日本メーカーの2013年度計画:過去最高の業績を狙う

円高是正・北米市場の好調を背景に2,483万台の販売を計画

2013/05/31

要 約

 

 日本メーカー各社は、円高の修正、日本経済の立ち直り、米国市場の回復、アジアでの拡販を背景に、2013年度は過去最高の販売・利益を計画。あわせて、設備投資、研究開発費にも過去最高の金額を投じて将来の成長へつなげる。

 10社合計の2013年度販売台数は、2年連続過去最高を更新する2,483.0万台(前年度比6.2%増)を計画。北米では、経済危機前と同水準の698.3万台(同6.7%増)を計画し、「アジア及びその他地域」では同8.9%増の1,069.5万台の販売を計画している(乗用車メーカー7社)。メーカー別ではマツダ/三菱を除く全社が過去最高の販売を見込んでおり、トヨタはグループ全体で、初めて1,000万台を超える1,010万台の販売を計画している。

 連結売上高は、10社合計で前年度比11.1%増の57.5兆円を計画しているが、過去最高の62.3兆円と比べて約5兆円(8%)低い水準にとどまる。メーカー別では日産/ホンダ/ダイハツ/富士重工/日野は過去最高の更新を目指す。

  また、各社は2013年度に増益を計画しており、10社合計の営業利益は前年度比34.9%増の3.92兆円を想定。2007年度の過去最高と比べると約6,000億円低い水準。

 為替レートは、平均で前年度より10円円安の1米ドル=92.3円を想定し、1兆719億円営業利益を押し上げる。2013年5月末現在の市場レートは101円前後で推移しており、このレートが続くのであれば、業績見通しを引き上げる可能性が高い。

 

 なお、2013年の日本のライトビークルの販売台数は、前年に比べて微減の520万台になるとLMC automotiveは予測している(2013年4月)。今年1月には470万台と予測していたが、毎月予測を引き上げてきている。同社は「日本市場は予想を超える販売が期待でき、予測を上方修正する可能性がある。日本では、20年に及ぶ景気低迷から脱出させようとする「アベノミクス」の効果により、新車販売は上昇し続けるであろう。実際に、2013年第1四半期の年率換算の販売台数は520万台を記録した。また、2014年4月に予定されている消費税増税を前にして、駆け込み需要が予測される」とコメント。

日本メーカーの2013年度見通し(数値の色塗りは過去最高を示す)

 四輪車売上台数(千台)連結売上高(億円)営業利益(億円)想定米ドル
レート(円)
2012
年度
決算
2013
年度
計画
(参考)
2007
年度
決算
2012
年度
決算
2013
年度
計画
(参考)
2007
年度
決算
2012
年度
決算
2013
年度
計画
(参考)
2007
年度
決算
2013
年度
計画
為替感応度
(億円)
トヨタ 8,871 9,100 8,913 220,641 235,000 262,892 13,208 18,000 22,704 90 400
日産 4,533 4,889 3,698 96,296 103,700 108,242 5,235 6,100 7,908 95.0 150
ホンダ 4,014 4,430 3,925 98,779 121,000 120,028 5,448 7,800 9,531 95 140
スズキ 2,660 2,803 2,406 25,783 28,000 35,024 1,446 1,500 1,494 90 40
マツダ 1,053 1,120 1,240 22,053 24,800 34,758 539 1,200 1,621 90 25
三菱 987 1,169 1,337 18,151 22,700 26,821 674 1,000 1,086 95 20
ダイハツ 983 1,026 945 17,649 18,000 17,026 1,330 1,350 652 93 12-14
富士重工 724 752 597 19,130 20,500 15,723 1,204 1,800 457 90 75
いすゞ 534 567 509 16,556 19,200 19,248 1,308 1,800 1,096 95 -
日野 155 175 112 15,414 16,200 13,686 651 850 459 90 -
10社合計 23,376 24,830 22,625 517,389 574,900 622,736 29,062 39,200 45,897 92.3 -
資料:各社の決算短信と決算発表資料
(注)
合計欄には、トヨタとダブルカウントになるダイハツと日野の連結数値を含まない。

 

関連レポート: 日本メーカーの世界生産: 2013年1-3月は4.9%減の632万台(2013年4月)
日本の新車販売:2013年は11.7%減の474万台見通し (2013年1月)



