FIAMM Energy Technology S.p.A. (旧 FIAMM S.p.A.)
会社概要
業容
-自動車および産業市場向けのバッテリー・アキュムレーターの開発、製造および流通を担う。特に鉛酸バッテリーの開発に特化。
-2014年、リチウムイオンバッテリー事業に参入。
資本構成
-2017年2月13日、同社グループは自動車用バッテリー事業及び産業用鉛蓄電池事業をスピンオフ。日立化成(現昭和電工マテリアルズ)がその新会社の51%の購入を完了した。その買収に伴い、日立化成が株51%を所有し、同社が残り49%を所有する合弁会社となった。その移管の合計金額は約90.3百万ユーロ。
主要製品
-バッテリー (Batteries)
-ホーン (Horns)
沿革
1942年 | イタリアのGiulio Dolcettaによって設立、3輪車の生産を開始。 |
1950年- 60年 |
電気式空圧"Road-Master"の生産開始。(1954年) 6AP35バッテリー"Green Disk"の生産開始。 |
1960年- 70年 |
Ferrariが"Superleggera" (超軽量バッテリー) を「Dino」に搭載 (1966年)、その後、同製品はFiat Abarhに搭載。 初の密閉式据付型バッテリーを発表。 |
1970年代 | "Premium"バッテリーを発売。 オイルショック期に電気自動車用バッテリー"NOVA"を発表。 CTPホーンの生産開始。 Almisano di Lonigoに新工場設置。(1973年) Montecchio Maggioreに新工場設置。(1978年) |
1980年代 | ドイツに子会社設立。(1981年) 米国でTricoとホーンで合弁。 Ford全車種のホーンを一括受注。(1988年) テキサス州にホーン新工場設置。(1988年) |
1990年 | Klaxon (フランスのホーンメーカー) を買収。 新型バッテリー"Fast"を発表。 |
1992年 | Baren (オーストリアのバッテリーメーカー) を買収。 |
1993年 | 米国のホーン生産拠点をミシガン州Cadillacへ移転。 |
1994年 | Mecaniplastを買収、自動車アンテナ事業へ参入。 |
1995年 | "FIAMM Ecoforce"バッテリーが新型Ferrari 「F50」に搭載。 |
1998年 | Akuma (チェコのバッテリーメーカー)、Akkuscmidt (ドイツ) とEuro Battery Distribution (英国) を買収。 ブラジルで、Sogefi Bosinas Ltda.とホーンの合弁会社設立。 |
1999年 | Uranio (イタリア)、United Energy (ベルギー) を買収。 IBC (英国の駆動バッテリーのディストリビューター) を買収。 |
2007年 | 同社株式をDolcetta一族のStefano Dolcetta氏 (同社マネージングディレクター) とAlessandro Dolcetta氏 (同社バイスプレジデント) に集約。 |
2010年 | MES-DEA S.A.とナトリウム塩化ニッケルバッテリー生産合弁会社「FZ Sonick S.A.」を設立。 |
2014年 | リチウムイオンバッテリー事業に参入。 |
2017年02月 |
90.3百万ユーロで日立ケミカルにより買収。それにより同社グループから分離。同社グループが残り49%保有。 |
2020年01月 |
親会社の日立化成が昭和電工による日立化成株の公開買付けに賛同の意見を表明するとともに、公開買付けに応募することを推奨する決定を下したと発表。 |
補足 1
>>>2014年12月期までの動向
(注) 本文中のカッコ内の数字は、減少幅や損失を指すマイナスを示しています。