日産リーフ分解調査:EVの空調システム

2010年式と2017年式リーフを比較、空調システムの年式による変遷

2019/08/16

要約

  最量販EV専用モデルである日産リーフはベンチマーク調査の対象となることが多い。静岡県 経済産業部および浜松地域イノベーション推進機構 次世代自動車センターの共催では、リーフ2017年モデルを分解調査し、静岡県企業への研修活動を実施している。同活動では、過去にリーフ2010年モデルの分解調査も行なっている。

  本稿では2019年7月11日に浜松工業技術支援センターにて行われたリーフ2017年モデルの車両分解研修を取材し、主催者のEV調査研究への取組みを紹介するとともに、リーフ2010年・2017年モデルの空調システムの相違について報告する。

分解展示場での作業/研修風景 新旧リーフの比較展示
浜松工業技術支援センター内 分解展示場での作業/研修風景
(分解部品は写真左手のフロア上に整列展示)
電子・精密部品中心に新旧リーフを比較展示
(青色の台が2010年式、緑色の台が2017年式)

(取材者撮影、以下同様)

 

関連レポート:
日産リーフ分解調査:EV電動ユニットの新旧比較(写真集)(2019年8月)

 

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