連結販売台数:2年連続過去最高の2,483万台を計画

  日本メーカー10 社合計の2013年度連結販売は2,483.0万台と、2012年度実績と比較して6.2%増を計画。2年連続で過去最高更新する見通し。新車購入補助金制度が終了した国内では、経済状況の好転もあって、前年度比0.3%の微減にとどまり、合計で483.2万台を想定。海外では同7.9%増の約2,000万台の販売を2013年度に計画している。

 メーカー別では、マツダ/三菱除く各社が過去最高の更新を狙う。トヨタは連結ベースで910万台の販売を計画。連結対象に含まれない中国合弁会社の出荷分を含んだ、グループの総販売台数では大台を超える1,010万台の販売すると発表。また、大幅な販売増を計画しているのは、ホンダと三菱で、共に日本/アジアでの拡販していき、それぞれ前年度比10.4%(443万台)、18.4%(117万台)増の見通し。

 地域別に見ると(乗用車メーカー7社)、北米で前年度比6.7%増の698.3万台を計画し、経済危機前の約700万台と同水準。「アジア及びその他地域」では、前年度比8.9%増の1,069.5万台の販売を計画している。

 2012年度の10社合計の販売台数は2,337.6万台と前年度比14.0%の大幅増となり、経済危機前の2007年度を上回り過去最高。補助金制度のあった日本、並びに、北米、(中国を除く)アジア地域で販売が拡大。その中、日産(3年連続)/ホンダ/スズキ/ダイハツ/富士重/いすゞ/日野(2年連続)の7社が過去最高を更新した。

日本の自動車メーカー10社の四輪車連結販売台数

(千台)

  2007
年度
2008
年度
2009
年度

2010
年度

2011
年度
2012
年度
2013
年度
計画
四輪車
売上
台数
トヨタ 8,913 7,567 7,237 7,308 7,352 8,871 9,100
日産 3,698 3,138 3,159 3,888 4,456 4,533 4,889
ホンダ 3,925 3,517 3,392 3,512 3,108 4,014 4,430
スズキ 2,406 2,306 2,350 2,643 2,560 2,660 2,803
マツダ 1,240 1,116 963 1,100 1,016 1,053 1,120
三菱 1,337 1,011 805 987 1,001 987 1,169
ダイハツ 945 945 869 893 940 983 1,026
富士重工 597 555 563 657 640 724 752
いすゞ 509 401 288 408 381 534 567
日野 112 99 83 113 129 155 175
10社合計 22,624 19,611 18,757 20,503 20,514 23,376 24,830
四輪車
国内
売上
台数
トヨタ 2,188 1,945 2,163 1,913 2,071 2,279 2,120
日産 684 576 599 573 639 620 632
ホンダ 615 556 646 582 588 692 825
スズキ 673 665 622 588 596 672 660
マツダ 257 220 219 206 226 226 228
三菱 214 164 170 164 152 134 148
ダイハツ 571 587 568 527 563 602 586
富士重工 209 179 171 158 172 163 156
いすゞ 74 58 42 47 54 63 63
日野 46 35 27 30 37 44 45
10社合計 4,914 4,363 4,632 4,231 4,498 4,849 4,832
四輪車
海外
売上
台数
トヨタ 6,725 5,622 5,074 5,395 5,281 6,592 6,980
日産 3,013 2,562 2,560 3,315 3,817 3,913 4,257
ホンダ 3,310 2,961 2,746 2,930 2,520 3,322 3,605
スズキ 1,732 1,641 1,729 2,053 1,964 1,989 2,143
マツダ 983 896 744 894 790 827 892
三菱 1,123 847 635 823 849 853 1,021
ダイハツ 374 358 301 366 377 381 440
富士重工 388 377 392 499 468 561 596
いすゞ 435 343 246 361 327 471 504
日野 66 64 56 83 92 111 130
10社合計 17,709 15,248 14,126 16,270 16,016 18,528 19,998
資料:各社の決算短信と決算発表資料。
(注)1.
Daimler 子会社の三菱ふそう、Volvo 子会社のUDトラックスは、決算を開示していない。
2.
トヨタとホンダは米国会計基準。”三菱” は三菱自動車。
3.
10社合計には、 トヨタとダブルカウントになるダイハツと日野の連結数値を含まない(後出表も同じ) 。連結売上台数には、生産用部品台数を一部に含む。
4. トヨタは、中国合弁会社など非連結会社の出荷分を含めたグループ総販売台数では、2013年度は1010万台を計画。2012年度実績は969.2万台。
5.
日産の2013年度計画は、発表のグローバル販売台数計画から12年度実績に加算した参考値。グローバ ル販売台数は小売ベースで、生産用部品として出荷し、持分法適用の在外会社で組立てた台数を含んでいる。
6. ホンダは2012年度より、売上台数の開示範囲を変更。従来は「(A) ホンダと連結子会社の販売台数」に「(B)持ち分法適用子会社への生産用部品販売台数」を加えた台数を開示してきたが、(A)のみを「連結販売台数」として2012年度より開示する。(A)と「持ち分法適用子会社の販売台数」を合わせたものを「グループ販売台数」として、新たに開示。上表は、2011年度より、「グループ販売台数」を掲載している。
7.
スズキの売上台数は OEM 供給車を含まないスズキブランド車の台数。2012年度の海外販売は一部、スズキによる予想値を含む。
8.
マツダの2010年度には、決算期を変更した海外子会社の15ヶ月決算の影響1.6万台を含む
9. 三菱自動車の2010年度より、売上台数は自社ブランド車のみの小売台数。同社は2011年度より売上台数のカウント方法を変更し、新たな(卸売)売上台数にはOEM供給台数を含んでいる。

