Inergy Automotive Systems 2014年12月期の動向
事業概況
-2014年12月期の売上高は21億ユーロ。
-2014年12月期は約18百万個の燃料システムを供給。
新工場
-主な新工場の稼働計画
<中国>
-2014年は中国の瀋陽、寧波で燃料システムの新工場を稼働。これらの工場は2015~2016年にかけて拡張する予定。さらに、重慶の工場も2015~2016年にかけて拡張する予定。
<米国>
-米国でカンザス州Fairfaxに新工場を建設予定で、近隣のGM工場に燃料システムを納入する。2015年下期に稼働を開始する予定。(2014年5月22日付プレスリリースより)
<ロシア>
-サンクトペテルブルクで工場を建設中。2015年前半に稼働を開始し、燃料システムを日産、Ford、トヨタに供給する。ロシア工場は3工場に増やす予定。 ロシアでは現在、燃料タンクがスチール製から樹脂製に切り替わっており、これが同社にとって追い風となっている。ロシアの樹脂製燃料タンクの比率は2014年の66%から2018年には77%に上昇するとみられている。
受注
-主な新製品の納入計画
新製品 | 納入開始時期 | 納入モデル |
燃料タンク (ツインシートブロー成形技術TSBMを使用) | 2015年半ば | 上海GM |
2017年 | Volvo-吉利 (Geely) のハイブリッド車 |
研究開発体制
-世界の主要地域にR&Dセンターを11カ所、エンジニアリングオフィスを5カ所所有。
R&Dセンターの所在国:ベルギー、フランス、韓国、日本
-65百万ユーロを投じてフランスのVenetteに設立したAuto Inergy部門のグローバルR&Dセンター「α-Alphatech」が2014年9月に稼働を開始。450名の従業員を抱える。
研究開発活動
-炭化水素 (HC)、窒素酸化物 (NOx)、二酸化炭素 (CO2) を減らすNOx除去装置 (SCRシステム「DINOx」) やツインシートブロー成形技術TSBMを用いた製品の開発を促進。
新工場
-主な新工場の稼働計画
場所 | 量産開始時期 | 生産品目 | 納入先 |
中国重慶 | 2016年半ば | 燃料システム | 北京現代 |
米国カンザス州Fairfax | 2015年末 | 燃料システム | GM |
ロシアSt. Petersburg | 2015年初め | 燃料システム | 日産、Ford、トヨタ |