ネットゼロ・パワートレインへの挑戦 ~ 技術競争から技術協調へ
CTI Symposium Germany 2025 講演取材より
要約
CTIシンポジウム(CTI Symposium)は、欧州自動車業界において次世代パワートレインおよびカーボンフリー・モビリティに関する技術戦略を議論する、主要な国際専門会議の一つである。本シンポジウムは、ユーロフォーラムドイツ(Euroforum Deutschland GmbH)の一部門であるCTI(Car Training Institute)によって毎年開催されている。2025年は12月2日から3日にかけて、ドイツ・ベルリンのEstrel Congress Centerで開催された。
プログラムは全体会議での基調講演に続き、電動パワートレイン、電動モーター、トランスミッション、商用車パワートレイン、バーチャル開発手法、コスト削減、オペレーティング戦略、エネルギー・熱管理などの最新技術開発をテーマとした専門分野別ディープダイブセッションが並行して行われた。また、本会議に先立ち、プレイベントとして「Mobility Meets Defence(防衛・軍需産業への新規参入や協業の可能性を探るワークショップ)」および「AI Fundamentals & Best Practices in Powertrain Development(AIを活用したパワートレイン開発の効率化と高度化をテーマにしたワークショップ)」も開催された。
Chairmanを務めるミュンヘン工科大学のProf. Dr Malte Jaensch氏は、将来の主要な移動手段がバッテリー電気自動車であるという認識が広く受け入れられつつある点を指摘するとともに、AIについては、有用性を疑う段階はすでに終わり、「いつ・どのように活用するか」が問われるフェーズに入ったと述べた。
同時に、技術開発の本質はAIそのものではなく、人間の創造性や協働にあり、技術者や従業員が主体的に能力を発揮できる開発環境を構築することが競争力につながると強調した。最終的に重要なのは競争の勝敗ではなく、地球環境を守り次世代の未来を確保することであり、そのためには国や地域を超えた協力が不可欠だという認識を示した。
本レポートでは、本会議で行われたプレゼンテーションの一部を紹介する。
- Hybrid Futures – A Key Path to Net Zero
Ingo Scholten(CTO, Horse Powertrain) - Development of EV Powertrain and Battery for the Third Generation LEAF
Shunsuke Shigemoto(Nissan Vice President, e-Powertrain Technology) - Lightweight Twin Electric Drive Unit Platform with Torque Vectoring
Dr Håkan Sandquist, Director Strategy and CEO Office, InfiMotion Technology Europe - Electric Drive Efficiency – A Systematic Engineering Approach from Vehicle to Chip
Dr Qiang Liu, General Manager – Li Auto Germany R&D Center



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