OEM各社の電動化戦略:HV強化とEV・PHV・FCVへの多様化

トヨタ、ホンダ、現代・起亜、GM、Fordの動向

2018/04/13

要約

 世界各国で環境規制の強化が進む中、HV市場で先行してきた主要自動車メーカーは、EV・PHV・FCVのラインアップも拡充する電動車販売目標を掲げている。

 本稿では、トヨタ、ホンダ、現代・起亜、GM、Fordについて、グループごとに電動車拡充方針・投入計画の概要、主な電動車ラインアップを取りまとめ、電動化に関するロードマップを編集した。また、MarkLinesモデル別販売台数データをもとに、主な電動モデルの販売台数実績(2015~2017年)を集計した。

 トヨタ、ホンダは2030年までの電動車販売目標を発表。HV強化とともに、PHV・FCV・EVの導入を進め、電動モデルの多様化を図る方針。現代・起亜は2025年までの電動車投入目標を掲げており、電動車専用モデルの現代Ioniq、起亜NiroのHV・PHV・EVラインアップを拡充する。GM、Fordは2020年までの電動車投入目標を掲げ、北米・中国市場を中心に、EV導入や主力モデルの電動化を進める。

 またレポート巻末には、中国市場における外資OEMの電動モデル投入状況をまとめた一覧表と、主な電動モデルの販売台数実績(2015~2017年)の集計表を掲載した。外資OEM各社は新エネルギー車(NEV)事業の強化を表明しており、EV・PHVモデルの市場投入を今後さらに加速する方針。

 

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