北京モーターショー2020:吉利汽車、長城汽車、BYD
Geelyグループの電動コンセプトカー、長城汽車初のEVピックアップ、BYD王朝シリーズのEVとPHVなど
2020/10/08
- 要約
- Geelyグループ:EVプラットフォームを採用したコンセプトカーを披露
- 長城汽車:同軸統合型電動ドライブアクスルのEVピックアップトラックを展示
- BYD:2021年型モデル唐DM、漢EV、宋PLUSを展示
要約
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長城汽車のブース |
本レポートでは、民営自主ブランドの代表格であるGeelyグループ(吉利集団)、長城汽車、BYDの2020年北京モーターショーの展示概況を報告する。主に新エネルギー車(NEV)に焦点を当てるとともに、一部の主要な内燃機関車も取り上げる。
Geelyグループは、吉利汽車、Lynk & Co、Polestar、Geometryなどのブランド車を北京モーターショーで披露した。 この中でも、吉利汽車のコンパクトセダン「Xing Rui(星瑞)」の周囲には多くの人が集まっていた。また、傘下ブランドのLynk & Coのコンセプトモデル「ZERO concept」及びEVプラットフォーム「SEA」を発表したほか、Polestarのコンセプトモデル「Precept」も注目を集めていた。長城汽車では、新プラットフォーム「Lemon(檸檬)」及び「Tank(坦克)」をベースとした新型車を多数披露。また、長城ピックアップトラックのグローバル化戦略を発表した。BYDは、2021年モデルの唐DM、漢EV、宋PLUSのほか、ブレードバッテリー、DM-pプラットフォーム、1.5Lターボ高性能エンジンなどの技術を展示した。
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