米国市場:2014年は5.9%増の1,652万台、不況から完全に回復
FCA/日産/スバルが躍進、フォード/VW/ホンダのシェア低下
2015/01/29
- 要 約
- 2014年はリコールの嵐に巻き込まれたが、販売は大不況前のレベルまで回復
- メーカー別の2014年の販売台数とシェア
- メーカー別の2014年の市場シェア推移
- 2015年は市場成長の鈍化が予想される中、主要メーカーの新車ラッシュ続く
要 約
2014年はリコールの嵐に巻き込まれたが、販売は大不況以前のレベルまで回復
米国市場は2014年リコールの嵐が吹き荒れたものの、米国経済の回復、労働市場の改善、消費者心理の改善から堅調に販売を伸ばし、前年比5.9%増の1,652万台の販売となった。今後は伸びが鈍化し、2015年は1,700万台前後の販売が予想されている。
メーカー別の販売台数とシェアは大きく変動
メーカー別の2014年の販売をみると、首位はGMで前年比5.3%増293.5万台。2位はFordで0.6%減の247.1万台。3位はトヨタで6.2%増の237.4万台とFordに僅差で迫っている。
メーカー別のシェア増減では、FCA、日産、スバルの3社が大きく市場シェアを伸ばした。一方、Ford、VWグループ、ホンダが市場シェアを大幅に低下させた。
2015年も主要メーカーの新車ラッシュ続く
2015年は市場の伸びが鈍化するにもかかわらず、主要メーカーはライトトラック市場中心に多くの新型車を投入する計画である。
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