Cruze (Chevrolet)

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2022年10月11日(火)

・10月4日付のGMのプレスリリースおよび南米の複数メディアの報道によると、GMがアルゼンチンのロサリオ(Rosario)工場からコロンビアとブラジルに向けて初めてシボレーのサブコンパクトSUV「トラッカー(Tracker)」の輸出を開始した。
・最初の5,000台は9月中に生産され、南米のこれらの市場への輸出を開始したという。現地生産の「トラッカー」はアルゼンチン国内では既に発売されており、80%は輸出向けとなっている。
・ロサリオ工場での「トラッカー」の生産は7月末に開始された。生産開始前には、車体、組立、塗装の新しいラインを含む設備の拡張に3億ドルが投資され、年産能力が8万台から11万5,000台に増強された。また、同工場では「トラッカー」と並行してコンパクトセダン「クルーズ(Cruze)」の生産と輸出を継続している。
・「トラッカー」を生産する工場としては、ロサリオ工場は、中国のSAIC-GM (Shenyang、瀋陽) の工場、ブラジルのサンカエタノドスル(Sao Caetano do Sul)工場に次いでグローバルで3拠点目となる。
・南米の「トラッカー」生産をロサリオ工場と分担することによって、GMはサンカエタノドスル工場で間もなく生産が開始される次世代のシボレー「モンタナ(Montana)」の生産を増やすことができるという。また、アルゼンチンでの生産が加わることで、ブラジル工場はブラジル国内とメキシコの「トラッカー」に対する高い需要に応じることができるようになる。
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2022年06月10日(金)

・GMは6月8日、アルゼンチンのロサリオ(Rosario)工場でシボレーのサブコンパクトSUV「トラッカー(Tracker)」の生産を今年7月に開始すると発表した。
・GMによれば、この「グローバルアーキテクチャーに基づく高付加価値SUV」の生産には、3億ドルの投資を要した。ロサリオ工場製の「トラッカー」は、生産の80%が主にブラジルやコロンビアなどの中南米諸国に輸出される予定。
・高付加価値のモデルを生産するAVA (High Value Added)プロジェクトの一環として生産される「トラッカー」は、3月に同工場でパイロット生産が開始された。なお、コンパクトセダン「クルーズ(Cruze)」と生産ラインを共有している。
・投資によって、プレス/車体/組立エリアが5万平方メートル拡張されたほか、金型、自動化設備、ロボット、生産ラインなどの生産設備が強化された。その結果、ロサリオ工場は年間生産能力を従来の8万台から11万5,000台まで高めたという。
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2021年04月16日(金)

・GMは3月29日、2021年末までに生産開始予定の新型モデルの生産準備のため、アルゼンチンのロサリオ(Rosario)工場を一定期間休止すると発表した。現在、シボレー「クルーズ(Cruze)」を生産している組立ラインと同じラインでの生産となるという。
・同工場には、高付加価値モデル(High Value Added)の生産のために総額5億ドルが投じられている。
・第1段階として4月19日から5月16日の期間、ロサリオ工場での生産を休止する。第2段階の具体的な日程は未定だが、6月と7月の休止を予定している。
・当初、設備更新は2021年末に行われる予定だった。新しい生産ラインを構築するためにさまざまな国から派遣される技術者の入国と出国をスムーズにするために前倒しになった。
・生産休止期間を設定することにより、技術者がアルゼンチンへ入国した際に隔離期間のルールに従うことができる。技術者は設備の設置と新生産ラインの立ち上げを担うという。
・GMはロサリオ工場で生産される予定の新モデルの名前を明かしてしないものの、ブラジルでも生産されているシボレーのコンパクトSUV「トラッカー(Tracker)」になると見られている。過去には、「S10」より小型で「トラッカー」をベースにした「モンタナ(Montana)」より大型のコンパクトピックアップになるとも言われていた。
・また、GMは同日、ロサリオ工場でのシボレー「クルーズ」の累計生産台数が15万台に達したことも発表した。
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