南ア政府、トヨタによる約156億円の投資の前進に期待

・南アフリカ政府は7月29日、クワズール・ナタール(KwaZulu-Natal)州政府のDube-Ncube氏が、トヨタの南アフリカ子会社Toyota South Africa Motors (TSAM)がダーバン・プロスペクトン(Prospecton)工場への25億南アフリカランド(約156億円)の投資が進むことを歓迎していると発表した。この投資は、トヨタが「ハイブリッド・シナジー・ドライブ」をコンセプトにモーターパワーとガソリンエンジンパワーの相乗効果を活かすハイブリッドシステム搭載車の生産ライン建設に投じられる。
・Dube-Ncube氏は新型コロナウイルスの感染拡大による課題に直面するなか、TSAMが現状を好転させるため同州政府との取組みにリーダーシップを発揮していることに対して感謝の意を表した。
・同氏によれば、州政府は2021年までに自動車サプライヤーが入る経済特区の稼働を開始できるように迅速に取り組んでおり、同州は22億南アフリカランドの投資が1,339人の雇用を創出するとみている。トヨタは2020年2月、経済特区への進出に合意した。
・TSAMのCEOであるAndrew Kirby氏はプロジェクトの始動は認められたものの、新型コロナによる移動制限によってハイブリッドシステム搭載車の生産に遅れが生じる可能性があると語った。
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