Q8 (Audi)

 ニュース
2024年04月18日(木)

・ベルギー首相は4月13日、政府各機関とアウディ経営陣がブリュッセル(Brussels)工場の将来計画について協議したとSNSで発表した。 

・同工場で2022年12月に始まったアウディ「Q8 eトロン(Q8 e-tron)」モデルの2027年までの生産計画に変更はない。アウディは2006年以来同工場に多額の投資を行っており、同工場は2018年にCO2ニュートラルを達成するなど持続可能性のベンチマークとなっている。ベルギー政府も同工場の持続可能性と生産への取り組みを支援している。 

・両者は同工場の将来に向けて協力することで合意した。数千人の従業員の福利厚生を重視した上で工場の強味を検討する。 

Based on Belgian Prime Minister's social media updates

2024年04月16日(火)

・広州汽車集団は4月12日、広東省広州市で技術イベント「GAC TECH DAY 2024」を開催した。広汽は、地図なしスマート運転システム、および中核技術のブレークスルーを実現した安全性の高い大容量全固体電池を開発した。両技術は2026年に車両に搭載予定。

・広州汽車の全固体電池の容量は30Ahに達し、大容量の固体正極技術と第3世代スポンジシリコン負極シート技術(新型ナノシリコン複合負極)を採用することで、400Wh/kg以上のエネルギー密度を実現し、車両の航続距離は1,000km超となる。また、将来的に大規模生産する場合、従来の液体リチウムイオン電池に比べ、設備投資が15%減少し、工場の面積は40%減少し、総合的な製造コストが35%以上低減することが期待される。

・広州汽車の視覚センサーによる地図無しスマート運転システムは、高精度地図やLiDARを必要とせず、視覚センサーや業界最先端のAIアルゴリズムを組み合わせることで、複雑な交通道路の理解、信号機の識別、複雑で変化の多いシナリオの処理という3つの能力を備える。また、同システムは交通参与者の行為を正確に予測でき、合理的で、安全で、効率的な運転の意思決定を打ち出し、持続的に学習し深化する能力を備える。走行シナリオ以外に駐車シナリオでも、同システムは業界最高難度の立体駐車場での駐車を実現できる。

・今回のイベントではさらに電磁サスペンションシステム、MBoard2.0スマートシャシーおよび空飛ぶ自動車、身体の不自由な方のために開発した広汽伝祺(Trumpchi)の新エネルギー車(NEV)「E9」の福祉車両などの複数の先進技術などを展示した。「E9」の福祉車両には世界初となる分離可能な福祉用電動シートが搭載され、同シートは地面に接地すると機構と分離し、電動車いすとして使用できる。航続距離は26kmで、最大荷重は120kg。

・今回のイベントでは、広州汽車傘下で新エネルギー軽型商用車を手掛ける祺跡汽車が発表され、展示された「MLounge」ファーストクラスモデルはL2からL4のスマート運転に対応し、2024年に量産予定。

広汽集団のWechat公式アカウント1/2/3に基づく

2024年04月02日(火)

・マレーシア科学技術革新省(MOSTI)は3月27日、特にモビリティ分野における水素技術の可能性を調査する中でトヨタ「ミライ(MIRAI)」燃料電池車のデモ走行と試乗会を開催した。 

・この催しは、早ければ2050年にもCO2排出量ゼロ達成を目指すマレーシア政府のコミットメント及び水素経済・技術ロードマップ(HETR)の目標に沿ったものである。 

・MOSTIは関係省庁と協議して水素技術の採用を拡大すると共にマレーシアにおけるエンドユーザーグループを形成することも付け加えた。 

・また、民間セクターと協力して2024年に移動式水素補給ステーション(MHRS)を制作する。 

(From MOSTI social media updates on March 27, 2024)