Daimler商用車:インドをアジア・アフリカ市場展開の柱に

トラック、バン、バスの全部門で販売台数増加を見込む

2013/12/27

要 約

Daimler乗用車部門:主要市場の小売販売台数
注:1)2020年のDaimler Buses, Mercedes-Benz Vansの目標は未発表
2)Trucksの販売台数にはAuman Trucksの販売台数は含まない

Daimlerの商用車部門はDaimler Trucks, Daimler Buses, Mercedes-Benz Vansの3部門で構成される。商用車部門の2013年1-9月の販売台数は、56万台と前年同期比で2.5%増加した。Trucks、Vans、Buses部門もそれぞれ、2012年同期比で、販売台数が増加している。2013年通年でも、全部門で販売台数増を見込む。


Daimler Trucksでは2020年までに70万台販売を目指し、成長戦略「Daimler Trucks Number One(DT#1)」を進める。また、DT#1に基づきDaimlerのインド子会社であるDaimler India Commercial Vehiclesで、アジア・アフリカ市場向けの、FUSOブランドのトラックを生産して、2020年までに29万台販売を目指す。

Mercedes-Benz Vans部門は2015年に販売台数40万台達成を目標にしている。また、Sprinterを最重要モデルとして位置づけ、EU以外にも、ロシア・南米・中国などで生産・販売ネットワークを整備する。

Daimler Busesはインド・中国でのバス事業を、新会社設立などで整備・強化して、2015年に4万台販売達成を目指す。

関連レポート:
・Daimler乗用車部門:新モデル好調で2013年通年は記録更新を見込む (2013年11月掲載)
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