GM、Ford、FCAの新型車装備:CASEテクノロジーの搭載を拡充

デトロイト3社は全セグメントで先進システムの採用を増強

2018/11/20

要約

2018 Cadillac CT6

 コネクティビティ、自動運転、移動手段のシェアリング、そして電動化といったメガトレンドが自動車産業へ及ぼす影響が強まる中で、メーカー各社はユーザーの関心を引くため、先進的なテクノロジーを車両に採用する取り組みを進めてきた。

 GMはラグジュアリーブランドであるキャデラックを、市場に新技術を導入する際の最初のモデルと位置付けている。2017年9月には、米国内の一部の高速道路でハンズフリー運転が可能なスーパークルーズ機能をCadillac CT6に搭載した。GMはまた、Chevrolet VoltやBoltといった電動車専用モデルを開発している。

 Fordは、ラインアップ全体により一貫したかたちで先進システムを採用することを目指している。2019年型Lincoln Nautilusには、数々の運転支援テクノロジーを標準パッケージに盛り込んだLincoln Co-Pilot360が搭載されている。同社はまた、刷新された2019年型Ford Edgeが中型クロスオーバーSUVセグメントで最多の運転支援機能を備えた車種であることを前面に打ち出している。

 FCAは近年、RamならびにJeepブランドを始めとしたユーティリティビークルとライトトラックへ軸足を置き、当該セグメントへのコネクティビティと運転支援機能の採用を進めている。同社はまた、電動化への取り組みにも力を入れており、2019年型Ram 1500と2018年型Jeep Wranglerの両モデルにeTorqueマイルドハイブリッドシステムを採用したことは特に注目に値する。

 このレポートでは、GM、FordならびにFCAが近年米国市場で発売した車種に採用されている代表的なCASEテクノロジーを紹介すると共に、いくつかの具体的なトレンドやテクノロジーを取り上げる。技術的に重要な革新があった車種については部分的な仕様変更を含め、比較表に掲載した。例えば、2016年に発売されたCadillac CT6は、2017年9月にスーパークルーズ・ハンズフリー・セミ自動運転システムが搭載されたので今回のレポートに含めている。

 

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