10.

ダイハツと日野の売上台数は自社ブランド車のみ (トヨタの台数には、ダイハツと日野を含んでいる)。

11.

いすゞの2007年度には、海外連結子会社 8社の15ヶ月決算を含む (12ヶ月ベースの海外売上台数は 385千台)。

日本の乗用車自動車メーカー7社の地域別販売台数

(千台)

  トヨタ 日産 ホンダ スズキ マツダ 三菱 富士重工 7社合計
日本 2007年度 2,188 721 615 673 256 219 209 4,881
2008年度 1,945 612 556 665 219 168 179 4,344
2009年度 2,163 630 646 622 221 171 171 4,624
2010年度 1,913 600 582 588 206 164 158 4,211
2011年度 2,071 655 588 596 206 152 172 4,440
2012年度 2,279 647 692 672 216 134 163 4,803
2013年度計画 2,120 660 825 660 220 148 156 4,789
北米 2007年度 2,958 1,352 1,850 n.a. 406 160 210 n.a.
2008年度 2,212 1,133 1,496 85 347 119 207 5,599
2009年度 2,098 1,067 1,297 41 307 88 250 5,148
2010年度 2,031 1,245 1,458 33 342 94 307 5,510
2011年度 1,872 1,404 1,323 32 372 106 309 5,418
2012年度 2,469 1,466 1,731 30 372 85 390 6,543
2013年度計画 2,640 1,610 1,795 3 415 100 420 6,983
欧州 2007年度 1,284 636 391 n.a. 327 341 86 n.a.
2008年度 1,062 530 350 302 322 272 78 2,916
2009年度 858 517 249 281 239 169 39 2,352
2010年度 796 607 198 244 212 218 60 2,335
2011年度 798 713 158 223 183 218 55 2,348
2012年度 799 660 171 197 172 181 61 2,241
2013年度計画 830 720 185 220 200 212 54 2,421
アジア
及び
その他
地域
2007年度 2,483 1,061 1,069 n.a. 374 640 92 n.a.
2008年度 2,348 1,136 1,115 1,253 373 507 92 6,824
2009年度 2,118 1,301 1,200 1,407 426 532 103 7,087
2010年度 2,568 1,733 1,274 1,778 513 511 132 8,509
2011年度 2,611 2,073 1,039 1,710 486 525 104 8,548
2012年度 3,324 2,141 1,420 1,761 475 587 110 9,818
2013年度計画 3,510 2,310 1,625 1,920 500 709 121 10,695
合計 2007年度 8,913 3,770 3,925 2,406 1,363 1,360 597 22,334
2008年度 7,567 3,411 3,517 2,305 1,261 1,066 555 19,682
2009年度 7,237 3,515 3,392 2,350 1,193 960 563 19,210
2010年度 7,308 4,185 3,512 2,643 1,273 987 657 20,565
2011年度 7,352 4,845 3,108 2,560 1,247 1,001 640 20,753
2012年度 8,871 4,914 4,014 2,660 1,235 987 724 23,405
2013年度計画 9,100 5,300 4,430 2,803 1,335 1,169 752 24,889
資料:各社の決算短信と決算発表資料。
(注)1.
トヨタ、スズキ、富士重工は連結売上台数ベース。
2.
日産は、グローバル販売台数 (生産用部品として出荷され、在外持分法適用会社で組立した車両を含む)。
3.
ホンダは、2010 年度までは売上台数ベース、2011年度からグループ販売台数ベース。
4.
マツダは、グローバル販売台数 (マツダブランドで販売される小売台数の全て)。
5. 三菱自動車は小売ベース(2010年度実績より新カウント方式を採用)。

