・米国エネルギー省(DOE)のサイトと4月17日付のデトロイトニュースなどの報道によると、車載バッテリーの原産地に関する厳しい規則を採用して連邦税額控除の対象となる電気自動車(EV)の改訂版リストが発表された。新しいリストは、fueleconomy.govでも入手可能。
・インフレ抑制法の適用により自動車会社が7,500ドル(満額)の税額控除を受けるためには、バッテリーに含まれる重要鉱物の価値の40%が米国または自由貿易協定(FTA)を結んでいる国で産出されることを示さなければならない。また、バッテリーの構成部品の価値の50%が北米で生産されたものであることを証明する必要がある。これらの条件のうち1つだけを満たした場合、控除額は半分になる。
・7,500ドル(満額)控除の対象となる車種
- 2022-23年型 クライスラー 「パシフィカ(Pacifica)」プラグインハイブリッド車(PHV)
- 2022-23年型 フォード「F-150 ライトニング(Lightning)」標準航続距離/長航続距離
- 2022-23年型 リンカーン「アビエーター(Aviator)」グランドツーリング PHV
- 2022-23年型 シボレー「ボルト(Bolt) EV/EUV」
- 2023-24年型 キャデラック「リリック(Lyriq)」
- 2024年型 シボレー「シルバラード(Silverado) EV」
- 2024年型 シボレー「ブレイザー(Blazer) EV」
- 2024年型 シボレー「エキノックス(Equinox) EV」
- 2022-23年型 テスラ「Model 3」パフォーマンス
- 2022-23年型 テスラ「Model Y」全輪駆動
- 2022-23年型 テスラ「Model Y」長航続距離AWD
- 2022年型 テスラ「Model Y」パフォーマンス
・3,750ドル控除の対象となる車種
- 2022-23年型 ジープ「ラングラー(Wrangler)」PHV 4xe
- 2022-23年型 ジープ「グランドチェロキー(Grand Cherokee)」PHV 4xe
- 2022-23年型 フォード「Eトランジット(E-Transit)」
- 2022-23年型 フォード「マスタング マッハE (Mustang Mach-E)」標準航続距離/長航続距離
- 2022-23年型 フォード「エスケープ(Escape)」PHV
- 2022-23年型 リンカーン「コルセア(Corsair)」グランドツーリング PHV
- 2022-23年型 テスラ「Model 3」標準航続距離RWD
・対象外となった車種
- 2023年型 アウディ「Q5」 TFSI e クワトロPHV
- 2021-23年型 BMW「330e」PHV
- 2021-23年型 BMW 「X5」 xDrive45e PHV
- 2023-24年型 ジェネシス「GV70」
- 2021-23年型 日産「リーフ(Leaf)」複数のバリエーション
- 2022-23年型 リビアン「R1S」
- 2022-23年型 リビアン「R1T」
- 2023 年型 VW「ID.4」複数のバリエーション
- 2022-23年型 ボルボ「S60」複数のバリエーション
(U.S. Department of Energy site) (Detroit News and multiple sources on April 17, 2023)