デトロイトモーターショー 2014 (1):米国メーカーの展示取材

業績好調の米国3社は高級車・高性能車・革新的コンセプトを出展

2014/02/06

要 約

Ford F-150
Ford F-150

 2014年北米国際自動車ショー (デトロイトモーターショー 2014) は1月13日から26日まで開催された (一般公開は18~26日)。来場者は計80万3,451人で、来場者が80万人を超えたのは2003年以来11年ぶりのことである。

 2013年に米国販売が大幅増加したため、デトロイトモーターショー2014は明るい雰囲気に包まれていた。同ショー主催団体の会長Bob Schuman氏は「業界全体に昨年から楽観的なムードが漂っているが、今年はそれがさらに広がり、明るさを増している」と語る。

 この前向きな心理状態が展示モデルにも反映され、多数の高性能モデルやスタイリッシュなデザインの車が初公開されると共に、「楽しさ」を追求したコンセプトモデルも数多く出展された。たとえば米国3社は、いずれも高性能車であるChevrolet Corvette Z06、Ford Mustang、SRT Viper GTSを出展。また、高級感を重視したCadillac ATS CoupeとChrysler 200もデトロイトで初公開している。

 さらに、今回のショーにおける発表が最も期待されていたモデルに、2015年型Ford F-150がある。F-150の次世代モデルは、車体の多くにアルミを使用するなど大幅な変更が施されると報道され、多大な関心を集めていた。それを示すように、Fordの展示モデルの周囲には常に人だかりがしていた。

 本取材レポートでは、デトロイトモーターショー2014について3本のレポートに分けて報告する。1本目の今回のレポートは、Ford、GM、Chryslerの米国3社の展示モデルを取り上げる。今後掲載する予定の2本目は欧州メーカー、3本目はアジアメーカーの展示モデルについて報告する予定。

関連レポート:
・デトロイトモーターショー 2014 (2): 欧州メーカー編
・デトロイトモーターショー 2014 (3): 日本/韓国メーカー編



Ford:F-150とMustangを大胆に改良して投入

 今年のFordの展示は「独創性」がテーマだった。F-150とMustangの次世代モデルは、これまでのように従来のモデルをなぞるのではなく、まったく異なるデザインを採用した。また、Fordは新技術を導入したコンセプト車と代替燃料車も出展した。

2015年型Ford F-150フルサイズピックアップトラック

 今回のショーに次期型Ford-150が出展されるということで、人々の興奮はいやがうえにも高まった。米国において32年連続ベストセラー車であるにもかかわらず、新型F-150は全面的に改良された。車体の多くにアルミニウムを使用し、昨年のデトロイトモーターショーに出展されたコンセプト車 Ford Atlasからスタイリングのヒントを得た。

 

Ford F-150
Ford F-150

 

Ford F-150  新型F-150のフレームは高張力スチール製だが、車体には軍事用にも利用されるアルミ合金を使用。強度を高める一方、軽量化を実現した。アルミ合金の採用により、1台当たり最大700ポンド軽量化でき、走行性能や燃費の向上につながっている。
 また、新型F-150には、11種の同クラス初の装備が搭載されている。たとえば、360度ビューカメラ、収納式車両積載用スロープ、LEDヘッドランプとテールランプ、400Wの車内電源ソケット、リモートテールゲート等がある。エンジンは4種類用意され、ニーズに合わせて選択できる。
 新型F-150は2014年後半に、まずミシガン州のDearbornトラック工場で生産される。その後、ミズーリ州ClaycomoのKansas City組立工場でも生産される。新型F-150は、2014年第4四半期に発売される予定。
Ford 5.0L DOHC Ti-VCT V8 Engine
Ford 5.0L DOHC Ti-VCT V8 エンジン
Ford 3.5L Ti-VCT V6 Engine
Ford 3.5L Ti-VCT V6 エンジン
Ford 3.5L EcoBoostR V6 Engine
Ford 3.5L EcoBoost V6 エンジン
Ford 2.7L EcoBoostR V6 Engine
Ford 2.7L EcoBoost V6 エンジン

