バンコク国際モーターショー2022 (1):Keep Moving Forward Together

鴻海のMIHプラットフォーム、中国メーカー、欧州メーカーのEVモデル

2022/04/06

要約

BIMS 43's venue
第43回バンコク国際モーターショー2022 会場

  2022年3月23日から4月3日まで開催されたタイの第43回バンコク国際モーターショー(BIMS 43)は、170,960平方メートルの展示スペースで、「Keep Moving Forward Together(共に前進しよう) 」というテーマコンセプトのもと開催された。フォード、BMW、MINI、メルセデス・ベンツ、長城汽車、ロールスロイス、アストンマーティン、マセラティ、プジョー、ジープ、トヨタ、レクサス、MG、マツダ、スズキ、いすゞ、現代、アウディ、ホンダ、三菱、日産、ボルボ、ポルシェ、ベントレー、起亜、スバル、TAKANO、タイ・ホンダ、スズキ・モトセールス、ヤマハ、BMW Motorrad、ハーレーダビッドソン、ドゥカティ、Bajaj、KTM、ハスクバーナなど、国際的に有名な自動車および二輪車ブランドが出展した。このイベントで300億バーツの売上が見込まれる。


  今回展示されたモデルには、BMW i4、BMW X4 M コンペティション、メルセデス・ベンツ C 220 d AMG、メルセデス・ベンツ C 43 4MATIC クーペ、新世代フォード(Ranger、Ranger Raptor、Everest)、長城汽車のTANK(坦克)300 HEVとORA Good Cat(欧拉 好猫)GT、トヨタ Veloz、トヨタ bZ4X コンセプト、トヨタ e-Palette コンセプト、レクサス UX 300e、レクサス NX450h+、ホンダ HR-V e:HEV、MG ZS EV、MG HS、MG HS PHEV、日産 アルメーラ、マツダ3、ポルシェ Taycan クロスツーリスモ、ボルボ XC40 Pure Electric、ボルボ C40 Pure Electricモデルなどがある。

  2021年のBIMSと同様に、EV Smart Cityゾーンでは電動化車両や電子機器のイノベーションを紹介していた。今年は、BMW、長城汽車、MG、MINI、三菱自動車、日産、ポルシェ、ボルボなど、主要メーカーのBEV、PHEVモデル8台がこのゾーンに展示されていた。

  2019年に登場した「Car Buddy by GPI」アプリは、今年もMac App Storeでアクセス可能で、車に関する情報やメンテナンス、ロードアシスタンスなどに関する情報を入手でき、また自動車メーカー各社が提供するキャンペーンやプロモーションを利用することもできる。

  パンデミックが長引く中、感染リスクの低減のため、政府の方針に沿った厳格な新型コロナウイルスの予防措置が施行されていた。来場者はワクチンの2回以上接種した証明書の提示と、来場中は常にマスクを着用し、展示車両に入る前に手指消毒をすることが義務付けられた。


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