スマートエネルギーWeek 2022春:電動化技術 (3) V2X、充電関連技術
V2H、EV用充電器/給電器 ~ [国際] スマートグリッドEXPO、脱炭素経営 EXPO ~
2022/04/20
- 要約
- 軽商用EV、可搬型外部給電器/EV充電器(三菱自動車工業、ニチコン、椿本チエイン、Bell Energy)
- V2Xシステム、EV用急速充電器(椿本チエイン、ニチコン、ダイヘン、ダイヤゼブラ電機、東光高岳)
- 普通充電器、遠隔制御(日東工業、ENECHANGE、エネマン、LS ELECTRIC、Bell Energy)
- ソーラーカーポート(スカイジャパン、ニプロン)
要約
第18回スマートエネルギーWeek 2022春(会期:2022年3月16日~3月18日)が東京ビッグサイトで開催された。全体としてはコロナ禍前に近い形態のブースが増え、会場も東ホールに戻って賑わいをみせていた。主催のRX Japanの発表によると、来場者は同時開催の展示会全体(3日間の合計)で41,751名となっており、2019年(コロナ禍前)の66,576名は下回るものの、昨年の28,345名からは増加した模様である。
本稿では、スマートエネルギーWeek 2022春の電動化技術 (3)として、 第12回[国際]スマートグリッド EXPO 春、第1回 脱炭素経営 EXPO 春に出展していたV2X、急速/普通充電器、外部給電器等の展示内容を紹介する。
V2X(Vehicle to Everything)はEV、PHEVが搭載している大容量バッテリーの電力を外部で活用することを示し、住宅内の電力として用いるV2H(Vehicle to Home)、事業所で用いるV2B(Vehicle to Building)や電力会社が管理する電力網に供給するV2G(Vehicle to Grid)などがある。
クルマの電動化、EVシフトに加えて、FIT(10年間の固定価格買取制度)終了による太陽光発電による電力の売電から自家消費への移行、太陽光パワコン(パワーコンディショナー:太陽電池の直流を交流に変換する装置)の老朽化に伴う買い換え需要などが背景にあり、EVと住宅内電力配電を接続するV2H関連の機器を展示する企業が目立った。
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スマートグリッド EXPOの会場 | 三菱自動車工業のブース |
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