タイ国際モーターエキスポ 2021 (2):TIME to ENJOY

日本メーカーのフラッグシップモデル、SUVおよびピックアップトラックのラインアップ

2021/12/14

要約

38th Thailand International Motor Expo 2021 entrance
第38回タイモーターエキスポ2021 会場風景

  第38回タイモーターエキスポ2021は、2021年12月1日から12日まで開催され、9ヵ国32社の自動車メーカーと7ヵ国12社のバイクメーカーが出展した。出展メーカー・ブランドは、アストンマーティン、アウディ、BMW、フォード、Haval、ホンダ、現代、いすゞ、起亜、レクサス、ロータス、マセラティ、マツダ、メルセデス・ベンツ、MG、MINI、三菱、MOKE、日産、ORA、プジョー、Pocco、ポルシェ、ロールスロイス、スバル、スズキ、トヨタ、ボルボ、APホンダ、Bajaj、BMW Motorrad、ドゥカティ、ハーレーダビッドソン、ハスクバーナ、カワサキ、KTM、ロイヤルエンフィールド、スズキモーターサイクル、トライアンフ、ヤマハ。この12日間のイベントで、合計350億タイバーツを上回る売上が見込まれていた。

  今年のモーターエキスポのコンセプト「TIME to ENJOY(楽しむ時間)」はイベントの性質を表しており、エキスポの頭字語である「TIME」(TIME: Thailand International Motor Expo)を反映していた。主催者は、自動車やバイクの愛好家が心待ちにするモーターエキスポを、交流と意見交換のための、楽しさに満ちた活気ある空間にしたいと考えていた。

  今年のイベントで注目されたモデルは、MG Cyberster Concept BEV、三菱トライトンラリアート、パジェロスポーツラリアート、メルセデス・ベンツEQS、 BMW iXおよびiX3、Haval H6 PHEV、Haval Jolion HEV、TANK 500 HEV、Ora Good Cat EV、トヨタカローラクロスGRスポーツ、レクサスNX PHEV、ホンダHR-V e:HEV、マツダCX-3、MINI Electric Pacesetter、MINI Clubman Jermyn Edition、ボルボXC60 Recharge PHEV、ボルボXC40 Recharge EV、など。

  今回のモーターエキスポでは、コロナウイルスの拡散を防ぐため、広範な感染予防措置が取られた。イベントの主催者は全員、ワクチンを2回接種し、無制限に会場へ入場するために、RT-PCR(逆転写PCR)ではなく、ATK(抗原検査キット)テストを現場で受ける必要があった。一方、来場者はワクチンを2回接種しているか、現場でATKテストを受ける必要があった。政府の方針に従った厳格なコロナウイルスの予防措置を実施したことで、汚染のリスクは低減された。来場者全員が常にマスクを着用し、展示車に乗る前に消毒液で手を除菌する必要があった。

  実際のモーターエキスポと並行して、モーターエキスポのオンラインプラットホームが、「motorexpo.co.th」のウェブサイトにより開催されていた。(https://ve.motorexpo.co.th/)


関連レポート:
タイ国際モーターエキスポ 2021 (1):中国メーカー、欧州メーカーの電動車モデル(2021年12月)
ASEAN自動車市場 (2021年第3四半期) (2021年11月)
タイ:EV生産ハブへ加速化、バッテリー生産も拡大(2021年11月)
ASEAN:EV車両・バッテリーの生産体制を構築するタイとインドネシア(2021年6月)
バンコク国際モーターショー2021 (2):ピックアップトラックの競演 (2021年4月)
バンコク国際モーターショー2021 (1):長城汽車が電動車のラインアップを披露 (2021年4月)

 

このレポートは有料会員限定です。 残り 11 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。