 



売上高:日産/ホンダ/ダイハツ/富士重/日野が過去最高を計画

 2013年度の、日本自動車メーカー10社合計の連結売上高は、前年度比11.1%増の57.5兆円を計画。販売台数が過去最高更新を計画するのに対して、売上高は過去最高の62.3兆円と比べて約5兆円(8%)低い水準にとどまる。

 メーカー別では、ホンダ/ダイハツ/富士重工/日野は売上高でも過去最高の更新を目指す(日産も2012年度までと同じ会計方法による試算値では過去最高を計画)。一方、トヨタは前年度比6.5%増の23.5兆円の売上を計画するが、過去最高と比べると2.8兆円低い水準。

 また、2012年度の日本メーカー10社合計の連結売上高は、全社増収となり、前年度比14.4%増の51.7兆円。増加幅が大きいのは富士重工(26.1%増)、ホンダ(24.3%増)、トヨタ(18.7%増)。特に富士重工は販売台数の増加幅13.1%の倍近い増加を記録した。軽自動車生産から撤退し販売構成が改善したことなどが要因。

 

日本の自動車メーカー10社の連結売上高

(億円)

  2007
年度
2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011
年度
2012
年度
2013
年度
計画
売上高 トヨタ 262,892 205,296 189,509 189,937 185,837 220,641 235,000
日産(注2) 108,242 84,370 75,173 87,731 94,090 96,296 103,700
ホンダ 120,028 100,112 85,792 89,368 79,481 98,779 121,000
スズキ 35,024 30,049 24,691 26,082 25,122 25,783 28,000
マツダ 34,758 25,359 21,639 23,257 20,331 22,053 24,800
三菱 26,821 19,736 14,456 18,285 18,073 18,151 22,700
ダイハツ 17,026 16,314 15,747 15,594 16,313 17,649 18,000
富士重工 15,723 14,458 14,287 15,806 15,171 19,130 20,500
いすゞ 19,248 14,247 10,809 14,155 14,001 16,556 19,200
日野 13,686 10,695 10,235 12,427 13,146 15,414 16,200
10社合計 622,738 493,626 436,356 464,621 452,105 517,389 574,900
国内
売上高
トヨタ 61,362 54,218 57,291 53,250 56,621 55,026  
日産 21,878 20,383 18,032 18,694 19,466 19,041  
ホンダ 15,858 14,465 15,773 15,038 15,179 16,530  
スズキ 9,814 9,656 9,526 9,374 9,868 10,409 9,800
マツダ 8,801 6,203 5,750 5,415 5,602 5,880 5,900
三菱 4,885 3,984 3,685 3,633 3,571 3,295 4,700
ダイハツ 11,771 11,913 11,296 10,567 11,608 11,820  
富士重工 5,440 5,075 5,208 4,673 4,985 6,718 6,081
いすゞ 6,547 5,338 4,330 4,986 5,584 5,922 6,000
日野 9,246 6,944 6,754 8,455 8,926 9,854  
10社合計 134,586 119,322 119,595 115,063 120,877 122,821  
海外
売上高
トヨタ 201,530 151,078 132,218 136,687 129,215 165,615  
日産 86,364 63,987 57,141 69,037 74,624 77,255  
ホンダ 104,171 85,647 70,019 74,330 64,302 82,249  
スズキ 25,210 20,393 15,165 16,708 15,254 15,374 18,200
マツダ 25,957 19,156 15,889 17,842 14,729 16,173 18,900
三菱 21,936 15,752 10,771 14,652 14,502 14,856 18,000
ダイハツ 5,255 4,401 4,452 5,027 4,705 5,829  
富士重工 10,284 9,383 9,079 11,132 10,186 12,411 14,419
いすゞ 12,701 8,909 6,479 9,170 8,417 10,634 13,200
日野 4,440 3,751 3,481 3,972 4,220 5,560
10社合計 488,153 374,304 316,761 349,558 331,228 394,567  
資料:各社の決算短信と決算発表資料。
(注)1.

