第31回 Aachen Colloquium:サステイナブルモビリティ
コネクテッド技術、自動運転、パーソナライゼーション、持続可能な駆動技術、脱炭素
2022/11/17
- 要約
- 本レポートで取り上げるプレゼンテーション
- 開会プレナリーセッション(Ford Pro、Torc Europe)
- セッション:サーマルマネジメントシステム用コンポーネント(Gentherm)
- セッション:水素燃焼エンジンII(BorgWarner)
- セッション:eドライブシステム I(日産)
- 閉会プレナリーセッション(Iveco、SVOLT)
- 電気自動車の試乗体験
要約
公式ロゴ(© Aachener Kolloquium Fahrzeug- und Motorentechnik GbR) |
アーヘン・コロキウムの会場となったドイツ・アーヘンのユーログレス(31st Aachen Colloquium Sustainable Mobility、主催:© Aachener Kolloquium Fahrzeug- und Motorentechnik GbR、画像:© MarkLines Europe GmbH) |
2022年10月10日から12日まで、ドイツのアーヘンで、Aachen Kolloquium Fahrzeug- und Motorentechnik GbRが主催する「アーヘン・コロキウム(Aachen Colloquium)」が開催された。
このイベントには、自動車メーカー、サプライヤー、エンジニアリングプロバイダー、研究機関、大学などから幹部や専門家が集まり、持続可能なモビリティの未来志向の開発について、効率性、安全性、環境配慮などの側面から議論を行った。
また、パワートレイン技術、デジタル化、オートメーション、完成車、モビリティコンセプト、ビークルダイナミクスなど、幅広い分野の講演が行われた。
アーヘン工科大学(RWTH Aachen University)学長のRüdiger教授が、1,000人を超える会場参加者と約300人のオンライン参加者を第31回アーヘン コロキウムに迎え入れた。教授は、持続可能性に特別な注意を払いながら、グローバルなメガトレンドに対する全体的な答えを見つけることが重要であると指摘した。
昨年同様、この年次イベントを共催する2つの組織の代表として、アーヘン大学の燃焼エンジン研究所(VKA)所長のStefan Pischinger教授と、同自動車工学研究所(ika)所長のLutz Eckstein教授が参加した。
両教授は開会のあいさつで、現在の欧州におけるエネルギー供給状況の変化について触れ、技術的な可能性をすべて引き出すことでしか、この課題は乗り越えられないと強調した。アーヘン・コロキウムは、新しい技術を見極め、意見交換を行い、未来の持続可能なモビリティのための解決策を共に見つけるための絶好の舞台を提供する。
2日間の会議では、30のセッション、合計104件の技術講演と基調講演がユーログレス(Eurogress)会議センターの5つのホールで並行して行われた。
講演の全内容は、公式プログラムパンフレットで確認できる。
2冊組の予稿集は、過去のコロキウムの予稿集と同様、Aachen Colloquiumのホームページから入手できる。
次回のアーヘン・コロキウムは2023年10月9日から11日まで開催される。論文受付期間は2022年12月1日から2023年2月15日までとなる。
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