・ベトナムのチュオンハイ(Truong Hai Auto Corporation: Thaco)は6月17日、コンパクトSUVの新型起亜「スポーテージ(Sportage)」の生産開始式典をチューライ工業団地で開催したと発表した。
・現地メディアAutodaily.vnの報道によると、価格は8億9,900万ドン(約515万円)からとなる。
・エンジンは3種類で、8バージョン(2.0G Luxury、2.0G Premium、2.0G Signature、2.0G Signature X-Line、1.6 Turbo Signature X-Line AWD、1.6 Turbo Signature AWD、2.0D Signature X-line、2.0D Signature)が設定される。2.0Lガソリンエンジン(最高出力154hp、最大トルク192Nm)には6速AT、2.0Lディーゼルエンジン(183hp、416Nm)には8速AT、1.6Lターボガソリンエンジン(177hp、265Nm)には7速DCTを組み合わせる。
・新型「スポーテージ」は起亜の最新のグローバルデザイン哲学を導入し、自然の美しさと現代的なパーソナリティを組み合わせた力強いラインにより「Bold for Nature」のコンセプトを体現している。
(From THACO Group press release and homepage and an article of Autodaily.vn on June 17, 2022)
起亜 (Kia)のすべて
・グローバルNCAPは6月23日、現在の試験プロトコルにおけるSafer Cars For Indiaキャンペーンの最終結果を発表した。起亜「カレンス(Carens)」は成人乗員保護で3つ星、子供乗員保護で3つ星を獲得した。前回5つ星を獲得したマヒンドラ「XUV700」は今回、高いレベルの安全性能を達成した場合にのみ与えられるSafer Choiceの評価を得た。
・インド製「カレンス」はフロントエアバッグ2個、サイドエアバッグ2個、サイドカーテンエアバッグ2個を装備し、ESC (横滑り防止装置)も標準装備する最もベーシックな安全仕様で試験された。側面衝突試験の結果もUN95の規制要件を満たした。一方、構造が不安定、ドライバーの胸部保護が基準ぎりぎり、ドライバーの脚部の保護が弱い点が評価中に指摘された。
・マヒンドラは今回「XUV700」で2度目のSafer Choice評価を得た。同社は追加試験用に歩行者保護とESC要件を満たしたモデルを自主的に提供した。
Based on the Global NCAP press release
・韓国の複数のメディアは6月13日、韓国のトラック運転手によるストライキの影響を受けた部品不足により、現代自の蔚山工場の生産が約70%減少したと報じた。
・蔚山工場では、マージンの高いジェネシスのSUVや電気自動車(EV)「アイオニック5 (Ioniq 5)」などを含めて、通常は1日当たり約6,000台を生産している。
・今回のストライキでトラックが確保できなくなったため、韓国の企業は物資輸送の代替策を探しているという。現代自グループの起亜では、生産した車両を倉庫まで輸送する従業員の姿が目撃されている。
・韓国では6月7日から、トラック運転手らの労組である貨物連帯が、燃料費高騰への抗議や最低賃金の保証などを求めてストライキに入り、生産停止、港湾作業の遅れなどを引き起こしている。
(multiple sources on June 13, 2022)