Grammer AG
会社概要
業容
-同社は自動車業界向けの内装、オペレーティングシステムおよび熱可塑性部品を開発・生産している。事業は自動車部品部門 (Automotive Division)、商用車部品部門 (Commercial Vehicles Division) の2部門で構成。
-自動車部門では、内装システム、熱可塑性プラスチック部品、ヘッドレスト、センターコンソール、アームレストを開発・製造し、OEMやティア1サプライヤーに供給している。商用車部門では、トラック、バス、列車などの商用車を含むオフロード車用のシートシステムを提供。
-米州(Americas)、アジア太平洋(APAC)、欧州・中東及びアフリカ (EMEA)の3つの地域で事業を展開している。
資本構成
ー2023年12月31日現在、Ningbo Jifengの関連会社であるJiye Auto Parts GmbHが同社株式の86.2%を保有。
主要製品
自動車部品部門 (Automotive Division)
-ヘッドレスト (Headrests)
-アームレスト (Armrests)
-センターコンソール (Center consoles)
-ISELED
-内装部品 (Interior components)
-eAirvents
-機能部品 (Functional components)
商用車部品部門 (Commercial Vehicles Division)
-トラックおよびバス用運転席・助手席シート (Driver and passenger seats for trucks and buses)
沿革
1880年 | Willbald Grammer設立。 |
1954年 | シート生産開始。 |
1964年 | トラクター、フォークリフト用シート、パイプ生産開始。 |
1967年 | 英国に現地法人設立。 |
1971年 | ドイツにKuemmersbruck工場設立。 |
1972年 | Regi-Flex (ブラジル) に資本参加。 |
1976年 | Grammer Mexico設立。 |
1977年 | Grammer Inc. (米国) 設立。 |
1977年 | Grammer Argentina 設立。 |
1978年 | Amberg工場建設。 |
1982年 | Sable (フランス) 買収。 |
1984年 | Magna International (カナダ) と合弁でIntegram設立。 |
1985年 | Pilot-Grammer (トルコ) 設立。 |
1985年 | 内装部品の生産を開始。 |
1987年 | Roloforms Polymer Ltd.、Harita-Grammer Ltd. (インド) 設立。 |
1988年 | Ford 「Fiesta」への供給を開始。 |
1989年 | 社名をGrammer AGに変更し、株式会社となる。 |
1989年 | ブラジルの資本出資会社Rigi-FlexをGrammer Brasilに改組。 |
1993年 | Sable (フランス) を売却。 |
1996年 | Lazzerini Group (イタリア) を買収し、パッセンジャーシート部門の製品分野を拡大する。 |
1998年1月 | Grammer Automotive Mexico S.A. de C.V. (メキシコ) を設立。 |
1998年2月 | Tigerとの合弁でGrammer Seating (Xiamen) Ltd.を中国に設立。 |
1998年7月 | Probel S.A. (ブラジル) の自動車部品部門を買収。 |
1998年9月 | Magna Paulisch GmbHの列車シート部門を買収。 |
1998年9月 | Eugen O. Butz GmbHの 内装表皮部門 (Upholstery Section) を買収。 |
1998年9月 | Magna Interior Systemsと米国ミシガンに合弁会社GRAMAG Truck Interior Systemsを設立。 (50%出資) |
2000年8月 | Grammer Burostuhle GmbHの残存株式35%を売却。 |
2000年12月 | 経営合理化の為、Grammer Formteile GmbHをGrammer AGに合併。 |
2001年1月 | 社内通貨をドイツマルクからユーロに移行。 |
2001年 | Grammer Italia s.r.l. (Torino) の事業が、11月以来Grammer s.r.l.として営業中のCostruzioni Meccaniche Leggere di R. Lazzerini C. s.r.l. (Monsano) へ移管。 チェコでは、GrammTex s.r.o. (Tachov) の株式が GrammTex Grammer Textil GmbHからGrammer AG (両社ともAmberg拠点) へ譲渡。 |
