分析レポート パワーステアリング (日本市場編)
ADAS化に伴うEPSの技術進化
Ⅰ. はじめに
ステアリング機構は、自動車の基本性能である「走る・曲がる・止まる」のうち、「曲がる」に関わる重要な部品である。なかでもパワーステアリングは、自動変速機やエアコンと並び、運転の負担を軽減し快適性を高める技術として普及してきた。近年はシステムの冗長化や高機能化が進み、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)時代を支える重要部品となっている。本稿では、商用車を除く日系完成車メーカー8社の日本生産モデルを中心に、日本市場のパワーステアリング・システムサプライヤー4社(ジェイテクト、NSKステアリング&コントロール、Astemo、カヤバ)を取り扱う。日本車の一部で採用されているZF Friedrichshafen、Boschについての詳細はパワーステアリング (欧州・米国市場編)を参照願いたい。また本稿では、新規採用がほとんどなくなった電動油圧式及び油圧式パワーステアリングについては、記載を割愛する。



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