タイ、9月の自動車販売は21.9%増、生産は9.9%増

・マークラインズが集計したデータによると、2017年9月のタイにおける国内新車販売台数は前年同月比21.9%増の7万7,592台だった。1-9月の累計販売は前年同期比11.5%増の62万709台となった。
・ブランド別では、トヨタ(Lexusを除く)が6.7%減の2万621台、シェア26.6%で首位。続いて、いすゞが61.0%増の1万6,784台、ホンダが20.5%増の1万630台、三菱は25.4%増の5,567台、日産は93.9%増の5,183台となった。
・9月の販売台数を車型別に見ると、乗用車は14.9%増の2万9,474台、商用車は26.6%増の4万8,118台だった。商用車のうち1トンピックアップトラックは23.8%増の3万7,967台。 タイ工業連盟(FTI)は、農産物価格の上昇、観光業の成長、輸出の増加、民間投資の増加、地方政府の税制支出増加などが好調な販売の背景にあり、また各社の販売促進や11月30日からモーターエキスポも開催されることから第4四半期の自動車市場は24万5,000台、2017年通年のタイ自動車市場は従来予想の83万台を上回り85-86万台になると予想している。
・FTIが発表した9月の生産台数は前年同月比9.9%増の19万272台だった。1-9月の累計生産台数は前年同期比0.1%増の147万7,744台となった。FTIは2017年の生産について、FTIの従来予想193万台を上回り197万8,000台に達し、2018年には200万台に達すると予想している。
・完成車輸出台数は前年同月比7.2%増の12万654台と過去2年間で最高となった。数年間低迷していた中東市場向け輸出が増加に転じた。1-9月の累計輸出台数は前年同期比5.6%減の84万9,982台となった。