GAIKINDOインドネシア国際オートショー2025
中国メーカー、インドネシアメーカー、VinFastなど
2025/09/18
要約
2025年7月24日から8月3日まで、ジャカルタ近郊のタンゲランにあるICE BSDにて、第32回GAIKINDO Indonesia International Auto Show(ガイキンド・インドネシア国際モーターショー(GIIAS))が開催された。インドネシア自動車工業会「GAIKINDO」が毎年主催するイベントで、他に2月のインドネシア国際モーターショー(IIMS)がある。
主催者のGAIKINDOの発表によると、四輪車は44ブランド、二輪車は17ブランド、その他のアクセサリーパーツ関連企業も合わせると120ブランドが一堂に会した。入場者は485,569人で、前年の475,084人を1万人強上回った。試乗の回数は2万回以上。
インドネシアの自動車販売は不調が続いている。GAIKINDOの発表によると、7月の新車販売台数は前年同月比18.4%減の6万552台だった。一方で、電気自動車の販売は好調で、1~7月のEVの販売台数は42,178台、PHVが2,088台。なお、インドネシア政府は電気自動車の輸入関税を免除する制度を2025年末に終了する動きがある。
今回も昨年に続き注目を集めていたのはBYDで、コンパクトモデルからラグジュアリーブランドのDenzaまで幅広いラインアップを披露していた。また、奇瑞汽車が新ブランドを発表、新興EVのXPengが初出展するなど、引き続き中国系メーカーに勢いがある。広汽はインドネシアでCKD生産するAion UTを初披露した。日系メーカーは以前のような活気が見られず、韓国Hyundaiは中国系メーカーの攻勢に大きく影響を受けている。