Faurecia S.A. 2017年12月期の動向

業績

(単位:百万ユーロ)
2017年
12月期
2016年
12月期
増減率
(%)
要因
売上高 20,181.7 18,710.5 7.9 1)
営業利益 1,170.3 970.2 20.6 2)
部門別売上高
-シート 7,132.9 6,607.4 8.0 3)
-クリーンモビリティ 7,712.7 7,292.2 5.8 4)
-内装システム 5,336.1 4,810.9 10.9 5)

要因

1) 売上高
-2017年12月期の売上高は、前年比7.9%増の20,181.7百万ユーロ。3つの全ての事業グループそして触媒コンバーターモノリスの事業も含めて売上を伸ばした。

2) 営業利益
-2017年12月期の営業利益は、前年比20.6%増の1,170.3百万ユーロ。欧州・北米での増益は産業効率改善および有機的成長によるもの。アジアでの増加は地域での成長、一方、南米での利益増は、リストラや事業の統合によるもの。

3) シート部門
-2017年12月期の売上高は、前年比8.0%増の7,132.9百万ユーロ。主な要因は欧州でのPSA Peugeot Citroen向けおよび北米でのFord向けへの売上増。Lozorno, Slovakiaの同社の新しい組立工場の強化がVW SUVやクロスオーバーモデルの需給に貢献した。

4) クリーンモビリティ
-2017年12月期の売上高は、前年比5.8%増の7,712.7百万ユーロ。グループの成長は、同社の新しいNitro技術によるCummins向け売上増および触媒コンバーターモノリスの売上増によるもの。

5) 内装システム
-2017年の売上高は、前年比10.9%増の5,336.1百万ユーロ。成長は欧州・アジア・南米での有機的成長および2つの合弁事業の統合によるもの。



再編

-同社は自動車産業のトレンドに対応し、長期的成長を促すため、Emissions Control Technologiesの名称を Clean Mobilityに変更したと発表した。Clean Mobilityは、モビリティ・バリューチェーンをよりクリーンなソリューションに変化させることを目的とする。同社はアジアでClean Air Asiaと協力して事業を展開。最近では乗用車・商用車用の窒素酸化物低減システムの事業展開を促進するため、Amminexを買収した。(2017年1月23日付プレスリリースより)

-2016年7月、Plastic Omniumは、同社の自動車外装部門の買収を完了したと発表した。取引額は665百万ユーロ。(2016年7月29日付プレスリリースより)



買収

-同社は、スマートサーフェス技術のさらなる強化を目的に、米国のスタートアップ企業Alsentisに投資したと発表した。Alsentisは、静電容量センサー技術とヒューマン・マシン・インターフェース (HMI)を専門に、独特で信頼性の高いハプティック技術や、新たな素材・複雑な構造を組み込んだシステムを提供。同社のシステムは既に自動車産業向けに実用化されているという。(2017年12月11日付プレスリリースより)

-同社は、2017年11月6日、江西好帮手電子科技有限公司[Jiangxi Coagent Electronics Co., Ltd.]の株式取得の手続きを完了し、社名を「佛吉亜好帮手電子科技有限公司[Faurecia Coagent Electronics S&T Co., Ltd.]」としたと発表した。新会社は新型車載インフォテインメントシステムソリューションの開発に注力する。また仏Parrot Automotiveと共に商業化、産業化戦略を推し進め、2018年中に700名余りのソフトウェアエンジニア部隊を編成し、技術ソリューションを共同開発する計画である。(2017年11月6日付けプレスリリースより)

-同社は、STELIA Aerospace Compositesから複合水素タンクに関する知的所有権の独占使用権を取得したと発表した。同社はこれによって、燃料電池車用の炭素繊維を使用した高圧水素タンクの設計、製造および商品化が可能となった。今回の提携は、同社が最近設立した水素貯蔵用圧力弁の専門会社Ad-Ventaへの投資を補完するものとなる。(2017年5月15日付プレスリリースより)

-同社は、フィンランドのスタートアップ企業TactoTekとの提携について合意したと発表した。今回の出資により、同社はスマートサーフェス技術の強化を図る。TactoTekはInjection Molded Structural Electronics (IMSE)のソリューションプロバイダーで、プリント回路と電子部品を統合した3D射出成形樹脂製品を開発している。TactoTek を含めて、同社は合計6つのスタートアップ企業に出資をしている。(2017年2月21日付プレスリリースより)



合弁事業

-同社は、五菱汽車傘下の柳州五菱汽車工業[Liuzhou Wuling Automobile Industry Co., Ltd.]と合弁会社「佛吉亜柳州汽車内飾系統有限公司[Faurecia Liuzhou Automotive Interior Co., Ltd.]」を設立したと発表した。新会社は、インストルメントパネル、センターコンソール、ドアパネル、防音製品等の内装部品を上汽通用五菱汽車 (SGMW)およびその他自動車メーカー向けに開発、生産する。広西チワン族自治区柳州市に本拠を置き、2022年までに3工場で年間13億元の売り上げを目指す。同社と柳州五菱汽車工業は、2017年7月にも自動車用シートの合弁会社を設立することで合意している。(2017年11月29日付プレスリリースより)