国内売上高/海外売上高は、外部顧客の所在地別売上高を示している。空欄は各社発表がないことを意味する(後出表も同じ) 。

2. 日産は2013年度より、中国合弁会社の連結方法を比例連結方式から持ち分法方式へ変更する。表中の日産の2013年度計画値は持ち分法方式の値(以下同様)。従来の方式による試算値は112,000億円(過去最高)。
3. ダイハツの「国内売上高」、「海外売上高」の値は、2011年度分より出所を決算短信へ変更。

 



利益:営業利益計画は3.9兆円、想定ドルレートは約92.3円

 2013年度、各社は増益を計画しており、10社合計の営業利益は前年度比34.9%増の3.92兆円を想定。2007年度の過去最高と比べると約6,000億円低い水準。また、経常利益は10社合計で前年度比36.8%増の4.03兆円、純利益は37.5%増の2.81兆円を計画している。

 個別では、スズキ/ダイハツ/富士重工/いすゞ/日野は過去最高の営業利益を計画。トヨタは、2012年度比36.3%増の営業利益1.8兆円を計画し、ホンダは同43.2%増の7.800億円、日産は16.5%増の6,100億円の営業利益を計画している。

 また、日本メーカーの2013年度の平均想定ドルレートは1ドル=92.3円。トヨタ/スズキ/マツダ/富士重工/日野は90円とやや円高を想定しているが、日産/ホンダ/三菱/いすゞは95円を想定している。なお、各社のドルに対する為替感応度を合計すると約850億円となっている。

 2012年度の10社合計の営業利益は前年度比約2倍の2.91兆円。トヨタは約3.7倍の1.32兆円を計上し5年ぶりに1兆円の大台を回復した。また、マツダが黒字転換を果たしたほか、ダイハツ/富士重工/いすゞ/日野の4社は過去最高益を更新。2011年度に営業利益首位の日産は唯一減益の前年度比4.1%減の5,235億円となった。販売費用/生産コスト増が要因。

 

日本の自動車メーカー10社の連結営業利益/経常利益/純利益

(億円)

  2007
年度
2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011
年度
2012
年度
2013
年度
計画
営業
利益
トヨタ 22,704 (4,610) 1,475 4,682 3,556 13,208 18,000
日産 7,908 (1,379) 3,116 5,375 5,458 5,235 6,100
ホンダ 9,531 1,896 3,637 5,697 2,313 5,448 7,800
スズキ 1,494 769 794 1,069 1,193 1,446 1,500
マツダ 1,621 (284) 95 238 (387) 539 1,200
三菱 1,086 39 139 403 637 674 1,000
ダイハツ 652 382 407 1,034 1,155 1,330 1,350
富士重工 457 (58) 274 841 440 1,204 1,800
いすゞ 1,096 217 110 882 974 1,308 1,800
日野 459 (194) 11 289 375 651 850
10社合計 45,897 (3,410) 9,640 19,187 14,184 29,062 39,200
経常
利益
トヨタ 24,372 (5,604) 2,914 5,632 4,328 14,036 18,900
日産 7,664 (1,727) 2,077 5,378 5,351 5,293 6,450
ホンダ 8,958 1,617 3,361 6,305 2,574 4,888 7,800
スズキ 1,569 797 938 1,225 1,306 1,556 1,650
マツダ 1,485 (187) 46 369 (368) 331 970
三菱 857 (149) 130 389 609 939 900
ダイハツ 666 395 438 1,122 1,282 1,481 1,500
富士重工 454 (46) 224 822 373 1,006 1,750
いすゞ 1,223 152 114 913 1,029 1,417 1,900
日野 410 (304) (19) 251 346 669 810
10社合計 46,583 (5,147) 9,804 21,033 15,202 29,466 40,320

