Escape (Ford)

 ニュース
2024年07月01日(月)

・6月26日付の複数の米国メディアの報道によると、フォードは将来の電気自動車(EV)開発に必要なエンジニアリングとソフトウェアの人材を獲得・確保するため、2025年初頭にカリフォルニア州ロングビーチ(Long Beach)にEV開発センターを開設すると発表した。

・フォードのEV部門の広報担当者であるEmma Bergg氏は、敷地面積25万平方フィート(約2万3,200 平方メートル)の新センターには2棟の建物があり、最終的には最大450人の従業員が低コストで柔軟性のあるEVプラットフォームの設計に携わると述べた。

・ロングビーチ空港に隣接するDouglas Park内に建設されるEV研究センターは、ミシガン州ディアボーン(Dearborn)にあるフォードの新製品開発センターや加州パロアルト(Palo Alto)にあるグリーンフィールド・ラボと共存する。

・ロングビーチへの移転は、フォード先進EVチームが成長したことを意味する。同チームはしばらくの間、テスラ出身のAlan Clarke氏(現フォード先進EV開発担当エグゼクティブ・ディレクター)の指導の下、ロングビーチ近くのアーバインにある小規模な施設で活動していた。

・EVチームは現在、コンパクトクロスオーバーのような形状の2万5,000ドルのEVの開発に取り組んでおり、小型電気ピックアップトラックがそれに続く可能性もあるという。

・フォードは、小型車用プラットフォームを使用した車両がいつ発売されるのかについて、早ければ2026年後半、もしくは2027年ということで、2、3年かかるということ以外は明らかにしていない。

・一部の報道では、このプラットフォームの車両は当初、現在コンパクトクロスオーバーSUVの「エスケープ(Escape)」やリンカーン「コルセア(Corsair)」を生産するルイビル(Lousville)工場で生産されると予測されている。

(multiple sources on June 26, 2024)

2024年04月18日(木)

・フォードが米国でコンパクトオフロードSUV「ブロンコスポーツ(Bronco Sport)」とコンパクトピックアップトラック 「マーベリック(Maverick)」45万台超をリコールすると発表したと、4月17日付のデトロイトニュースが報じた。バッテリーの検出機能の問題で駆動力が失われ、衝突のリスクが高まる可能性があるという。

・米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が公表した資料によると、「ブロンコスポーツ」と「マーベリック」のボディ及びパワートレイン制御モジュールは、バッテリー残量の変化を検出できない可能性があるという。

・検出できない場合、バッテリー残量が少なくなると、突然エンストしたり、再始動できなくなったりするなどの予期しない駆動力の低下や、ハザードランプなどの他の電気系統の機能が使えなくなることがあるとしている。

・2020年2月から2024年3月までに生産された2021-2024年型モデルの「ブロンコスポーツ」約40万2,978台と、2021年2月から2022年10月までに生産された2022-2023年型モデルの「マーベリック」約5万3,587台の計45万6,565台がリコール対象車となる。

・この問題を是正するため、フォードは5月13日にオーナーに通知書を郵送し、ディーラーが対象車のボディ及びパワートレイン制御モジュールを無償で再調整するという。

・フォードは4月8日の週にも、「ブロンコスポーツ」とコンパクトクロスオーバーSUV「エスケープ(Escape)」の一部約4万3,000台について、ガソリンが燃料噴射装置から高温のエンジン表面に漏れ出し、火災の危険性が高まるとしてリコールを発表している。しかし、このリコール対策には燃料漏れの修理が含まれていなかったため、連邦政府機関による調査が行われている。

(Detroit News article on April 17, 2024) (U.S. NHTSA document on April 12, 2024)

2024年03月21日(木)

・3月19日付の複数の米国メディアの報道によると、フォードは、ミッドサイズクロスオーバーSUVの「エクスプローラー(Explorer)」やリンカーン「アビエーター(Aviator)」に似たサイズの3列シートの電気自動車(EV)の開発計画を延期しているという。

・関係者の話によると、3列シートのEVは、EV生産に向けて改修を進めているカナダ・オンタリオ州オークビル(Oakville)工場で生産され、2025年初頭に発売される予定だった。フォードはその代わりに、早ければ2026年後半に、ケンタッキー州ルイビル(Lousville)工場生産の小型車用プラットフォームベースの手頃な価格のEVを発売する予定だという。

・UAWとフォードは、2023年の労使協約の一環として、2028年に契約が切れる前にルイビル工場に新型EVを追加することで合意しているが、時期については明言していない。

・フォードは新しい小型プラットフォームで3つのモデルを計画していると報じられている。2026年後半に販売価格が2万5,000ドル前後の小型SUVを発売予定で、それにピックアップや配車サービス用車両が続くという。

・3列シートのEVがどの程度遅れるかは不明だが、フォードのJim Farley CEOは以前、米国のEV市場で競争するにはより小型で手頃なEVが必要だと語っていた。同氏によると、ある顧客は「現在フォードが計画しているEVが『エスケープ(Escape)』より大型であれば、機能的でワークユースに適したものが好ましい。それよりも小さいサイズのEVであれば、申し分ない」とフィードバックしているという。

(multiple sources on March 19, 2024)