-同社は、比亜迪(BYD)と合弁会社「深圳佛吉亜汽車部件有限公司[Shenzhen Faurecia Automotive Parts Co., Ltd.]」を設立すると発表した。出資比率は同社70%、BYD30%。合弁会社はBYD傘下のOEMブランドに高級シートソリューションを提供する。今回の戦略的提携はBYDの深圳、西安、長沙のシートプログラムを統合するもの。2020年までに合弁会社の売上高は24億元に達する見込み。同社はBYDとの提携を通じ、新エネルギー車市場に参入したい考え。中国OEMとのビジネス規模から見て、2020年には同社の中国での売上は全体の40%に達すると予測している。(2017年10月31日付けプレスリリースより)

-2017年7月、同社は東風汽車零部件(集団)有限公司と合弁会社を設立し、共同でクリーンモビリティ業務の開拓にあたると発表した。合弁会社はこれまで両社が協力してきた自動車内装部品業務をさらに広げようというもの。東風傘下の乗用車、商用車ブランドに先進的なクリーンモビリティシステムソリューションを提供する。合弁会社は湖北省襄陽市に建設し、2018年の生産開始を目指す。2021年には売上高12億元を実現する計画。(2017年7月5日付けプレスリリースより)



事業提携

-2017年9月、同社シート事業部は、Lectraとの提携契約を更新した。同社シート事業部は先進技術を採用し、現在の生産量を倍増することを目標に掲げている。同社は今回Lectraとの提携を継続し、シート、シートフレーム、構造部品、シートカバーの生産でインダストリー4.0の実施を目指している。LectraのVectorシート生地カッティングソリューションは現在市場で最も性能の高い裁断システムと言われており、その標準化は事業部全体の裁断設備の改善につながるとしている。同社は世界の工場で60以上のVectorシート生地カッティングソリューションを活用している。(2017年9月28日付け各種リリースより)

-独ゼット・エフ(ZF)は、仏の大手部品メーカーの同社と自動運転車向けの技術開発で戦略的パートナーシップを締結したと発表した。自動運転車に搭載する統合安全システムや、将来のコックピット向け先進安全技術の開発などで協力する。ZFは自動車の内装部品に強みを持つ同社と協力し、高いレベルの安全技術を搭載しながら柔軟性と快適性を備えるインテリアの開発を目指す。特にシートでは、多くの安全装置の統合や、リクライニングや回転、自動運転から手動運転モードへの効率的な切り替えが可能な製品を開発する。また、車外とのネットワーク接続など、次世代車のインテリアに求められるさまざまな機能を共同開発する。今回のパートナーシップではノウハウの交流や共同作業が目的で資本提携は行わない。両社は従来通り、顧客の要望に応じて取引先と個別にプロジェクトに取り組む場合もあるとしている。(2017年5月9日付日刊自動車新聞より)



受注

-同社は、Amminexの技術採用の排ガス削減ソリューションを、ソウルの20,000台の商用車に供給すると発表した。ソウル大気汚染管理プロジェクト(Seoul Metropolitan Air Pollution Management Project)の一環として、同社は韓国環境省と契約するILJINおよびCleanEarthとともに、DeNOxソリューションを提供する。Amminexは、2016年に同社が買収したディーゼルエンジンからNOxを除去するためのアンモニア貯蔵・供給システム (ASDS) を開発したデンマークの企業。ASDSはNOxを99%削減するAmminex独自のソリューションで、各車両の排ガス量をリアルタイムでモニターする。このシステムにより、カートリッジの供給を管理するデータを都市に提供する。プロジェクトサポートのため、Faureciaは韓国内にカートリッジ供給ステーションと流通ネットワークを導入する。(2017年6月26日付プレスリリースより)

-同社は、カーオブザイヤー2017を受賞したPeugeot「3008」に部品を供給していると発表した。搭載部品は以下の通り。

  • フロントおよびリアシート、マッサージ機能付きフロントシート(オプション)
  • 防音製品全般、カーペット
  • シートメカニズム、簡易調整ヘッドレスト
  • NOx処理用触媒還元システム

このほかカーオブザイヤー2017の最終選考に残ったAlfa Romeo「Giulia」およびCitroen「C3」にも同社の製品が採用されている。(2017年3月6日付プレスリリースより)