利益
トヨタ 17,179 (4,369) 2,094 4,081 2,835 9,621 13,700
日産 4,823 (2,337) 424 3,192 3,414 3,424 4,200
ホンダ 6,000 1,370 2,684 5,340 2,114 3,671 5,800
スズキ 803 274 289 452 539 804 900
マツダ 918 (715) (65) (600) (1,077) 343 700
三菱 347 (549) 48 156 239 380 500
ダイハツ 349 221 212 526 651 814 820
富士重工 185 (699) (165) 503 385 1,196 1,100
いすゞ 760 (269) 84 516 913 965 1,150
日野 222 (618) (30) (100) 163 477 600
10社合計 31,015 (7,294) 5,393 13,640 9,362 20,404 28,050
資料:各社の決算短信と決算発表資料。
(注)1.
米国会計基準を採用しているトヨタとホンダの経常利益欄は、税引前当期利益。
2. 日産の2013年度計画値を、従来通りの中国合弁会社を比例連結ベースで試算した値は、営業利益7,000億円、経常利益6,650億円、純利益4,200億円。
3.
ホンダは、2012年度より、有形固定資産(オペレーティング・リース資産除く)の減価償却方法を、定率法から定額法に変更した。その結果、従来方法と比べて2012年度純利益は357億円増加している。

日本の自動車メーカー10社の為替レート(実績と想定)

(円)

  2007
年度
2008
年度
2009
年度
2010年度 2011
年度
2012
年度
2013
年度
計画
為替感応度(億円)
2012
年度
2013
年度
計画


トヨタ 114 101 93 86 79 83 90 350 400
日産 114.4 100.7 92.9 85.7 79.1 82.9 95.0 170 150
ホンダ 114 101 93 86 79 84 95 160 140
スズキ 114 101 93 86 79 83 90 40 40
マツダ 114 101 93 86 79 83 90 35 25
三菱 115 101 92 85 79 82 95 20 20
ダイハツ 114 101 92 85 80 84 93 12-14 12-14
富士重工 116 102 93 86 79 82 90 65 75
いすゞ 115 101 91 85 79 82 95    
日野 114 101 93 86 79 82 90    
平均 114.4 101.1 92.6 85.7 79.1 82.8 92.3    


トヨタ 162 144 131 113 109 107 120 50 40
日産 161.6 144.1 131.2 113.1 109.0 106.8 122.0 0 0
ホンダ 162 142 130 114 108 108 120 10 5
スズキ 160 144 131 113 109 107 120    
マツダ 162 144 131 113 109 107 120 12 15
三菱 162 144 130 113 111 105 125 7 10
ダイハツ 161 152 131 110 109        
富士重工   147 132 114 108 106 120 4 3
いすゞ                  
日野                  
平均 161.5 145.1 130.9 112.9 109.0 106.7 121.0    
資料:各社の決算短信と決算発表資料、各報道。
(注)1.

複数レートを発表している場合は、売上レートを掲載。

2. 為替感応度は、為替レートが1円変化した時に営業利益に与える影響額を示す。
3.
スズキの感応度は全通貨をドルに換算した場合の値。

 



営業利益計画の増加要因:為替変動が約1.1兆円、売上変動と原価削減がそれぞれ約4,000億円

10社合計の、2013年度の営業利益の見通しと2012年度実績との差異は、1兆137億円の増。増益要因は「為替変動の影響」が1兆719億円、「売上変動」の4,016億円と「原価削減等」の4,209億円。減益要因は「経費・研究開発費など(の増加)」の6,106億円と「その他」の2,701億円。

 10社合計の2012年度の営業利益は2兆9,062億円となり、前年度に比べて、1兆4,877億円の増益。うち増益要因は、「売上変動」による1兆774億円、「原価削減等」による9,426億円、「為替変動の影響」による2,574億円。減益要因は「経費・試験開発費など(の増加)」による減益は7,000億円。

日本の自動車メーカーの営業利益増減要因

(億円)

