株式会社リード 2006年度の動向

ハイライト

業績
単位:
百万円
2007年3月期 2006年3月期 増減率(%) 要因
売上高 10,453 11,058 (5.5) - 自動車用部品部門については、上半期は受注が堅調に推移したものの、下半期は主要納入先がモデルチェンジの端境期となり受注が減少。売上高は9,576百万円(前期比2.5%減)。
- 自動車用空調機器事業からの撤退の影響等。
経常利益 235 338 (30.5) - 自動車用部品部門の新規受注品に対する生産準備費用。
- 自社製品部門販売先に対する貸倒引当金34百万円の積み増し等
当期純利益 71 308 (76.8) - 経常利益の減少の他に法人税等調整金額41百万円の取崩と、前期は適格年金終了益108百万円を計上していたことが影響。


2008年3月期の課題

1. 
・自社製品部門(電子機器、街路灯)の強化により、売上増強を図り、同部門の売上高比率を高める。

2. 
・自動車用部品では、既存の技術,製品のQ・C・Dの競争力を高めるとともに、新技術の研究を加速化させる。
・開発技術力、生産技術力の強化を図り、開発から板金・樹脂成形・塗装・組立までの一貫生産体制の特徴を活かした一層のコストパフォーマンスに優れた魅力ある製品を創出できる提案型企業を目指す。
・人材の育成強化と生産設備の強化*に注力する。

*生産設備の強化: 2005年4月より開始した「工場再レイアウト計画」も順調に進捗し、2007年3月期中に導入した2台の大型樹脂成形機も順調に稼動。また、同期納入システムの対応と社内物流の合理化のため、多目的倉庫を新築、新塗装ブースも新設。

3
・内部統制はもとより品質及び環境保全のマネジメントシステムの運用展開を充実させる。

開発動向

2007年3月期の研究開発費は9百万円。

・外装品の外観高品質化を目的に、新工法や新材料、新たな加飾技術への取り組み、様々な解析技術を駆使しデジタル開発を促進し、低コスト・軽量化を実現し、部品の短期開発・量産化に取組んだ。

設備投資

2007年3月期の設備投資としては、
・新規受注品生産の金型関係設備に528百万円
・自動車部品関係の生産設備に769百万円
・賃貸店舗他に236百万円

を実施。

主な設備の新設
事業所名
(所在地)
設備の内容 投資
予定
総額
(千円)
着手 完了予定 完成後の
増加能力
本社工場
(埼玉県熊谷市)
自動車用部品
製造設備
340,000 2007年4月 2008年3月 主として省人化、合理化投資で生産能力に特に変化なし。
自動車用部品
金型設備
370,000 2007年4月 2008年3月 新製品生産の為の金型