 

パワートレイン 5.0L V8 3.5L Ti-VCT V6 3.5L EcoBoost 2.7L Ecoboost
排気量 (立方インチ) 302 213 213 164
ボア&ストローク (インチ) 3.63 x 3.65 3.64 x 3.45 3.64 x 3.45 3.27 x 3.27
シリンダーブロック アルミニウム アルミニウム アルミニウム コンパクト黒鉛鋳鉄
シリンダーヘッド アルミニウム アルミニウム アルミニウム アルミニウム
圧縮比 10.5:1 10.8:1 10.0:1 10.0:1

 

2015年型Ford Mustangマッスルカー

 2015年型Ford Mustangは2013年末に発表されていたが、今回の出展でモーターショーデビューを果たした。

Ford Mustang
Ford Mustang

 

Ford Mustang  新型Mustangは、彫刻的なデザインの長いボンネットや短い荷台など従来のモデルの特徴を残す一方、これまでのスタイルから離れた要素も数多く採用している。たとえば、幅広で低い車体と低いルーフ、3本のバーが並んだ立体的なデザインのテールランプとシーケンシャルタイプの方向指示器、Mustang特有のサメが口を開いたようなフロントフェースと台形グリルの新たなデザイン等が挙げられる。
 また、車幅を拡大し、リアサスペンションに左右独立懸架式を採用したことにより、車内スペースを拡大するだけでなく、車両の操作やステアリングを向上させることもできた。
 Mustangには5.0L V8エンジン (最高出力420 hp、最大トルク390 lb-ft) 、3.7L V6 エンジン (300 hp、270 lb-ft)、2.3L 直4 EcoBoostエンジン (305 hp、300 lb-ft) の3種類のエンジンが設定される。いずれのエンジンも6速MTまたは6速ATと組み合わせる。
 新型 Mustangは2014年末に発売される予定で、生産はミシガン州のFlat Rock完成車工場で行われる。

 

Ford Edge クロスオーバーSUVコンセプト

Ford Edge Concept  今回のモーターショーに出展されたFord Edgeコンセプトは、先進技術と流麗なデザイン、高度な職人技を組み合わせている。これらの先進的な運転支援技術は自動運転のベースを成すもので、運転の安全性と効率性を向上させる。Fordは自社の自動運転研究を進めるため、最近、スタンフォード大学とマサチューセッツ工科大学と協力し、自動運転車の「技術的課題」の解決に取り組み始めた、と発表した。この研究活動は、Fordが「乗り物」の未来について短期・中期・長期計画をまとめた「Blueprint for Mobility (モビリティの青写真)」の一部である。
 Ford Edge コンセプトに搭載された新技術の一つに、アクティブ・パーク・アシストが進化したフル・パーキング・アシストがある。これは、車内ならボタンに触れるだけで、車外からはリモートコントロールにより、車を自走させ、自動で駐車スペースに駐車させることができるシステムである。駐車スペースから車を出す場合もすべて自動でできる。もう一つの先進システム、アダプティブステアリングは、ドライバーが低速でカーブを曲がる場合、従来よりはるかに少ない操舵角(ステアリングの回転)で曲がることを可能にする。
 Fordは、米国で3年連続SUV部門の最量販ブランドであることを踏まえ、Ford Edge コンセプトに採用した最新の技術を、次期型Ford Edge(量産モデル)に取り入れる方針である。
Ford Edge Concept
Ford Edge Concept
Ford Edge Concept Interior
Ford Edge Concept 内装

 

