[モータ技術展] 信越化学工業、トヨタ「プリウス」と日産「ノート e-POWER」で採用されたモーター磁石を展示

信越化学工業は「テクノフロンティア 2017」の「モータ技術展」で、トヨタ 「プリウス」の発電機、日産「ノートe-POWER」の駆動モーターと発電機に採用されている「信越レア・アースマグネット」を出展した。ブースでは「プリウス」のパワートレインカットモデル、「ノートe-POWER」の駆動モーターと発電機も展示されている。
・両モデルに採用されたモーター磁石は粒界拡散合金法を用いている。粒界拡散合金法は耐熱性を向上させる重希土類元素 (HRE)を粒界近傍に効果的に配置する技術で、従来の二合金法に比べ少量のHREで耐熱性および残留磁束密度を向上させている。モーター磁石に粒界拡散合金法を用いることで、残留磁束密度をほとんど低下せず、保磁力を向上させている。