起亜 (Kia)のすべて

 EV・自動運転
 生産拠点一覧
検索条件が指定されていません
カーソルを合わせてクリックすると拠点概要が表示されます
 ニュース
2023年09月28日(木)

・現代自動車と起亜自動車は9月27日、エンジンルーム内から火災に至る危険があるとして、米国で2010-2019年型モデル約340万台を対象にリコールを実施すると発表した。また、リコール対象車を屋外に駐車するよう要請した。
・米国高速道路交通安全局(NHTSA)の資料によると、アンチロックブレーキコントロールモジュールからブレーキ液が漏れてショートし、駐車中または走行中に発火する可能性があるという。
・現代自は米国で既に21件の火災、22件の熱事故(煙、燃焼、部品の溶融など)が発生したと報告し、起亜は10件の火災と溶融事故が発生したと報告。両社は11月から対象車の所有者に通知を送付し、ディーラーがアンチロックブレーキヒューズを無償交換するとしている。
・現代自は声明で、アンチロックブレーキモーターシャフトのOリングについて、ブレーキ液内の水分、汚れ、溶解した金属により、時間とともにシール強度が低下し、液漏れを引き起こすことがあると説明。ヒューズ交換でブレーキモジュールの動作電流を制限することができると述べた。
・起亜自によると、ブレーキコントロールユニットでショートが発生し、その結果過電流となり火災発生リスク高いとした。ショートの正確な原因は不明だが、事故や負傷者は発生していない。
・声明では、なぜブレーキ液漏れが修理されていないのかについて明らかにされていない。
・NHTSAは、修理の効果をみて、必要であれば調査を開始すると述べた。
・対象となる起亜車は、2010-2019年型の「ボレゴ(Borrego)」、2014-2016年型「カデンツァ(Cadenza)」、2010-2013年型「フォルテ(Forte)」、「フォルテ・クープ(Forte Koup)」 、「スポーテージ(Sportage)」、2015-2018年型「K900」2011-2015年型「オプティマ(Optima)」、2011-2013年型「オプティマ」のハイブリッド(HV)モデル、 「ソウル(Soul)」、2012-2017年型「リオ(Rio)」、2011-2014年型「ソレント(Sorento)」、2010-2011年型「ロンド(Rondo)」。
・リコールの対象の現代車には、2011-2015年型の「エラントラ(Elantra)」、ジェネシス「クーペ(Coupe)」、「ソナタ (Sonata)」のHVモデル、2012-2015年型「アクセント(Accent)」、「アゼーラ (Azera)」、「ヴェロスター(Veloster)」 、2013-2015年型「エラントラ(Elantra)」クーペモデル、「サンタフェ(Santa Fe)」、2014-2015年型「エクウス(Equus)」、2010-2012年型「ベラクルーズ (Veracruz)」、2010-2013年型「ツーソン(Tucson)」、2015年型「ツーソン」FCVモデル、2013年型「サンタフェ スポーツ(Santa Fe Sport)」が含まれる。
(Detroit News article on September 27, 2023)

2023年09月12日(火)

・起亜はタイで年間生産能力25万台の電気自動車(EV)工場建設を検討している。タイ現地紙Krungthep Turakijなどが9月8日に報じた。
・起亜がASEAN地域に工場を建設するのはこれが初めてで、グローバルでは米国、中国、インド、スロバキア、メキシコに続く6カ所目の工場となる。
・複数の関係者によると、起亜とタイ政府の間で2023年末までに契約を交わし、2024年上期に工場の建設を開始するとみられる。起亜はタイで将来、ミッドサイズクロスオーバー電気SUV「EV6」の生産を検討していると言われている。
(From an article of Krungthep Turakij on September 8, 2023 and multiple sources)

2023年09月06日(水)

・現代自と起亜は9月6日、世界で初めて開発したというカメラセンサークリーニングの新技術を発表した。Rotator Camというこの新技術は、カメラを保護するカバーガラスの回転と小型ワイパーを組み合わせることで外部の汚れを除去する。
・自動運転の技術はかつてないほど進歩しているが、カメラセンサーに小さな異物が付着しただけでも命に係る重大な事故を引き起こす可能性がある。
・電動ワイパーブレードで物理的に汚れを拭き取る方法は、雨天時の水滴除去に優れた性能を発揮するが、ワイパーがカメラセンサーの視界を遮るという問題がある。
・今回発表されたRotator Camは、現代自と起亜が開発中のさまざまなセンサークリーニング技術のひとつで、ホコリや泥だけでなく水滴も効果的に除去できるという利点がある。Rotator Camは、カバーガラスを回転させる電動モーター、カバーガラスの下部にあるウォッシャー液供給装置、固定式ワイパーブレードで構成されている。
・このセンサークリーニング技術が実用化された場合、レベル4以上の自動運転に求められる高度なセンシング技術を支えることにより、自動運転モビリティの安全確保に貢献することが見込まれている。


※画像をクリックすると拡大します
現代のリリースをみる