トヨタ、電子部品事業をデンソーへ集約、グループの競争力強化を加速

・トヨタとデンソーは1日、両社の電子部品事業の量産開発と生産をデンソーに集約する方向で検討を開始することに合意した。
・2019年末をめどにトヨタの広瀬工場における電子部品の生産をデンソーへ移管し、2022年以降に電子部品の量産開発機能をデンソーへ集約する方向で協議する。
・トヨタは電子部品の分野で専門性の高いデンソーに事業を集約することで、スピーディかつ競争力のある開発・生産体制を構築する考え。また、グループ内の重複業務を解消することで、リソーセスの最大活用を図りグループ全体の競争力を向上していく。
・トヨタはまた、アフリカ市場における営業業務を豊田通商に全面移管する方向で検討を進める覚書を締結した。2019年1月を目途に、Toyota South Africa Motors (Pty) Ltd.(南アフリカ共和国)の現地事業を除いて移管する方針。
・昨今の自動車業界では「電動化」「自動化」「コネクティッド」などの技術が進化し、異業種も巻き込んだ新たな協調と競争のフェーズに入るとともに、アフリカをはじめとする新興国・地域を中心に、自動車市場の更なる拡大が見込まれている。トヨタはこうした大変革の時代を生き抜くため、グループの連携を一層強化することで限られたリソーセスをより有効に活用し、グループ全体での競争力を向上させる取り組みを加速していく。
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