体通信技術を利用しているのが現状であり、自動車メーカーにとっても通信関係の標準規格やSEPの動向は関係が強いと言える。
本調査では通信分野の内、高速大容量通信、低遅延、多数同時接続等の特徴により、自動運転などにも利用される5Gに注目し、標準規格数やSEP件数が多いのはどういった技術なのか、具体的にどういったSEPが有るのかを示す。
技術情報配信サービス-swimy URL:https://thinktank.toyota-td.jp/pub/list
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