Ford C-Max Energi小型MPV PHV

C-Max Energi  今年のデトロイトモーターショーでは、代替燃料車に対する注目度はあまり高くなかったが、存在感のあるモデルがいくつか出展されていた。C-Max Energiは、Fordが出展した代替燃料車3車種のうちの一つである。同モデルのEPA燃費は複合モードでクラス最高の100 MPGe。シティモードでは108 MPGe、ハイウェイモードでは92 MPGeである。航続可能距離は620マイルで、うちEV走行可能距離は21マイル。7.6 kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、120ボルトであれば7時間、240ボルトであれば2.5時間で満充電となる。
 最近、FordはSunPower社とジョージア工科大学と共に、C-Max Energiのソーラーコンセプトを開発した。同コンセプトは、太陽エネルギーにより車の充電が可能である。
 2014年型C-Max Energi SELはミシガン州のWayne 組立工場で生産しており、既に販売中。ベース価格は32,950ドル。
Ford C-Max Energi SEL
Ford C-Max Energi SEL

 

2015年型Lincoln MKC コンパクトプレミアムクロスオーバー

Lincoln MKC  2016年までに投入予定のLincolnブランドの4車種のうち、2車種目の2015年型Lincoln MKCは、同ブランドの再生・拡大計画の要に位置する。パワートレインは、新開発の2.3L EcoBoost直4エンジン (最高出力275 hp、最大トルク 300 lb-ft) か2.0L EcoBoost 直4エンジン (240 hp、270 lb-ft) のいずれかを選択する。駆動方式は前輪駆動が標準だが、3種の走行モードを持つインテリジェントAWDを選択することもできる。
 エクステリアのデザインは、Lincolnの伝統である大きな翼を広げたような形のグリルに高いベルトラインと低いショルダーラインを合わせる。インテリアに目を移すと、ユニークなインスツルメントパネルにLincoln特有のプッシュボタン式ギアシフターが装備され、広い車内スペースを提供する。
 2015年型Lincoln MKCはLouisville組立工場で生産され、2014年夏にショールームに到着する予定。ベース価格は33,995ドル。
Lincoln MKC
Lincoln MKC

 



GM:Corvette Z06, Cadillac ATS Coupe, GMC Canyonなど多様な車種を出展

 デトロイトモーターショー2014におけるGMの展示は、「強化」をテーマとしていた。昨年Corvette StingrayをさらにスポーティにしたCorvette Z06を出展の目玉とし、高級セダンCadillac ATSのクーペバージョンATS Coupe、いくつかの面でクラストップの性能を誇るGMC Canyon、兄弟車であるChevrolet Coloradoなどのモデルを出展することにより、GMは自社のラインアップにおいて強化してきた成果を披露した。

2015年型Chevrolet Corvette Z06スポーツカー

 Chevroletは、北米カーオブザイヤーを受賞した2014年型Chevrolet Corvette Stingrayと共に、2015年型Corvette Z06を展示した。

Chevrolet Corvette Z06
Chevrolet Corvette Z06
Chevrolet Corvette Z06 Cutaway
Chevrolet Corvette Z06 カットモデル
Corvette Z06  2015年型Corvette Z06は、Chevrolet 史上最も高性能なCorvetteとされる。Corvetteとしては初めてスーパーチャージャー付きエンジンを設定。2014年型Corvette Stingrayと同様の先進技術を採用したLT4 6.2L スーパーチャージャー付きV8エンジンは、最高出力625 hp、最大トルク635 lb-ftを発生させる。
 スーパーチャージャー付きエンジンに組み合わせるのは、標準では7速MT、オプションでは新開発の8L90 8速パドルシフト付きAT。8L90 ATはGMが開発し、Corvette Stingrayが使用する6速ATのスペースにちょうど納まるサイズである。アルミニウムとマグネシウムを多用し、摩擦低減のために多くの設計上の工夫を施した結果、6速ATよりも効率性が5%向上する見込み。
 Corvette Z06は、軽量化素材や先進的な運転支援装備など、Corvette Stingrayが採用した多数の技術を、さらに改良して使用している。たとえば Z06は、Stingrayが使用するアルミフレームと同様のアルミフレームを使用するが、 Z06の方には、取り外し可能なカーボンファイバー製ルーフパネルが付属する。また、Z06はフロントとリアにStingrayと同じショート/ロングアームダブルウィッシュボーンサスペンションを使用するが、Z06は性能を高めるために調整したサスペンションを使用している。
 Corvette Z06のアルミフレームは、GMのBowling Green組立工場で生産される。2015年型Chevrolet Corvette Z06は2015年初頭に発売される予定。