2018年12月期の見通し

-2018年12月期、同社は売上の伸びを少なくとも前年比7%増あるいは世界自動車生産の5%ポイント上を予想している。



研究開発費

(単位:百万ユーロ)
2017年12月期 2016年12月期 2015年12月期
合計 1,152.3 1,021.5 924.3
売上に占める割合 (%) 5.7 5.5 4.9

*1: 国際会計基準IFRS5号 「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」 により修正されている。



研究開発体制

-6,000名の技術者・テクニシャンが、11カ国に30カ所のR&Dセンターに在籍。



研究開発拠点

-2017年11月、同社は上海市閔行区に研究開発センターを開設したと発表した。新センターは広さ45,000平方メートルで、エンジニア350名を含む620名の従業員の雇用を見込んでおり、乗用車および商用車向け最新のクリーンエア技術開発を行う。中国では48カ所の生産拠点と4カ所の研究開発センターで1,000名のエンジニアを含む17,000名の従業員が従事している。(2017年11月29日付プレスリリースより)

-同社は、米カリフォルニア州Silicon Valleyに新しい技術センターを開設したと発表した。自動車メーカーやスタートアップ、大学、モビリティ分野の新たな企業などとの関係強化がその狙い。スタートアップのスカウト活動を活発化するとともに、同社の「Smart Life on Board (自動車スマート)」技術 や「Sustainable Mobility (持続可能なモビリティ)」 技術の開発を加速する。センターには、同社の人工知能 (AI) 開発チームの1つも入る予定。同社は、この地域で5年以上にわたり活動し、スタンフォード大学や世界最大級のインキュベーションプラットフォーム「Plug and Play」などと緊密な関係を築いている。(2017年11月10日付プレスリリースより)

-同社は、韓国のソウルに地域本部と技術センターを新設したと発表した。投資額は28百万ユーロで、クリーンモビリティ、シートおよび内装事業部門を統合し、延床面積8,075平方メートルの建物にテストセンターやエキシビジョンセンターなどを備える。Faurecia Koreaは現代・起亜、Renault-SamsungおよびGM Koreaにクリーンモビリティシステム、シートフレーム、シート機構部品およびセンターコンソールを供給している。3か所の生産拠点の従業員数は約1,000名で、2016年の売上高は330百万ユーロ。(2017年5月23日付プレスリリースより)



研究開発活動

-フランスの原子力・新エネルギー庁 (French Alternative Energies and Atomic Energy Commission:CEA)は、同社と燃料電池スタック技術分野の研究開発で5年間の提携に合意したと発表した。この提携により同社は、20年以上にわたってCEAが行う燃料電池や、バイポーラープレート等の主要部品に関する研究成果やノウハウの恩恵を受けることとなる。同社は流体力学と触媒を組み合わせて、高性能な自動車用燃料電池を開発し、量産および商品化を目指す。今回と同じ燃料電池技術分野で、同社はSTELIA Aerospace Compositesと提携関係を結び、高圧水素タンクと小型バルブの開発においてAd-Ventaに投資を行っている。(2017年9月13日付プレスリリースより)

-同社は、ドイツAugsburgのInnovation Parkに本拠を置く炭素繊維複合材クラスター「MAI Carbon」に参加したと発表した。自動車用複合部品の量産の製造プロセスの開発が目的。ドイツのプレミアム自動車メーカー、Institute of Textile Engineering Augsburg、Fraunhofer研究所、German Aerospace Centre (DLR)、アウクスブルク大学などと協業することにより、同社は自動車用構造・半構造複合部品の量産をリードする企業となるという。同社はすでに、フランスのFORCE コンソーシアムのメンバーで、自動車用低コスト炭素繊維の生産を目指している。(2017年5月15日付プレスリリースより)



技術提携

-同社は、インド理科大学院との研究提携に合意したと発表した。オンラインによる空気品質モニター、ドライバーの行動のデータ解析およびアルゴリズム、工業デザイン用人工知能の分野において共同で新技術の研究・開発を行う。協業によりFaureciaは、「車内のスマートライフ」と「サステナブル・モビリティ」に注力するという。(2017年11月15日付プレスリリースより)

-Mahleは、同社と提携し、将来のモビリティー向けに内装のサーマルマネジメント技術を共同開発すると発表した。同社の内装システムに関する技術と、Mahleの持つ快適さやエネルギー効率といった総合的な温度管理に関する技術との統合を目指す。提携分野として、EVのための空調ソリューション、将来のコックピットのための個別化されたサーマルマネジメントの共同開発などがすでに候補に挙がっているという。(2017年10月10日付プレスリリースより)

-ZFは、2017年5月に提携を発表した同社と共同開発した新しいコンセプトのシートを独フランクフルトで開催中の2017年国際モーターショー (IAA)で発表する。柔軟で、快適性と安全性を追求したというシートは、両社のブースで展示される。また、将来の乗用車向け統合安全システムに関する長期的なロードマップも発表する予定。両社の提携は、運転支援から自動運転のレベル3、レベル4さらにレベル5へと進化する車の機能に対応できる「コックピット2025」の開発を目的としているという。(2017年9月19日付プレスリリースより)