  2007
年度
2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011
年度
2012
年度
2013
年度
計画
10社
合計
営業利益 45,897 (3,410) 9,640 19,187 14,184 29,062 39,200
営業利益増減 2,571 (49,306) 13,050 9,547 (5,003) 14,877 10,137
売上変動 6,260 (26,333) (8,774) 15,132 1,518 10,774 4,016
為替変動の影響 863 (15,604) (8,479) (7,193) (6,575) 2,574 10,719
原価削減等 3,111 (2,416) 10,226 5,347 2,153 9,426 4,209
経費・研究開発費など (5,849) (4,348) 12,615 (3,449) (2,226) (7,000) (6,106)
その他 (1,814) (605) 7,462 (290) 127 (897) (2,701)
トヨタ 営業利益 22,704 (4,610) 1,475 4,682 3556 13,208 18,000
営業利益増減 317 (27,314) 6,085 3,207 (1,126) 9,652 4,792
営業面/販売面 2,900 (14,800) (3,700) 4,900 1,500 6,500 800
原価改善 1,200 0 5,200 1,800 1,500 4,500 1,600
金融事業     2,700        
為替変動の影響 0 (7,600) (3,200) (2,900) (2,500) 1,500 4,000
諸経費 (3,302) (4,791) 4,700 (300) (1,000) (3,000) (1,608)
(内)研究開発費 (681) 548 1,787 (250) (500) (200)
(内)設備関連費用等 (997) (904) 378 1,200 300 200
(内)労務費 (602) 1,088 627 (400) (1,000) (700)
(内)その他 (1,022) (5,523) 1,908 (850) 200 (2,300)
その他 (481) (122) 385 (293) (626) 152
日産
(注1)
営業利益 7,908 (1,379) 3,116 5,375 5,458 5,235 6,100
営業利益増減 353 (9,287) 4,495 2,259 83 (223) 865
為替変動の影響 (162) (2,230) (1,625) (1,475) (1,700) 302 2,250
販売台数・構成 750 (5,252) 269 4,331 2,236 (572) 800
購買コスト等 882 (1,342) 2,154 1,058 845 1,904 1,600
生産コスト           (537)  
販売金融       295 498 2 (150)
リース損失引当金   (918) 1,417        
研究開発費 (15)   645 (185) (331) (370)  
販売費 (381)   271 (1,915) (1,513) (535) (1,900)
持ち分法適用の影響             (900)
その他 (721) 455 1,364 150 48 (417) (835)
ホンダ 営業利益 9,531 1,896 3,637 5,697 2,313 5,448 7,800
営業利益増減 1,012 (7,634) 1,741 2,060 (3,384) 3,134 2,351
売上変動/構成差等 1,700 (2,477) (2,465) 3,222 (1,551) 2,934 1,316
為替変動の影響 376 (2,695) (1,675) (1,376) (1,140) 358 2,480
コストダウン効果等 115 (1,825) 674 1,533 (928) 1,666 200
研究開発費 (361) 247 998 (242) (322) (404) (475)
販管費 (818) (883) 4,209 (620) 558 (1,419) (1,170)
震災の影響       (457)
スズキ
(注2)
営業利益 1,494 769 794 1,069 1,193 1,446 1,500
営業利益増減 165 (725) 25 275 124 253 54
売上・構成変化等 408 (1,422) (696) 253 (542) 327 34
為替変動の影響 225 (707) (469) (283) (289) (69) 260
原価低減 284 201 172 355 226 284 280
減価償却費 (117) 204 (6) 34 353 94 (210)
研究開発費 (166) (63) 62 47 (57) (95) (110)
諸経費等 (469) 1,062 962 (131) 433 (288) (200)
マツダ 営業利益 1,621 (284) 95 238 (387) 539 1,200
営業利益増減 36 (1,905) 379 143 (625) 926 661
台数・車種構成 80 (865) (606) 357 (363) 338 499
為替変動の影響 234 (1,020) (765) (437) (376) 184 560
商品力向上 (133) (190)          
コスト削減 158 440 680 112 56 367 157
原材料市況   (440)          
販売費用 (42) 65 227 (56) (27) (68) (183)
その他 (261) 105 843 167 85 105 (372)
三菱 営業利益 1,086 39 139 403 637 674 1,000
営業利益増減 684 (1,047) 100 264 234 37 326
台数/車種構成 543 (720) (856) 533 168 123 280
為替変動の影響 146 (761) (418) (342) (105) (34) 280
コスト低減等 154 365 544 211 272 432 200
原材料高騰の影響   (317)          
その他   335 578 (86) (106) (323) (174)
販売費用 (64) 174 252 (51) 5 (161) (260)
米国販売金融事業 (95) (123)    
ダイハツ
(注3)
営業利益 652 381 407 1,034 1,154 1,330 1,350
営業利益増減 109 (271) 26 627 120 176 20
売上/車種構成 190 113 (258) 224 237 267 110
為替変動の影響 39 (80) (79) (17) (39) 55 100
原価低減 106 105 123 150 78 55 60
販売関係費       (37)    
諸経費等 (227) (408) 239 306 (156) (202) (250)
富士
重工
(注4)
営業利益 457 (58) 274 841 440 1,204 1,800
営業利益増減 (22) (515) 332 567 (401) 764 596
売上構成差 (8) 3 87 831 12 817 37
為替変動の影響 10 (435) (304) (356) (420) 293 639
原価低減等 70 (32) 260 89 (22) 315 120
試験研究費 (13) 92 57 (57) (52) (10) (99)
諸経費 (81) (143) 232 61 80 (650) (101)
いすゞ 営業利益 1,096 217 110 882 974 1,308 1,800
営業利益増減 26 (879) (107) 772 92 334 492
売上変動/構成差 (113) (800) (807) 705 58 307 250
為替変動の影響 34 (156) (23) (24) (45) 40 250
経済変動 (82) (273) 181 (98) (74) 44 (60)
合理化 172 190 130 177 112 89 132
費用圧縮他     412 12 92 (131) (80)
前年度影響
(震災操業損など)
        (51) (15)
採算改善他 76 344    
設備・研究開発関連 (137) (108)    
子会社決算期変更 76 (76)    
日野 営業利益 459 (194) 11 289 375 651 850
営業利益増減 92 (653) 205 278 86 276 199
販売面の影響 82 (330) 231 337 360 308 100
経営環境面の変化 (36) (366) (70) (111) (308) 28 30
原価改善 190 163 199 187 186 199 200
原価変動等 (144) (120) 190 (135) (152) (198) (131)
震災の影響           (61)
売り上げ(台数)の変化     (345)  
資料:各社の決算短信と決算発表資料。
(注)1. 日産の「購買コスト等」には、原材料・エネルギーコストを含む。
2.
スズキの「売上・構成変化等」には原材料影響を含む。
3.
ダイハツの「諸経費等」には減価償却費を含む。
4.

