マークラインズ8つの事業
コンテンツ一覧
サービス一覧

GM、Ford、StellantisのバッテリーEV戦略

デトロイト3は2021年に大規模な投資でEV開発を加速

要約

Battery Org Chart
デトロイト3と主要電池メーカーとの合弁事業と将来の電池工場計画

  気候変動に対する社会的認識が高まり、各国政府が公害や排ガスを削減するための規制を実施する中で、自動車メーカー(OEM)各社は環境保護や持続可能性の向上に向けたコミットメントを発表している。これらのコミットメントには、車両の電動化のための多額の投資や、一定の期日までに一部またはすべての車両ラインアップで完全電気自動車(フルEV)を提供することなどが含まれる。OEM各社は近年、政府からの圧力と、市場の変化に伴うEVの潜在的競争力の優位性から、電動化戦略を加速している。米国の自動車メーカー3社(デトロイト3)は過去2年に主要バッテリーメーカーと合弁会社を設立し、国内に複数のバッテリー工場を設立する準備を進めている。

  2021年1月、ゼネラル・モーターズ(GM)は、2035年までにライトビークル(light-duty vehicle)の排出ガスを全廃するという目標を発表した。2020年11月に発表された、同社のそれ以前の目標は、2025年までに米国のラインアップの40%をフルEVとする、というものであった。フォードは2021年2月に、商用バンとピックアップトラックのセグメントを中心に、2025年までに220億米ドルをバッテリー電気自動車(BEV)に投資することを発表した。これは、2022年までに115億米ドルとしていた2020年6月発表時点の投資額と比べて増加している。ステランティスは、2021年7月に開催されたイベント「EV Day」において、最新の電動化戦略を発表し、2025年までの電動化への300億ユーロの投資と、2030年までに米国での販売台数の40%以上を低排出ガス車とする目標を発表した。

  本レポートでは、GM、フォード、ステランティスの米国における電動化戦略について、主にバッテリー電気自動車(BEV)への取り組みを中心に紹介する。また、OEM各社が行った最近の投資に関する情報や、現在および将来のBEVモデルのプレビューを紹介する。

 

関連レポート:
Motor Bella 2021: 自動車メーカー各社が米国でのEVラインナップを拡大 (2021年11月)
米国の燃費規制強化:MY 2026でCO2排出量 171g/マイル、CAFE 52.0mpg (2021年9月)
Stellantis(下):北米で大型SUV、ピックアップ、欧州で小型SUV、LCVを投入 (2021年4月)
GM:2025年までにBEV 30車種を投入、次世代Ultiumバッテリーは60%コスト低減 (2021年3月)
Ford(上)新CEOのもと得意分野への重点投資とVW提携による事業効率化を進める (2020年11月)

 

このレポートは有料会員限定です。

会員登録いただく、期間限定で続きをお読みいただけます。
さらに、以下のようなコンテンツを無料でご利用いただけます。

  • 市場・技術レポート
  • 世界の自動車生産 / 販売台数
  • モデルチェンジ予測
  • 自動車業界の最新ニュース
  • 自動車部品300品目シェア・供給情報
  • ご利用に関するお問い合わせ先

    月~金 9:00~18:00 (祝祭日を除く)
    japan 日本
    〒100-6114 東京都千代田区永田町2-11-1
    tel-icon 03-4241-3907
    カスタマーサポートデスク
    メディア関係者様向け
    USA 米国
    Southfield, Michigan, USA
    +1-248-327-6987
    MEX メキシコ
    León Guanajuato,Mexico
    +52-477-796-0560
    DEU ドイツ
    Frankfurt am Main, Germany
    +49-69–904-3870-0
    CHN 中国 (上海)
    〒200001 上海市黄浦区
    +86-21-6212-6562
    CHN 中国 (深圳)
    〒51800 広東省深圳市南山区
    +86-755-2267-1725
    THA タイ
    Klongtoey, Bangkok, Thailand
    +66-2-665-2840
    IND インド
    Gurgaon, Haryana, India
    +91-124-4048779