Polo (VW)

 ニュース
2024年07月16日(火)

・ステランティスは7月9日、ブラジルのべチン(Betim)工場で進めている拡張工事により、8種類のパワートレインを生産すると発表した。

・ステランティスは生産するパワートレインの種類について詳細を明らかにしなかったが、同工場で開発された技術を搭載する最初のモデルが2024年末に発売される予定であるとした。

・今回のライン拡張は、先に発表された140億レアル(約4,070億円)の投資によるもので、これには40の新製品の発売、新しいバイオハイブリッド技術の開発、自動車サプライ・チェーンの脱炭素化のための技術、戦略的新事業などが含まれ、南米向け投資320億レアルの一部である。

(Stellantis press release on July 9, 2024)

2024年07月05日(金)

・ブラジル全国自動車製造業者協会(ANFAVEA)が発表した6月の新車登録台数(トラック・バスを含む)は、前年同月比13.1%増の21万4,304台となった。

・新車販売台数のうち、国内生産車は前年同月比8.9%増の17万5,992台、輸入車は37.2%増の3万8,312台。

・車型別では、乗用車が15.3%増の16万3,827台、小型商用車(LCV)が2.4%増の3万8,757台、トラックが26.6%増の9,982台、バスが2.0%減の1,738台となっている。

・乗用車の販売台数をブランド別に見ると、FCAが3万3,456台(シェア20.4%)、VWが2万5,956台(同15.8%)、GMが2万4,055台(同14.7%)、現代が1万9,377台(同11.8%)、トヨタが1万3,598台(8.3%)など。LCVでは、FCAが1万7,535台(シェア45.2%)、GMが4,616台(同11.9%)、トヨタが3,896台(同10.1%)、VWが3,887台(同10.0%)、フォードが3,690台(同9.5%)など。

・6月のモデル別乗用車販売台数は、1位が現代のサブコンパクトカー「HB20」で9,760台、2位がVWのハッチバック「ポロ(Polo)」で9,683台、3位がシボレーのコンパクトハッチバック「オニキス(Onix)」で8,852台だった。LCVでは、1位がフィアット「ストラーダ(Strada)」で7,551台、2位がフィアット「トロ(Toro)」で4,780台、3位がトヨタ「ハイラックス(Hilux)」で3,895台など。

・また、ANFAVEAが発表した乗用車とLCVの燃料別販売台数は、フレックス燃料車が前年同月比5.8%増の16万682台(シェア79.3%)、ディーゼル車が12.6%増の1万9,181台(同9.5%)、ガソリン車が76.9%増の8,334台(同4.1%)、ハイブリッド車(HV)が36.1%増の4,396台(同2.2%)、プラグインハイブリッド車(PHV)が102.3%増の4,809台(同2.4%)、電気自動車(EV)が738.5%増の5,182台(同2.6%)となっている。

・1-6月の累計では前年同期比14.6%増の114万3,973台となった。

・Scotiabankは6月11日、ブラジルの2024年通年販売を227万台、2025年通年販売を238万台と見込み、5月の前回予測を据え置いた。

(ANFAVEA release on July 4, 2024) (Fenabrave press release on July 3, 2024) (Scotiabank release on June 12, 2024)

2024年07月05日(金)

・VWは7月2日、スペイン・ナバラ(Navarra)工場で新型電気自動車(EV)の導入に向け、サブコンパクトハッチバック「ポロ(Polo)」の生産を終了したと発表した。

・ナバラ工場には、2026年にシュコダブランドとVWブランドのEVをそれぞれ1モデル導入する計画で、サブコンパクトクロスオーバーの「Tクロス(T-Cross)」および「タイゴ(Taigo)」と並行して生産していく。

・VWは「ポロ」の生産を南アフリカのカリエガ(Kariega)工場に移管し、欧州市場での販売を継続する。

・ナバラ工場で最後にラインオフした「ポロ」は1.0L TSIエンジン(最高出力95hp)を搭載したスペイン市場向けのLifeバージョンだった。同工場では1984年のモデル導入以来、累計で842万2,161台の「ポロ」を生産した。

Based on Volkswagen Navarra press release