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トヨタ:マツダ、SUBARUと電動化に適合するエンジンを開発

2025年から米国でBEVを生産、日米でバッテリー生産体制を強化

要約

カーボンニュートラル実現に向けた様々な技術
カーボンニュートラル実現に向けた様々な技術(出典:Multipathway Workshop(トヨタの中嶋CTOプレゼン))

 トヨタは、「マルチパスウェイ」でカーボンニュートラルを進めている。

 トヨタ、マツダ、SUBARUの3社は2024年5月、電動化に適合する新たなエンジンを開発すると発表した。新たなエンジンでは、モーターやバッテリーなどの電動ユニットとの最適な組み合わせを目指す。加えて、新エンジンはe-fuel(合成燃料)やバイオ燃料、液体水素など多様なカーボンニュートラル燃料(CN燃料)に対応することでカーボンニュートラルを実現していく。

 トヨタは、電動化を前提とした小型・高効率・高出力のエンジンを開発する。マツダは、電動化技術の活用とCN燃料との相性のよさを活かして、ロータリーエンジン(RE)を復活させる計画。SUBARUは「水平対向エンジン+AWD」システムを電動化技術で磨きをかけ、また次世代ハイブリッドシステムにシリーズ・パラレル式を採用する。

 トヨタの販売台数(トヨタ・レクサスの小売台数)では、電動車販売(比率)がHEVを中心に2020年度の2,155千台(23.7%)から、2024年度見通しでは4,827千台(46.4%)へ2倍強増加する見込み。

 トヨタは2025年から米国でBEVを生産する。ノースカロライナ州のバッテリー工場に累計139億ドル(2兆円強)を投資、また2023年10月にはLGエナジーソリューション(LGES)からリチウムイオン電池の供給を受ける契約を締結した。

 トヨタは国内においても車載用電池の量産体制を強化するため、プライムアースEVエナジー(PEVE)を完全子会社化し、PEVEの社名を2024年10月から「トヨタバッテリー株式会社」に変更する。また、福岡県にリチウムイオン電池工場を新設、2028年以降に稼働を開始し、同県の宮田工場で生産するレクサス車に供給する計画と報道されている。


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