Lavida (VW)

 ニュース
2022年01月17日(月)

・中国の複数メディアは1月13日、天津市での新型コロナウイルス感染の急増を受け、トヨタとVWが10日に天津にある工場の稼働を停止したと報じた。
・VWは一汽集団との合弁会社である一汽VW天津工場および大衆汽車自動変速器(天津)工場の稼働を停止した。
・一汽VW天津工場では主にSUVの「タイロン(Tayron、探岳)」やアウディ「Q3」を生産している。大衆汽車自動変速器(天津)工場では主に上汽VWの「ラヴィダEV (Lavida EV、朗逸EV)」、一汽VWのアウディ「Q2L eトロン(e-tron)」、「ID.4」の電気駆動システムや「マゴタンGTE (Magotan GTE、邁騰GTE)」、「タイロンGTE (Tayron GTE、探岳GTE)」に搭載するトランスミッションなどをを生産している。
・トヨタも「アリオン(Allion、亜洲獅)」や「カローラクロス(Corolla Cross、卡羅拉鋭放)」などを生産する天津工場の稼働を停止した。
・VWとトヨタはすでに全従業員を対象にPCR検査を2回実施し、結果を待っているところだという。2社はできる限り早く生産を再開したいとしている。
中国の複数メディアの報道に基づく
キーワード:工場稼働状況

2021年08月17日(火)

・中国複数メディアの8月6日付け報道によると、上汽VWは設備更新により湖南省長沙工場をMEB新エネルギー車(NEV)工場にアップグレードする。
・現在、上汽VW長沙工場は主に「トゥーランL (Touran L、途安L)」、「ラヴィダ(Lavida、朗逸)」及び「コディアック(Kodiaq、柯迪亜克)」シリーズを生産しており、その年産規模は30万台である。長沙工場は年産能力15万個のEV用動力電池工場の建設に着手する。動力電池の種類は三元系リチウム電池で、規格は55kWh、62kWh、82kWhの3種類。
このほか、長沙工場は新型EVの生産にも乗り出す。2023年6月テスト生産、2024年4月に本格生産開始予定。年産能力は10万台を計画。
複数メディアの報道及び長沙市経済技術開発区のリリースに基づく

2021年03月22日(月)

※英LMC Automotive社のアナリストによるショートレポート (3月16日付) をマークラインズが翻訳したものです。

・新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界の自動車市場が低迷するなか、中国の新エネルギー車(NEV)市場は対照的に、2020年を13%の成長率で締めくくった。政府の政策支援が主な原動力となっているが、NEV市場が急速に変化していることもまた、大きく起因している。

・最も重要な変化のひとつが、EV専用プラットフォームの登場である。従来、NEV領域におけるモデルの大半は既存プラットフォームをベースに、シャシーと外観を改良し設計されていた。既成モデルと差別化できないことから消費者への訴求力は低く、販売が伸びない結果となった。コンパクトセダンの上汽VW「ラヴィダ(Lavida、朗逸)」やコンパクトSUVの「テリトリー(Territory)」の電気自動車(EV)バージョンがその好例である。しかし、NEV市場の重要性が認識され始めたことで、VWはMEBプラットフォーム、BYDはeプラットフォーム、広汽(GAC)はGEPプラットフォームなど、メーカー各社がEV専用プラットフォームの開発に注力した。このような独自のアーキテクチャーの登場はNEV市場の競争力向上につながったほか、長期的には車両の生産コスト低減に寄与するだろう。

・もう一つの重要な要因として、品質の向上が挙げられる。政府補助金を活用するため、中国の国内ブランドが投入したNEVモデルの大半がリース企業向けで、低価格のエコノミーセグメント車だった。過去にエコノミーセグメント車はNEV市場の56%を占めていたが、保険会社による最新のデータによれば、足元では43.5%まで減少している。この傾向はコンパクトセダンのテスラ「Model 3」が先導するプレミアムおよび準プレミアムNEVセグメント車の2020年販売の56.2%と対照的である。ICV (intelligent connected vehicle)の領域でも、ドライバーモニタリングシステムの高度化が年々進むなど、技術が飛躍的に進歩している。特に新興メーカーの蔚来(NIO)、小鵬(Xpeng)、威馬(WM Motor、ブランド名:Weltmeister)においては顕著で、3社合計の2020年のEV市場シェアは10%に達した。

・より明確で現実的になった政府政策もNEVの普及を後押ししている。例えば、上海市人民政府が公布した「上海市新エネルギー車産業発展加速実施計画(2021-2025年)」をみると、NEV産業が車両購入に対する補助金だけに終始するのではなく、インフラ整備、駐車料金、運転規制などを重視していると説明できるかもしれない。

・最後に、NEVクレジットの価値の急上昇も市場拡大に影響を与えている。2019年に500-800元(約8,000-13,000円)程度だったNEVクレジットの価値は現在、3,000元(約5万円)まで高騰している。

・このように様々な変化が確立されるにつれてNEV市場はさらに拡大するとみられる。LMC Automotiveは、2021年の中国NEV販売台数が前年比約55%増の約200万台になると予測している。

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