北京汽車集団: 好調な外資ブランド車に加え、自主ブランドを強化
2015年のグループ販売は、280万~300万台の予測
2015/01/23
- 要 約
- 北京汽車集団グループの主な自動車関連事業組織の概要
- 「北京汽車股份」: 2014年12月、香港証券取引所に上場
- 北京汽車集団販売目標: 2015年は280万~300万台
- 自主ブランド事業: 自主ブランドの開発能力で国内トップ3社入りを目指す
- 自主ブランドのモデル計画
- 参考:北京汽車の販売台数(工場出荷ベース)
要 約
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「北京汽車集団」 (BAIC Group) は、中国大手自動車グループで2013年には211万台超、2014年には240.1万台 (第5位、前年比13.7%増)の販売実績を上げた。また、2014年12月には、傘下の乗用車主要部門「北京汽車股份」を、香港証券取引所 (人民元以外向けのH株) に上場した。
2015年には世界の自動車市場で上位15社にランクインすると共に、「フォーチュン (FORTUNE ) 500」に選出されることを目標として掲げている。2015年販売目標は、乗用車と商用車合わせて280万~300万台になると予想する。
北京汽車集団の外資ブランドは、「現代 (Hyundai)」と「メルセデスベンツ (Mercedes-Benz)」であるが、両ブランドとも2014年はそれぞれ前年比8.7%増、25.9%増と好調を維持している。
北京汽車集団の自主ブランドは、「北京 (Beijing)」「福田 (Foton)」ブランドを中心にして、子会社に吸収した江西昌河汽車の「昌河 (Changhe)」「鈴木 (Suzuki)」ブランドを加えて、乗用車と商用車事業を共に展開・拡大する方針である。うち、「北京 (Beijing)」ブランドでは、「紳宝 (SENOVA)」「威旺 (Wevan)」「北汽 (FAW/E)」の三大シリーズを育成していく。
以下は、「北京汽車股份」の上場後の北京汽車集団の主な組織体制、傘下の自主ブランド事業における中長期事業計画、新エネルギー車を含む中長期販売目標およびそのモデル計画の詳細をまとめた。
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