2002年 | 合理化により、Grammer Passagiersitze GmbHを統合。 チェコでの自動車関連事業を合理化し、GrammTex s.r.o (Tachov) とGrammer s.r.o. (Horazdovice) をGramco s.r.oに統合、Grammer CZ s.r.o.と改称。 Harita Grammer Ltd. (インド) の31%株を売却。 |
2004年2月 | ドイツAmberg-Immenstaten拠点に自動車技術センターを開設。 |
2006年5月 | Tianjin、Changchunで新工場を開設。 |
2008年 | ロシアのトラック部品市場に参入。 |
2009年 | 中国上海にR&Dおよび製造拠点を新設。 |
2011年 | ベルギーの商用車用エレクトロニクス部品の開発・販売会社、EiA Electronics N.Vを買収。 |
2012年12月 | FehrerグループからNectec Automotiveの株式100%を取得。 |
2012年12月 | 中国の江蘇裕華汽車零部件有限公司と合弁会社「Grammer Seating (Jiangsu)」を設立。 |
2013年 | チェコを本拠とするNectec Automotiveの買収。 |
2014年04月 | 中国でヘッドレストを生産する合弁会社Ningbo nectec Jifeng Automotive Parts Co., Ltd.を売却。売却先は合弁相手のNingbo Jifeng Auto Parts Co., Ltd.。 |
2014年12月 | 中国合弁会社のGrammer Seating (Jiangsu) Co., Ltd.を完全子会社化する契約を締結。同契約に基づき、同社は合弁相手のJiangsu Yuhua Automobile Parts Co. Ltd.より株式40%を取得する。 |
2015年01月 | 米国新工場で生産開始。 |
2016年03月 | 陝西汽車集団 (Shaanxi Automobile Group) とトラック用シートの合弁設立で合意。 |
2016年04月 | ドイツAmberg-Sulzbach地区のUrsensollenにグループ新本社と開発センターを建設。 |
2017年02月 | 寧波継峰汽車零部件股份有限公司[Ningbo Jifeng Auto Parts Co. Ltd.] がGrammerの株式9.2%を60百万ユーロで取得。 |
2017年08月 | JAP Capital HoldingがGrammerの株式20%超を取得。 |
2017年10月 | 寧波継峰汽車零部件股份有限公司[Ningbo Jifeng Auto Parts Co. Ltd.]は、同社の筆頭株主であるWing Sing International Co., Ltd.が先日、JAP Capital Holdingを通してGrammerの株式を取得し、保有株式を20.01%から25.51%に引き上げた。 |
2018年10月 | 米国TMD Toledoの買収が完了。 |
2018年12月 | ドイツAmberg-Sulzbach郡Ursensollenで新本社と技術センターの建設を開始したと発表。 |
2018年12月 | エンジニアリングサービスプロバイダーAllyGrow Technologiesとの間で、インドPuneに研究開発を行う合弁会社を設立する契約を締結したと発表。 |
2019年01月 | Allygrow TechnologiesとインドPuneに自動車および商用車向けの製品、ソリューションを開発する合弁会社を設立したと発表。 |
2019年11月 | 一汽集団(FAW Group)傘下の長春一汽富晟集団有限公司[Changchun FAWSN Group Co., Ltd.](一汽富晟)との間で折半出資の合弁会社「GRAMMER FAWSN Vehicle Parts Co., Ltd.」の設立に合意したと発表。 |
2020年 | 寧波と瀋陽に新工場を開設。 |
2021年04月 | 理事会が2021年4月に中国の安徽省合肥市に中国本社を設立することを決定。 |
2021年09月 | 中国瀋陽市に生産拠点を設立。 |
2022年06月 | シート開発のため、ドイツ本社にErgolabを設立。 |
補足 1
>>>2007年12月期の動向
>>>2008年12月期の動向
>>>2009年12月期の動向
>>>2010年12月期の動向
>>>2011年12月期の動向
>>>2012年12月期の動向
>>>2013年12月期の動向
>>>2014年12月期の動向
(注) 本文中のカッコ内の数字は、減少幅や損失を指すマイナスを示しています。