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GM: 2014年はリコール対応に追われる中、新事業戦略を発表

リコール台数3,000万台超、中国販売は500万台目標、ブランド別ではキャデラックに注力

要 約

GM Sales Forecast GMは2014年に強化された商品ラインナップで攻勢をかけるはずであったが、2月にイグニッションスイッチのリコール問題が発生し、この対応に追われた年になった。10月まで累計リコール件数は75件、対象台数は3,000万台を超えている。イグニッションスイッチのリコールに関しては、司法省、FBI、SEC、48州の検事総長とカナダの安全規制当局が調査をしており、前途多難である。

 GMのトップマネージメントは、2014年1月15日からAkerson CEOから自動車業界初の女性社長であるBarra CEOにバトンタッチされた。Barra CEOは就任早々リコール対応で議会に召喚され激しく非難されるなど厳しい船出となったが、これまでのところ堅実に対応してきている。

 Barra CEOは10月1日、新経営陣による初めての戦略計画を発表、最も評価される自動車会社になるために顧客を中心に置いた5つの事業戦略を推進すると発表した。その第一は商品開発と技術戦略でリードすること。2015年に18カ月以内に新型になった車のグローバル販売における比率が約27%になると予想している。グローバル販売における新しいモデルの比率を2016年と2017年には38%まで高め、2019年には47%にすることを目指す。


% of Global New/Refreshed vehicle


 GMの2014年1~9月期の販売台数は中国のSGMW車の販売を含めて、前年同期比1.7%増の737.2万台、世界シェアは0.1%ポイント減の11.5%だった。2013年世界販売台数は971.5万台(中国の関係会社SGMWの台数を含む)で前年比4.5%増となったが、トヨタの998万台とVWの972.8万台に及ばず、世界第3位となった。2013年世界シェアは11.5%で前年と同じだった。

 2014年1~9月期の売上高は前年同期比1.2%増だったが、純利益はリコール問題や新興市場の不振で前年同期比54.4%減の19.6億ドルになっている。2013年の売上高は前年比2.1%増、純利益は13.6%減の53.5億ドルであった。

 
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