 

2015年型Cadillac ATS Coupe

Cadillac ATS Coupe  新モデルである2015年型ATS Coupeは、Cadillacブランド初の小型ラグジュアリークーペで、高級なオプション装備の設定状況や性能が異なる多様なバージョンを提供する。エンジンは、2.0L ターボチャージャー付き4気筒エンジン (最高出力 272 hp、最大トルク 295 lb-ft)か3.6L V6 エンジン (321 hp、275 lb-ft) から選択。いずれのエンジンにも6L45 6速ATが標準だが、2.0Lターボエンジンには6速MTも選択できる。
 ATS Coupeのエクステリアは、標準装備ではプロジェクター式ヘッドランプ、オプションではHIDヘッドランプと垂直のシグネチャーLEDライトが選択できる。全グレードにLEDテールランプとLEDリヤセンターストップランプを搭載。インテリアは、本革、アルミ、カーボンファイバー、ウッドなどの素材を組み合わせ、クラフトマンシップにより造り込んだ内装を採用。そのほかオプション設定される装備には、OnStar 4G LTE対応、Bluetooth対応(ハンズフリー通話、オーディオストリーミング)、カスタマイズ可能な5.7インチ3画面インスツルメントパネルディスプレイ、カスタマイズ可能なフルカラーヘッドアップディスプレイ等がある。
 2015年型ATS Coupeは2014年夏に発売される予定。ミシガン州LansingにあるLansing Grand River組立工場で生産される。
Cadillac ATS Coupe
Cadillac ATS Coupe
Cadillac ATS Coupe Interior
Cadillac ATS Coupe 内装

 

新型ミッドサイズピックアップトラックの兄弟車

GMC Canyon  デトロイトモーターショー2014で2015年型GMC Canyonを公開したことにより、GMCは2014年型Sierra 1500、2015年型 Sierra HDと共に同ブランドの3車種のトラックの更新を完了した。ミッドサイズピックアップのCanyonは、いくつかの面でセグメントをリードする性能を有する。標準装備の2.5L 直4エンジンから発生する最高出力はセグメントで最も高い193 hp、オプションの3.6L V6エンジンは302 hpを発生する。また、最大積載量はクラストップの1,450ポンド、最大牽引重量もクラス最高の6,700ポンドである。
 Canyonには3グレードが設定され、駆動方式は後輪駆動か四輪駆動を選択できる。車両の軽量化と前後の重量バランスの改善のために、アルミ製ボンネットを使用。Canyonが採用するもう一つのユニークな装備、アクティブグリルシャッターは、高速走行時にグリルシャッターを閉じ、車両の空力性能を向上させる。
 2015年型GMC Canyonはミズーリ州にあるGMのWentzville組立工場で生産される。生産は2014年秋に開始する予定。
Chevrolet
Colorado
 2015年型GMC Canyonの兄弟車である2015年型Chevrolet Coloradoは、ロサンゼルスモーターショーで初公開後、今回のデトロイトモーターショーにも出展された。両モデルは多くの特徴を共有しているが、GMC Canyonは高所得者層をターゲットにし、Coloradoは価格志向の顧客に焦点を当てる。Canyonと同様、2015年型Chevrolet Coloradoも2.5L 直4エンジンを標準搭載、3.6L V6エンジンをオプション設定する。
 2015年型Chevrolet Coloradoの生産は2014年中に開始され、2014年後半に発売される予定。
GMC Canyon
GMC Canyon
GMC Canyon Rear View
GMC Canyon 後部
Chevrolet Colorado
Chevrolet Colorado
Chevrolet Colorado Interior Cutaway
Chevrolet Colorado 内装カットモデル

 

