・デトロイトフリープレスは6月15日、フォードが292万5,968台をリコールすると報じた。意図しないギアにシフトするまたは駐車中に動き出すリスクがあるという。
・リコール対象となるのは、以下の通り
- 2013-19年型のコンパクトクロスオーバーSUVの「エスケープ(Escape)」 (172万6,763台)
- 2013-18年型のMPV「Cマックス(C-Max)」 (14万3,220台)
- 2013-16年型のミッドサイズセダン「フュージョン(Fusion)」 (43万9,483台)
- 2013-21年型のコンパクトバン「トランジット コネクト(Transit Connect)」 (10万7,102台)
- 2015-18年型のミッドサイズクロスオーバーSUVの「エッジ(Edge)」 (50万9,400台)
・米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、「ブッシングの破損または紛失によりギアシフトが上手くいかず、意図しない方向に動く可能性がある。また、ギアがパーキングに入っている場合でも動きだす危険性がある」と明らかにした。
・フォードの文書によると、シフトレバーの位置がパーキングを示していてもトランスミッションがパーキングに入っていない場合があり、その旨がドライバーに対して警告メッセージやチャイム音での通知がされていないという。
・ディーラーでは6月27日から、ボンネット下のシフトブッシングを交換し、シフトケーブルブッシングに保護キャップを被せる作業を行うという。
・フォードは最近、以下のリコールも行っている
- 2021-22年型の新世代電気自動車(EV) 「マスタング マッハE (Mustang Mach-E)」 4万8,924台、運転中に電源喪失のリスクあり
- 2021年型のミッドサイズオフロードSUV「ブロンコ(Bronco)」、「壊滅的な」エンジン不具合あり
- エンジン出火のリスクによる3万9,013台を含むSUV 35万台
(Detroit Free Press article on June 15, 2022) (U.S. NHTSA release on June 10, 2022)