[スマートエネルギーWeek 2020] 協豊製作所、FCバス「Sora」搭載の電池パックを展示

協豊製作所は「スマートエネルギーWeek 2020」の「二次電池展」に初出展し、トヨタの燃料電池 (FC)バス「Sora」に搭載されている電池パックのカットモデルや配電ユニット、中型プラグインハイブリッド (PHV)バスに搭載されている電池パックのミニチュアを出展した。
・展示されているFCバス用電池パックは乗用車用ニッケル水素電池2パックを1つにパッケージ化したもので、上下にある電池パックに均等な冷却風を送れる構造になっている。また、特殊形状の防水シールゴムによる防水構造や軽量高剛性な構造も特長である。
・中型PHVバスの電池パックは8つの電池モジュールで構成されており、水冷式の冷却器も実装した一体設計となっている。また、小型で高剛性な設計が特徴で、丸棒バスバーを使用することで配線設計も省スペースを実現している。
・協豊製作所は各メーカーのニーズに合った電池パックの設計および試作から量産までの一貫開発を強みとしており、中でも中・大型商用車や建機、電車、船舶などの大型製品向け電池パックの開発に注力していく方針である。協豊製作所のブースではジェイテクトのキャパシターを採用した30直モジュールやジェイテクトとJR東日本が共同開発した電車向け蓄電システムの電池パックも展示されている。