NVIDIA Corporation
会社概要
業容
-データセンター規模のサービスを提供するフルスタックコンピューティングインフラストラクチャ企業。基礎となるCUDAプログラミングモデルのほか、各分野に特化したソフトウェアライブラリ、ソフトウェア開発キット(SDK)、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)などを含む。主にゲーム(Gaming)、プロフェッショナルビジュアライゼーション(Professional Visualization)、データセンター(Data Center)、オートモーティブ(Automotive)の4つの市場向けにサービスを展開する。
ー自動車分野の事業は、インフォテインメントや車載体験などのアプリケーションに向けた、自動運転や車載コックピットコンピューティングのプラットフォームソリューションが中心。車載用AIアプリケーションの開発も行う。また、デジタルでのテスト、検証、開発向けにスケーラブルなデータを基本とするシミュレーションソリューションも提供している。
ー報告セグメントは以下の通り。
- Graphics:ゲーミング・PC向けGeForce GPU、ゲームストリーミングサービスGeForce NOW、及び関連インフラ、ゲーミングプラットフォーム向けソリューション(エンタープライズ向けQuadro/NVIDIA RTX GPU)、クラウドベースビジュアル/バーチャルコンピューティング向けバーチャルGPUソフトウェア、インフォテインメントシステム向けプラットフォーム、メタバース及び3Dインターネットアプリケーションを開発・運用するOmniverse Enterpriseソフトウェア
- Compute & Networking:InfiniBand向けQuantumおよびEthernet向けSpectrumを含むデータセンターコンピューティングおよびネットワーキングプラットフォーム、NVIDIA Drive自動運転プラットフォーム及び自動車開発契約、ロボティクスその他への組込プラットフォームJetson、NVIDIA AI Enterpriseおよびその他のソフトウェア、DGXクラウドのソフトウェア及びサービス
-同社はファブレス戦略を採用しており、自社製品に使用されている半導体は直接製造していない。ウェハ製造の全工程において、Taiwan Semiconductor Manufacturing CompanyやSamsung Electronicsなどのサプライヤーを利用している。また、組み立て、テスト、梱包も、鴻海精密工業やWistronなど独立した委託業者を活用し、品質保証及び構成を自社で行っている。近年、長期的な製造戦略における冗長性と弾力性を向上させ、顧客の需要により合致させるため、サプライヤーとの関係を拡大した。
競合企業
-Alibaba
-Alphabet
-Amazon
-Ambarella
-AMD
-Baidu
-Broadcom
-Huawei
-Intel
-Microsoft
-Qualcomm
-ルネサスエレクトロニクス
-Samsung
-Tesla
資本構成
-NASDAQ株式市場に上場。
主要製品
自動車製品およびソリューション (Automotive Products and Solutions)
ーXavierシステムオンチップ (SoC)
-自動運転プラットフォーム向けハードウェア
- DRIVE AGX Pegasus capable of 320 TOPS
- 低消費電力DRIVE AGX Xavier capable of 30 TOPS
- DRIVE AGX Orin capable of 200 TOPS
- Drive AGX Thor capable of 1,000 TOPS
- データ収集及び知覚評価プラットフォーム NVIDIA Drive Hyperion
-自動運転プラットフォーム向けソフトウェア
- DRIVE AV Safety Force Field 自動運転車用計算フレームワーク
- DRIVE IX インテリジェント体験ソフトウェア開発キット
- DRIVE AR 拡張現実ソフトウェア開発キット
- DRIVE AutoPilot レベル2+自動運転システム
- DRIVE AP2X レベル2+自動運転ソリューション (DRIVE AV、DRIVE IX、DRIVE AutoPilot)
- NVIDIA DriveWorks ソフトウェア開発キット
- Drive OS アクセラレーションコンピューティング向けオペレーティングシステム
- DRIVE Chauffeur AI サポートドライビングプラットフォーム
-センサーシミュレーターサーバーと車両コンピューターサーバーからなる自動運転車両シミュレーター DRIVE Constellation
-特定の自動運転機能を持つインテリジェントアシスタントサービス DRIVE Conciergeシステム
-DGX データセンターアプリケーション用ディープラーニングAIシステム
-クラウドベースマップ作成、更新、ローカライズ用DRIVE Mappingソリューション
-データセンター向けエンドツーエンドソリューションNVIDIA Drive Infrastructure
-デジタルコックピット開発および自動運転プラットフォームのテストと検証のためのデータセンターベースのシミュレーションソリューションNVIDIA Drive Sim
-NVIDIA Omniverseプラットフォームコアシミュレーション及び環境レンダリング
-シミュレーションソリューションにおける合成データ生成のためのNVIDIA Omniverse Replicator
-デジタルツインおよび車両センサーシミュレーションアプリケーション用NVIDIA OVXスケーラブルデータセンターインフラストラクチャー
-ラストマイルデリバリーアプリケーションで使用可能なロボティクスおよび組み込みエッジAIアプリケーション向けNVIDIA Jetsonプラットフォーム
沿革
1993年 | NVIDIA 創立 |
1994年 | SGS-THOMPSONと最初の戦略的パートナーシップを構築 |
1998年 | TSMCとのパートナー契約 |
1999年 | GPU (Graphics Processing Unit)を発明 |
2008年 | TEGRA MOBILE PROCESSORの発売を開始 |
2015年01月 | 自動車用コンピュータNVIDIA DRIVEを発表 |
2022年02月 | 規制上の問題により、発表していたARM Holdings買収を中止。 |