2015年型GMC YukonフルサイズSUV

GMC Yukon  2015年型GMC Yukonは、2013年秋にYukonファミリーのメンバーとして発表済みだが、今回もGMC展示スペースの目立つ場所に陳列された。2015年型Yukonは、新開発のEcoTec3 5.3L V8エンジンにHydra-Matic 6L80 6速ATを組み合わせる。その他の特徴としては、2列目と3列目のシートをフラットにたたんで荷物の積載量を増やせるシステム、2列目乗員の足元スペースを2インチ拡大、新しいカーゴマネジメントシステムなどがあげられる。
 2015年型GMC Yukonは、他のYukonファミリーと共にテキサス州ArlingtonにあるGMの組立工場で生産される。販売開始は2014年第1四半期の予定。
GMC Yukon
GMC Yukon

 



Chrysler:200を初公開、300SとSRT Viper GTSを出展

 Chryslerの展示は中央の展示エリア一カ所に集中しており、展示内容は「柔軟性」を示すものだった。出展されたモデルは、新型セダンのChrysler 200やスポーツカーのSRT Viper GTSからRamブランドの様々なトラックまで広範囲にわたった。

2015年型Chrysler 200中型セダン

 新型車である2015年型Chrysler 200の発表は、FiatがChryslerを買収して経営統合した後のChryslerグループの新たな出発点となった。

Chrysler 200  中型セダンである2015年型Chrysler 200は、同セグメントで初めてChryslerグループのコンパクトワイドプラットフォーム (CUS-ワイド) を採用したモデルである。このプラットフォームが優れた走行性能のベースとなる。
 エンジンは、2.4L 直4エンジン (最高出力184 hp、最大トルク174 lb-ft) を標準装備、クラストップの最高出力295 hpと最大トルク262 lb-ftを発生させる3.6L V6エンジンをオプション設定する。Chrysler 200は、9速ATを標準装備した初めての中型セダンでもあり、ハイウェイ燃費は35 mpgに達する見込み。
 新たに「Chryslerの顔」となったChrysler 200の外観は、グリルとヘッドランプが一体化し、デザインを変更したChryslerのエンブレムは翼の形を強調する。シグネチャーライトパイプと標準装備のLEDテールランプが、Chrysler 200に独特の表情を与えている。
 インテリアは、高品質の素材を使い、丁寧に造り込まれた内装が特徴。センターコンソールの下部に設けられた開口部は、運転席側からも助手席側からも利用できる収納スペースとして電子タブレットなどを置くことができ、アームレストの下のUSBポートやメディアハブにも接続できる。このスペースは、従来のシフトレバーに替えて、セグメント初の回転ダイヤル式電子シフトシステムを採用したことによって生まれた。
 新型Chrysler 200が搭載する他の装備には、オプション設定の7インチLEDフルカラーインスツルメントクラスターや、Uconnectと呼ばれる8.4インチタッチスクリーンを中心としたマルチメディアセンター等がある。また、セグメント初の安全装備もいくつか搭載しており、オプション設定のアダプティブクルーズコントロールプラスや全車速での前面衝突警告プラス、標準装備の電子パーキングブレーキ (ドライバーがギアを入れたまま車を離れた場合、停止を維持するセーフホールド機能付き)等がある。
 2015年型Chrysler 200は2014年第2四半期に発売される予定で、輸送費を除いたベース価格は21,700ドル。最近改装されたミシガン州のSterling Heights組立工場で生産される。
Chrysler 200
Chrysler 200
Chrysler 200C Interior
Chrysler 200C 内装

 

