EVバッテリーおよびインバーター技術、急速充電、バッテリーリサイクル

The Battery Show and EV Tech Digital Days 2021の講演より

2021/07/21

要約

Promotion poster
プロモーションポスター (The Battery Show & EV Tech Digital Days、Informa Markets - Engineering主催)

  The Battery Show & EV Tech Digital Days 2021は、イベント運営会社Informa Markets - Engineeringの主催で、2021年5月18日から20日にかけて開催された。

  終息が見えない新型コロナウイルス禍の中、同イベントは2年連続でバーチャル形式での開催となった。昨年は最終日のみ欧州のトレンドに充てられたが、今年は3日間を通して欧州市場にフォーカスした会議、展示会となった。

  今回のイベントでは、バッテリー材料と技術の研究開発状況の最新知見が紹介された。「ゆりかごから墓場まで」方式のサステナビリティ (Cradle-to-grave sustainability)、熱管理、航続距離延長及び急速充電が主なトピックであった。

  加えて、原材料の長期可用性、全固体電池の実現可能性、使用済みバッテリーを再利用もしくはリサイクルすべきかなど、ホットなテーマについて興味深いパネルディスカッションが行われた。

  現状のHEV、PHEV及びBEVの目覚ましい伸びは、主にCO2規制の賜物である。高額なペナルティを避けるために、OEMは電動化への多額の投資を強いられている。さらに将来的にも様々な規制は、EVとバッテリー技術の開発に大きな影響を及ぼすであろう。

  今回のデジタルイベントでは総計で50のセッションが開催され、約200のバーチャルブースの出展があり、参加者は3,000人を超えた。

  Informa Markets – Engineeringでは、今後下記の日程で対面式のカンファレンスと展示会を開催する予定である。

  本イベントのレポートは3回に分けて、いくつかのプレゼンテーションとパネルディスカッションを紹介する。

  1回目のレポートでは、EV市場とバッテリー生産の現在動向をカバーし、将来何が期待されるかについての洞察を提供している。

  2回目の本稿では自動車メーカーと部品サプライヤーのEV技術開発状況の見通しについて報告する。

  3回目は最新のバッテリー技術のトレンドに焦点を当てる。


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