Fordの企業変革(上):VWと商用車・自動運転・EVで幅広く提携
乗用車モデルを縮小しTruck/Utilityを拡充、新型車を大量投入
要約
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| 2019年後半に発売される新型Ford Explorer (デトロイトオートショー2019に出展) | 
Fordは2019年1月、企業変革の新たな指針として"Creating Tomorrow, Together"を発表した。その背景には、中国・米国・欧州の大市場が停滞するなか、CASEの技術開発に巨額の経費が必要となっていることがある。
Fordの近年の収益性は2017年がピークで、2018年の卸売台数は62.5万台減(598.2万台)、自動車部門のEBITは33.3%減(54億ドル)、純利益52.4%減(37億ドル)と下降した。また北米では76億ドルのEBITを稼いだが、他の地域のEBITは赤字で合計では22億ドルの赤字(2017年はほぼbreakeven)となった。欧州事業と中国事業の赤字が大きい。
Fordは、(1)リストラによりコストを削減するとともに、企業全体をスリム化し効率向上を目指す(2)商品計画を転換し、乗用車モデルを縮小させる一方、Truck/Utilityを強化し収益性を高める(3)商用車・自動運転・EVに関してVWと幅広く提携する、としている。
  本レポートは、上下2巻の構成とし、下記内容について報告する。
<上>
・Fordが目指す企業変革の方向性
・VWと商用車・自動運転・EVで提携
・北米での商品計画、特に乗用車を縮小してTruck/Utilityをさらに充実させる計画
<下>
・ここ数年のFordの地域別業績
・リストラ・業務効率向上と欧州、中国、南米の再編計画
・LMC Automotiveの販売予測
関連レポート: 
デトロイトモーターショー2019:欧米メーカーの展示取材 (2019年3月) 
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GM:北米5工場での生産を中止、14,000人を削減(2018年12月) 
 GM、Ford、FCAの新型車装備:CASEテクノロジーの搭載を拡充(2018年11月) 
 Ford:2022年までに16車種のEVを投入、モビリティ・自動運転分野で提携拡大(2018年6月)
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