メキシコ新車販売、1月は3.0％増の12.3万台

・メキシコ自動車工業会(AMIA)が発表した2017年1月の新車販売台数(輸入車を含む)は、前年同月比3.0%増の12万3,260台となった。内訳は乗用車が6.3%増の8万1,700台、ライトトラックが3.0%減の4万1,560台。1月の月間販売記録を更新した。
・メーカー/ブランド別では、首位は日産で前年同月比5.7%減の2万8,829台でシェア23.4%、2位はVWグループで1.3%増の1万9,512台でシェア15.8%、3位はGMで2.9%減の1万8,410台でシェア14.9%、4位はFCAで14.8%増の9,612台、5位はホンダで1.8%減の8,547台となった。
・セグメント別に見ると、サブコンパクトカーは7.8%増の4万4,219台で、GMの「シボレー・アベオ（Chevrolet Aveo）」が6,181台、VW「ヴェント（Vento）」が5,084台、日産「マーチ（March）」が4,295台。コンパクトカーは5.7%増の3万704台で、日産「ヴァーサ（Versa）」が6,557台、VW「ジェッタ （Jetta）」が4,262台、日産「セントラ(Sentra）」が3,544台の順となっている。SUVは11.6%減の2万3,378台で、ホンダ「HR-V」が2,176台、日産「X-Trail」が1,982台。ピックアップは13.0%増の1万7,147台で、日産「NP300」が6,284台でトップとなっている。
・メキシコの2017年GDP成長率は、IMFの予測によると1.7%（2016年は2.2%）、メキシコ銀行が調査した予測では1.49%であり、いずれも経済は減速するとみている。
・AMIAによると、中古車の輸入が2016年1-12月で前年比17.7%減の14.8万台になった。中古車輸入はメキシコの環境や走行安全に悪影響を与えるため、自動車業界と連邦政府が協力して中古車の輸入規制などの対策を実施してきた成果が出ている。
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メキシコの自動車販売台数　（単位： 台）

出所：AMIA　
注：輸入車を含む