製品開発

CES 2018での展示製品
-同社は、米ラスベガスで開催される世界最大級の家電見本市「CES 2018」において、汎用性の高い、コネクテッドな未来のコックピットで、個別化と安全とを実現するイノベーションを公開すると発表した。また、健康や健康状態の維持、よりスマートでクリーンな都市のためのデジタルサービスも初公開するという。「Smart Life on Board」と「Sustainable Mobility」をテーマに披露される技術やサービスには、ユーザーの安全と個別化を実現する完全に統合された未来のコックピットや、健康データをモニタリングするセンサーを内蔵したコネクテッドシートカバー、パーソナライズされたインフォテインメントなどがある。 (2017年11月16日付プレスリリースより)

戦略的分野での技術開発
-同社は2つの戦略的分野(サステナビリティとスマ―トライフ)に焦点を当てると発表した。以下を含む将来のコクピットに焦点を当てている。

  • ZFとの協業による進歩した汎用性の高いシート構造開発。
  • ナビゲーションやエンターテインメントに最適な光学デスプレイ表面技術。 
  • Parrot Automotiveのエレクトロニクスやソフトウエアでの専門性や同社のスマ―トサーフェイスを統合したインフォテインメントソリューション開発。
  • ディーゼルバスの窒素酸化物を90%まで削減する「ASDS」空気改質ソリューション。
  • EVや複合材料を使用するFCVのパワートレイン技術。(2017年9月6日付プレスリリースより)




特許

-2017年12月期、330の最初の申請含め約577件の特許を申請した。



部門別設備投資額

(単位:百万ユーロ)
2017年12月期 2016年12月期 2015年12月期
シート 219.5 179.1 184.8
クリーンモビリティ (旧排気コントロール) 240.4 215.9 203.4
内装システム 262.3 224.0 188.8
その他 21.6 49.6 46.2
合計 743.8 668.6 623.4



地域別設備投資額

(単位:百万ユーロ)
2017年12月期 2016年12月期 2015年12月期
フランス 114.8 112.2 99.0
ドイツ 37.8 28.9 35.9
その他欧州 206.2 190.5 146.1
北米 177.4 148.2 154.8
南米 18.7 18.4 18.9
アジア 177.1 165.9 159.2
その他 11.8 4.5 9.3
合計 743.8 668.6 623.4



海外投資

<メキシコ>
-同社は、メキシコで15番目となる工場をグアナフアト州San Jose Iturbideに開設したと発表した。48百万ドルを投じて建設した新工場は、インダストリー4.0の製造戦略を用いてエキゾーストシステムを生産する。初期の従業員は200名で、フル稼働時には700名に増員する見込み。(2017年10月18日付 Mexico-Nowより)

-同社は、メキシコPueblaのHuejotzingoに工場を新設すると発表した。同社はメキシコ国内の15カ所の拠点の増強および拡張に200百万ドルを投資しており、中でも今回のHuejotzingo工場新設が最重要となる。新工場は300名の雇用を創出し、2016年に近接する場所に工場を開設したAudiを含む複数の自動車メーカー向けにシートを生産する。その他、同社がメキシコ工場から部品を供給している自動車メーカーは、GM、日産、Ford、Volkswagen、Teslaなど。メキシコ国内でエキゾーストシステム、内装およびシート事業を展開する同社の3拠点の拡張計画は、今後数カ月間で1,800名の新規雇用を創出する見込み。(2017年5月12日付 Mexico-Nowより)

<モロッコ>
-2017年7月、同社はモロッコにシート工場を新設したと発表した。Saleに開設した新工場の投資額は170百万ディルハムで、広さ12,800平方メートル、1,300名の雇用を創出する。将来的にはさらに500名の従業員を追加する予定。生産能力はレザー/ファブリックシートカバーを1日当たり10,000個で、主にPeugeot「3008」および「5008」向けとなる。同社は北アフリカでモロッコのKenitraとSaleのほか、チュニジアのBen Arousにも生産拠点を持つ。(2017年7月13日付プレスリリースより)

<北米>
-同社Clean Mobility (FCM)は、インディアナ州Fort Wayneに4百万ドル以上を投資して137,500平方フィートの工場を新設すると発表した。2018年操業開始予定。Columbus地区におけるFCMの従業員数は3拠点で1,800名超。2017年末には新たにFort Wayne工場で144名を採用する予定。FCMは排出ガスコントロール、防音処理、軽量化および排熱回収の先進ソリューションを供給する。生産する製品には触媒コンバーター、エミッションコントロールシステム、マフラー、マニホールド、エキゾーストシステムなどが含まれる。(2017年3月9日付プレスリリースより)