IIMSインドネシア国際モーターショー2025
中国系、現代、日系、VinFast、充電ネットワーク
2025/03/31
- 要約
- 五菱(Wuling):Air EV、Cloud EV投入で現地EV販売トップ
- BYD:SEALION 7をアピール、2026年1月に現地工場がラインオフ
- 広汽埃安(GAC Aion):Aion Vを披露
- 奇瑞汽車(Chery):TIGGO、JAECOO、OMODA、JETOURの電動車を披露
- 吉利汽車(Geely):「EX5」のCKD生産でインドネシア市場に再参入
- 鴻日汽車(HONRI):小型MPVのBEV「Boma」でインドネシアに初進出
- 北京汽車(BAIC):ICE車の現地生産計画
- 現代:コンパクトSUV「Venue」
- スズキ:小型EVコンセプト「eWX」、ジムニーの試乗会
- ホンダ:サブコンパクト電動SUV「e:N1」
- トヨタ:HEVモデルのラインアップ
- VinFast:小型EVのラインアップ
- PLN:インドネシアの充電ネッワーク
要約
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BYDによる発表会 |
インドネシア国際モーターショー(IIMS 2025)が2025年2月13日から2月23日にかけてクマヨランにあるジャカルタ国際展示場で開催された。
出展ブランドの数は、2024年の23ブランドから31ブランドへ増加した。特に中国メーカーの増加が顕著で、BYDのラグジュアリーブランドのDENZA(騰勢)のほかHonri(鴻日)はインドネシア初披露となった。主催者発表によると、展示面積は前年の13.4万㎡から15.4万㎡に拡大し、入場者数は11日間で57万9千人と対前年比3%増加した。開催期間中の販売台数は22,322台。
インドネシアの国際モーターショーは、2月のIIMS(Indonesia International Motor Show)、8月のGIIAS(GAIKINDO Indonesia International Auto Show)と年2回開催される。GIIASの方が規模は大きいが、その年の各社の方針を占う上ではIIMSの展示内容が注目されている。中国系EVメーカーのインドネシア参入が相次ぎ、昨年2月のIIMS、8月のGIIASでも存在感を見せていたが、今回もその勢いを確認する機会となった。
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