Escape (Ford)

 ニュース
2023年04月18日(火)

・米国エネルギー省(DOE)のサイトと4月17日付のデトロイトニュースなどの報道によると、車載バッテリーの原産地に関する厳しい規則を採用して連邦税額控除の対象となる電気自動車(EV)の改訂版リストが発表された。新しいリストは、fueleconomy.govでも入手可能。
・インフレ抑制法の適用により自動車会社が7,500ドル(満額)の税額控除を受けるためには、バッテリーに含まれる重要鉱物の価値の40%が米国または自由貿易協定(FTA)を結んでいる国で産出されることを示さなければならない。また、バッテリーの構成部品の価値の50%が北米で生産されたものであることを証明する必要がある。これらの条件のうち1つだけを満たした場合、控除額は半分になる。

・7,500ドル(満額)控除の対象となる車種

  • 2022-23年型 クライスラー 「パシフィカ(Pacifica)」プラグインハイブリッド車(PHV)
  • 2022-23年型 フォード「F-150 ライトニング(Lightning)」標準航続距離/長航続距離
  • 2022-23年型 リンカーン「アビエーター(Aviator)」グランドツーリング PHV
  • 2022-23年型 シボレー「ボルト(Bolt) EV/EUV」
  • 2023-24年型 キャデラック「リリック(Lyriq)」
  • 2024年型 シボレー「シルバラード(Silverado) EV」
  • 2024年型 シボレー「ブレイザー(Blazer) EV」
  • 2024年型 シボレー「エキノックス(Equinox) EV」
  • 2022-23年型 テスラ「Model 3」パフォーマンス
  • 2022-23年型 テスラ「Model Y」全輪駆動
  • 2022-23年型 テスラ「Model Y」長航続距離AWD
  • 2022年型 テスラ「Model Y」パフォーマンス

・3,750ドル控除の対象となる車種

  • 2022-23年型 ジープ「ラングラー(Wrangler)」PHV 4xe
  • 2022-23年型 ジープ「グランドチェロキー(Grand Cherokee)」PHV 4xe
  • 2022-23年型 フォード「Eトランジット(E-Transit)」
  • 2022-23年型 フォード「マスタング マッハE (Mustang Mach-E)」標準航続距離/長航続距離
  • 2022-23年型 フォード「エスケープ(Escape)」PHV
  • 2022-23年型 リンカーン「コルセア(Corsair)」グランドツーリング PHV
  • 2022-23年型 テスラ「Model 3」標準航続距離RWD

・対象外となった車種

  • 2023年型 アウディ「Q5」 TFSI e クワトロPHV
  • 2021-23年型 BMW「330e」PHV
  • 2021-23年型 BMW 「X5」 xDrive45e PHV
  • 2023-24年型 ジェネシス「GV70」
  • 2021-23年型 日産「リーフ(Leaf)」複数のバリエーション
  • 2022-23年型 リビアン「R1S」
  • 2022-23年型 リビアン「R1T」
  • 2023 年型 VW「ID.4」複数のバリエーション
  • 2022-23年型 ボルボ「S60」複数のバリエーション

(U.S. Department of Energy site) (Detroit News and multiple sources on April 17, 2023)

2023年03月06日(月)

・フォードは3月3日、電気SUV「マスタング マッハE (Mustang Mach-E)」、フルサイズ電気ピックアップトラック「F-150 ライトニング(Lightning)」、コンパクトオフロードSUV「ブロンコスポーツ(Bronco Sport)」、コンパクトピックアップトラック「マーベリック(Maverick)」などに対する根強い需要に応えるため、これらを生産する北米工場で増産することを発表した。
・また、2023年に新型の「Fシリーズ スーパーデューティ(F-Series Super Duty)」、ミッドサイズピックアップトラック「レンジャー(Ranger)」、「マスタング(Mustang)」、コンパクトクロスオーバーSUVの改良型「エスケープ(Escape)」の発売準備を進めている。

  • 「マスタング マッハE」:2月27日週から、メキシコのクアウティトラン(Cuautitlan)工場で増産を開始した。時間当たりの生産台数がほぼ倍増し、2023年末までに年間生産台数は目標の21万台に達する予定。
  • 「ブロンコスポーツ」と「マーベリック」:メキシコのエルモシージョ(Hermosillo)工場で生産されるこれらモデルを、2023年に8万台以上増産する予定。
  • 「F-150 ライトニング」:ミシガン州ルージュEVセンター(Rouge Electric Vehicle Center)は、3月13日に生産が再開されれば、2023年末までに年間生産台数が前年比3倍の15万台に増える予定。フォードは、ミシガン州の3つの部品工場に20億ドルを投資し、電気自動車(EV)生産をサポートするために3,200人を新規雇用する。
  • 「トランジット(Transit)」と「Eトランジット」: ミズーリ州カンザスシティ(KansasCity)工場は、年間3万8,000台の増産を目指しており、9,500万ドルを投資して1,100人を新規雇用する。
  • 「F-150」と「F-150 PowerBoost」:ミシガン州ディアボーン(Dearborn)トラック工場で「F-150」のガソリン車およびハイブリッド車(HV)を増産する。

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キーワード:工場稼働状況

2023年02月27日(月)

・2月23日付の米国の複数メディア報道によると、フォードはケンタッキー州ルイビル(Louisville)工場の生産休止期間を少なくとも3月6日まで再延長するという。
・現在、同工場はコンパクトSUVの改良型「エスケープ(Escape)」およびリンカーン「コルセア(Corsair)」のソフトウェアの問題が発生しており、解決に向けた作業を行うため生産を一時停止している。
・ルイビル工場のリーダーであるBrandon Reisinger氏によると、ソフトウェア問題は解決したようだという。
・また、Reisinger氏は、「クラスターで発生したプログラミングの問題に対処するため、新たに再フラッシュを行った。これまでのところすべてのテストで問題は確認されていない」と述べた。
・ルイビル工場は今回の再延長により、改良型「エスケープ」およびリンカーン「コルセア」の試作生産の段階で4週間連続して生産を休止することになる。
(multiple sources on February 23, 2023)
キーワード:工場稼働状況