2014年型Chrysler 300S セダン

Chrysler 300  デトロイトモーターショー2014に出展されたChrysler 300Sは、高級感と高性能を両立させたモデルである。標準装備の3.6L V6エンジンは、冷気吸気システムとスポーツ向けに調整した排気システムを装備し、最高出力292 hpと最大トルク260 lb-ftを発生させる。オプション設定の5.7L HEMI V8エンジンは、低負荷走行時に4気筒を停止する気筒休止システムを採用し、最高出力363 hp、最大トルク392 lb-ftを発生。8速ATと組み合わせ、300Sのハイウェイ燃費はクラス最高の31 mpgを達成している。
 Chrysler 300Sは存在感を高めるため、外観はモノクロームとし、新色であるグロスブラックのベルトモールディング、ブラッククロムのグリル、リキッドクロムで仕上げたChryslerのエンブレムに黒色の中央のロゴを採用した。インテリアは、運転席と助手席に12段階調節可能な電動スポーツレザーシートを搭載。また、Uconnect用にセグメント最大のタッチスクリーンを採用し、10個のスピーカーと12チャンネルのアンプを備えた同モデル専用の "Beats by Dr. Dre" オーディオシステムを搭載している。
 2014年型Chrysler 300Sは2014年第2四半期に発売される予定。メーカー希望小売価格のベース価格は33,645ドル。カナダのオンタリオ州にあるChryslerのBrampton組立工場で生産される。
Chrysler 300S
Chrysler 300S
Chrysler 300S Interior
Chrysler 300S 内装

 

2014年型SRT Viper GTSスポーツカー

SRT Viper GTS  今回のモーターショーに出展された2014年型SRT Viper GTSは、SRTが何よりも走行性能に重点を置いていることを示している。同モデルは、最高出力640 hp、最大トルク600 lb-ftを発生させるオールアルミの8.4L V10エンジンを搭載。最高時速は206 mph、0-60 mph加速は3秒台前半、0.25マイルの所要時間は11秒半ばという卓越した性能を誇る。V10エンジンには6速MTを組み合わせる。
 2014年型SRT Viper GTSは、シャシー部品の多くを新素材で作り直し、2010年型と比較して重量を約100ポンド軽減した。ドライバーが設定を選択できるサスペンションシステムは、まず、一般道路向けか競技用トラック向けかを設定し、次に5種の走行設定から選択する。Viper GTSの各輪にはBrembo製の4ピストンブレーキが装着され、60 mphで走行中の車両を106フィートで停止させることができる。低い車体、後方に置かれた車室、フェンダー後方のエアアウトレットの採用は、Viper特有のデザインを継承するだけでなく、エンジンコンパートメントからの放熱を容易にし、性能の向上にもつながっている。
 2014年型SRT Viper GTSはミシガン州デトロイトにあるCorner Avenue組立工場で生産される。販売価格は124,985ドルから。SRT Viper GTSは現在販売中である。
SRT Viper GTS Anondized Carbon Package
SRT Viper GTS Anondized Carbon Package
SRT Viper GTS Anondized Carbon Package Interior
SRT Viper GTS Anondized Carbon Package インテリア

2014年型Dodge Dart コンパクトセダン ブラックトップパッケージ

Dodge
Dart
ブラック
トップ
パッケージ

 2014年型Dodge Dart ブラックトップの初公開は、Charger, Challenger, Grand CaravanなどDodgeブランドの他のモデルで既に実施して好評を博しているブラックトップパッケージを、さらに拡大するものである。スポーティな味付けを加えるブラックトップパッケージは、グロスブラックのホイール、グロスブラックの十字型グリルとその周辺のパーツ、暗い色のヘッドランプベゼルを採用し、ボディカラーは専用色から選択する。パッケージにはインテリアも含まれ、黒基調の中にルビーレッドのアクセントが添えられるBlack & Ruby Red高級クロスか、Black & Light Tungstenクロスかを選択する。ブラックトップパッケージが設定されるのはDodge Dart SXTグレードのみ。同グレードは、最高出力184 hp、最大トルク174 lb-ftを発生させる2.4L Tigershark 4気筒エンジンを搭載する。
 2014年型Dodge Dartブラックトップパッケージは、2014年第1四半期に販売店に到着する予定。生産はイリノイ州Belvidere組立工場で行われる。Dart SXTグレードの販売価格は18,495ドルからだが、ブラックトップパッケージの追加料金は295ドル。
Dodge Dart Blacktop Package
Dodge Dartブラックトップパッケージ

                     <自動車産業ポータル、マークラインズ>