NVIDIA Corporation

会社概要

■URL

https://www.nvidia.com/ja-jp/

■本社所在地

2788 San Tomas Expressway, Santa Clara, CA 95051, USA

業容

-データセンター規模のサービスを提供するフルスタックコンピューティングインフラストラクチャ企業。基礎となるCUDAプログラミングモデルのほか、各分野に特化したソフトウェアライブラリ、ソフトウェア開発キット、アプリケーションプログラミングインターフェースなどを含む。主に ゲーム(Gaming)、プロフェッショナルビジュアライゼーション(Professional Visualization)、データセンター(Data Center)、オートモーティブ(Automotive) の4つの市場向けにサービスを展開する。

ー自動車分野の事業は、インフォテインメントや車載体験などのアプリケーションに向けた、自動運転や車載コックピットコンピューティングのプラットフォームソリューションが中心。車載用AIアプリケーションの開発も行う。また、デジタルでのテスト、検証、開発向けにスケーラブルなデータを基本とするシミュレーションソリューションも提供している。

-2020年5月、NVIDIAは自動車運転支援機能をサポートする関連技術における半導体分野に参入する予定であると発表した。この参入発表は、ロボタクシーの普及が時間を要することを踏まえた同社の方向性の転換を意味する。同社はこれまで、高度なコンピューターを必要とする自動運転車技術向けの技術を提供してきたが、この戦略転換は現在のADAS機能と将来の自動運転技術の2つのシステムに対応する自動車メーカーの支援を目的としている。同社の新しいシステムはその2つの自動運転に対応可能で、開発を効率化し、運転者支援機能を最適化する。同技術は2019年に発売されたプロセスチップ「Orin」を使用する。このチップは、カメラを含む大規模なシステムの一部として、ContinentalZFBoschなどの製品に組み込まれる見込み。なお、新システムを搭載した車両は2023年初頭に生産を開始する予定だという。(2020年5月13日付複数メディア報道より)

 

ー報告セグメントは以下の通り。

  • Graphics:ゲーミング・PC向けGeForce GPU、ゲームストリーミングサービスGeForce NOW、及び関連インフラ、ゲーミングプラットフォーム向けソリューション(エンタープライズ向けQuadro/NVIDIA RTX GPU)、クラウドベースビジュアル/バーチャルコンピューティング向けバーチャルGPUソフトウェア、インフォテインメントシステム向けプラットフォーム、メタバース及び3Dインターネットアプリケーションを開発・運用するOmniverse Enterpriseソフトウェア
  • Compute & Networking:InfiniBand向けQuantumおよびEthernet向けSpectrumを含むデータセンターコンピューティングおよびネットワーキングプラットフォーム、NVIDIA Drive自動運転プラットフォーム及び自動車開発契約、ロボティクスその他への組込プラットフォームJetson、NVIDIA AI Enterpriseおよびその他のソフトウェア、DGXクラウドのソフトウェア及びサービス

 

-同社はファブレス戦略を採用しており、自社製品に使用されている半導体は直接製造していない。ウェハ製造の全工程において、Taiwan Semiconductor Manufacturing CompanyやSamsung Electronicsなどのサプライヤーを利用している。また、組み立て、テスト、梱包も独立した委託業者を活用し、品質保証及び構成を自社で行っている。

 

競合企業

-Alibaba
-Alphabet
-Amazon
-Ambarella
-AMD
-Baidu
-Broadcom
-Huawei
-Intel
-Microsoft
-Qualcomm
-ルネサスエレクトロニクス
-Samsung
-Tesla
-Xilinx

資本構成

-NASDAQ株式市場に上場

主要製品

自動車製品およびソリューション (Automotive Products and Solutions)

ーXavierシステムオンチップ (SoC)

-自動運転プラットフォーム向けハードウェア

  • DRIVE AGX Pegasus capable of 320 TOPS
  • 低消費電力DRIVE AGX Xavier capable of 30 TOPS
  • DRIVE AGX Orin capable of 200 TOPS
  • データ収集及び知覚評価プラットフォーム NVIDIA Drive Hyperion

-自動運転プラットフォーム向けソフトウェア

  • DRIVE AV Safety Force Field 自動運転車用計算フレームワーク
  • DRIVE IX インテリジェント体験ソフトウェア開発キット 
  • DRIVE AR 拡張現実ソフトウェア開発キット
  • DRIVE AutoPilot レベル2+自動運転システム
  • DRIVE AP2X レベル2+自動運転ソリューション (DRIVE AV、DRIVE IX、DRIVE AutoPilot)
  • NVIDIA DriveWorks ソフトウェア開発キット
  • Drive OS アクセラレーションコンピューティング向けオペレーティングシステム
  • DRIVE Chauffeur AI サポートドライビングプラットフォーム

-センサーシミュレーターサーバーと車両コンピューターサーバーからなる自動運転車両シミュレーター DRIVE Constellation

-特定の自動運転機能を持つインテリジェントアシスタントサービス DRIVE Conciergeシステム

-DGX データセンターアプリケーション用ディープラーニングAIシステム

-クラウドベースマップ作成、更新、ローカライズ用DRIVE Mappingソリューション

-データセンター向けエンドツーエンドソリューションNVIDIA Drive Infrastructure

-デジタルコックピット開発および自動運転プラットフォームのテストと検証のためのデータセンターベースのシミュレーションソリューションNVIDIA Drive Sim

-NVIDIA Omniverseプラットフォームコアシミュレーション及び環境レンダリング

-シミュレーションソリューションにおける合成データ生成のためのNVIDIA Omniverse Replicator

沿革

1993年 NVIDIA 創立
1994年 SGS-THOMPSONと最初の戦略的パートナーシップを構築
1998年 TSMCとのパートナー契約
1999年 GPU (Graphics Processing Unit)を発明
2008年 TEGRA MOBILE PROCESSORの発売を開始
2015年01月 自動車用コンピュータNVIDIA DRIVEを発表
2022年02月 規制上の問題により、発表していたARM Holdings買収を中止。

補足 1