ドイツ3社のEV・PHEVコンセプト、SUVや高性能車のワールドプレミアなど

ジュネーブモーターショー2018 (1):Mercedes-Benz、BMW、VWの展示取材

2018/04/20

要約

 第88回ジュネーブモーターショー(会期:2018年3月8~18日)は、世界の高品質な車を揃え、華やかに開催された。展示会場は近郷近在、欧州各地、世界からの自動車関係者や愛好家で盛況を呈していた。プレスデーには1万700人のメディアや業界関係者が集った。今年の出展社数は6会場180以上、来場者数は66万人以上(前年比4.5%減)であった。本国スイス、フランス、イタリア、ドイツなど欧州からの来場者が主体で、19〜64歳のアクティブライフ層が80%を占め、15〜29歳の若者が30%を占めたことは特筆に値する。若者への人気はSNSを通じた主催者のデジタルコミュニケーション戦略によるもので、主催者側は車が生活の一部であることを再認識できたとしている。



(左画像:主催者資料)
(右画像)欧州各地は昨年以来、大雪や豪雨洪水など天候不順が続き、ジュネーブの3月中旬も連日みぞれ混じりの冷たい小雨がレマン湖の噴水を煙らせていた。



ショー会場概要

(左画像:主催者資料)

欧州の自動車市場概要

 2017年の欧州乗用車市場は前年比3.1%増の1,557万台を販売、2007年以来最高となった。英国市場での停滞が見られたが、東欧(前年比12.7%増)や南欧(6.2%増)での好調な販売が全体の成長に寄与した。一方、ディーゼル車販売は前年比7.9%減の676万台に落ち込み、シェアはこの10年で最小の43.7%となった。ガソリン車販売は78万台増加。英国、フランスは2040年からディーゼル/ガソリン車の販売を禁止する方針を出し、VWの排ガス不正問題が尾を引いてディーゼル車販売比率の低下傾向が見られる他、Brexitなど市場にネガティブな影響を与える現象もあり、欧州自動車市場の成長はやや減速傾向にある。

 代替燃料車として電動車の販売伸び率は高く、前年比46.1%増となったものの、販売台数は約74万台で市場占有率は5%以下に留まっている。今回のショーでは電気自動車(EV)もあったが、プラグインハイブリッド車(PHEV)の出展が多かった。



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