Lavida (VW)

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2021年03月22日(月)

※英LMC Automotive社のアナリストによるショートレポート (3月16日付) をマークラインズが翻訳したものです。

・新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界の自動車市場が低迷するなか、中国の新エネルギー車(NEV)市場は対照的に、2020年を13%の成長率で締めくくった。政府の政策支援が主な原動力となっているが、NEV市場が急速に変化していることもまた、大きく起因している。

・最も重要な変化のひとつが、EV専用プラットフォームの登場である。従来、NEV領域におけるモデルの大半は既存プラットフォームをベースに、シャシーと外観を改良し設計されていた。既成モデルと差別化できないことから消費者への訴求力は低く、販売が伸びない結果となった。コンパクトセダンの上汽VW「ラヴィダ(Lavida、朗逸)」やコンパクトSUVの「テリトリー(Territory)」の電気自動車(EV)バージョンがその好例である。しかし、NEV市場の重要性が認識され始めたことで、VWはMEBプラットフォーム、BYDはeプラットフォーム、広汽(GAC)はGEPプラットフォームなど、メーカー各社がEV専用プラットフォームの開発に注力した。このような独自のアーキテクチャーの登場はNEV市場の競争力向上につながったほか、長期的には車両の生産コスト低減に寄与するだろう。

・もう一つの重要な要因として、品質の向上が挙げられる。政府補助金を活用するため、中国の国内ブランドが投入したNEVモデルの大半がリース企業向けで、低価格のエコノミーセグメント車だった。過去にエコノミーセグメント車はNEV市場の56%を占めていたが、保険会社による最新のデータによれば、足元では43.5%まで減少している。この傾向はコンパクトセダンのテスラ「Model 3」が先導するプレミアムおよび準プレミアムNEVセグメント車の2020年販売の56.2%と対照的である。ICV (intelligent connected vehicle)の領域でも、ドライバーモニタリングシステムの高度化が年々進むなど、技術が飛躍的に進歩している。特に新興メーカーの蔚来(NIO)、小鵬(Xpeng)、威馬(WM Motor、ブランド名:Weltmeister)においては顕著で、3社合計の2020年のEV市場シェアは10%に達した。

・より明確で現実的になった政府政策もNEVの普及を後押ししている。例えば、上海市人民政府が公布した「上海市新エネルギー車産業発展加速実施計画(2021-2025年)」をみると、NEV産業が車両購入に対する補助金だけに終始するのではなく、インフラ整備、駐車料金、運転規制などを重視していると説明できるかもしれない。

・最後に、NEVクレジットの価値の急上昇も市場拡大に影響を与えている。2019年に500-800元(約8,000-13,000円)程度だったNEVクレジットの価値は現在、3,000元(約5万円)まで高騰している。

・このように様々な変化が確立されるにつれてNEV市場はさらに拡大するとみられる。LMC Automotiveは、2021年の中国NEV販売台数が前年比約55%増の約200万台になると予測している。

原文はこちら

2019年08月26日(月)

・上汽VWは8月23日、初の電気自動車(EV)となる新型「e-ラヴィダ(Lavida、朗逸)」を発売したと発表した。コンパクトセダン「ラヴィダ」のEVバージョンで、価格は14.89万元。
・高出力永久磁石同期モーター (最高出力:100kW、最大トルク:290Nm)を搭載。0 - 50km/h (62mph)加速は3.4秒。総合航続距離は278km。電力不足時には15分間の急速充電で80kmの走行が可能になり、25分間で30%から80%までの充電が可能。また4段階の調整可能なエネルギー回生システムを搭載することで航続距離を延長し、100kmあたりの電費は13.2kWhとなっている。
・装備面では、全方位6エアバッグ、自動緊急ブレーキ(AEB)、インテリジェント衝突回避システムなどを搭載している。
 
上汽VWのリリースに基づく

2019年06月21日(金)

大衆汽車自動変速器(天津)有限公司[Volkswagen Automatic Transmission (Tianjin) Co., Ltd.]は、6月20日、初の駆動用モーターAPP 290(主に上汽VW朗逸(Lavida)EV、一汽VW宝来(Bora)EV、 高爾夫(Golf)EV、奥迪(Audi)Q2L e-tron 向け)と初のPHEV向けDQ400eハイブリッドトランスミッション(主に邁騰(Magotan)/探岳 (Tayron)GTE、途観L(Tiguan L)/帕薩特(Passat)プラグインハイブリッド向け)の量産を開始したと発表した。年産能力はそれぞれ12万台と9万台。また、この工場では来年APP 310駆動用モーター(MEBプラットフォームEV向け)の量産も開始する予定。量産開始後は従来のガソリン車用モーター、駆動用モーターの生産量は合わせて198万台に達する。VWトランスミッション天津工場は2014年設立。VWが59.93%、Audiが40.07%の株式を保有する。主な製品はDQ380/1、DQ500、DL382、DQ400eなどのデュアルクラッチトランスミッションで、上汽VW、一汽VWの中・高級車に供給している。(2019年6月21日付け複数メディア報道より)