富士重工の「原価低減等」には原材料高騰影響を含む。

 



設備投資・研究開発費:日産/ホンダ/スズキ/マツダ/いすゞ/日野が過去最高水準を計画

  2013年度の10社合計の設備投資計画は、前年度比15.6%増の2兆7,770億円であり、5年ぶりの高水準。ホンダ/スズキ/マツダ/ダイハツ/いすゞ/日野の各社は過去最高水準の設備投資を計画。一方、トヨタは前年度比6.7%増の9,100億円の設備投資を計画しているものの、ピーク時の6割程度の水準に押さえている。

また、10社合計の研究開発費の計画は前年度比10.7%増の2兆4,540億円となり過去最高水準。個別でも日産/ホンダ/スズキ/富士重工/日野が過去最高水準を計画している。

 

日本の自動車メーカー10社の連結設備投資・減価償却費・研究開発費

(億円)

  2007
年度
2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011
年度
2012
年度
2013
年度
計画
設備
投資
トヨタ 14,802 13,025 5,790 6,423 7,067 8,527 9,100
日産 4,289 3,836 2,736 3,120 4,064 5,245 5,200
ホンダ 6,540 5,991 3,297 3,113 4,065 5,936 7,000
スズキ 2,436 2,162 1,312 1,303 1,267 1,693 2,700
マツダ 755 818 298 447 780 772 1,300
三菱 567 719 471 525 710 514 800
ダイハツ 1,117 767 367 406 693 731 1,150
富士重工 563 580 561 431 543 702 670
いすゞ 506 667 257 294 333 575 1,000
日野 437 584 285 300 429 499 800
10社合計 30,458 27,798 14,722 15,656 18,829 23,964 27,770
減価
償却費
トヨタ 10,424 10,721 10,320 8,123 7,329 7,273 7,500
日産 3,709 4,212 3,633 3,721 3,344 3,158 3,300
ホンダ 4,173 4,082 3,666 3,252 2,937 2,866 3,600
スズキ 1,616 1,412 1,418 1,384 1,031 937 1,150
マツダ 665 752 764 716 688 600 580
三菱 719 790 690 627 534 503 600
ダイハツ 665 837 729 637 611 562 620
富士重工 655 651 571 498 537 559 550
いすゞ 415 396 395 364 360 356 400
日野 442 475 452 457 435 408 380
10社合計 22,376 23,016 21,457 18,685 16,760 16,252 17,680
研究
開発費
トヨタ 9,588 9,040 7,253 7,303 7,798 8,074 8,900
日産 4,575 4,555 3,855 3,993 4,280 4,699 5,080
ホンダ 5,879 5,631 4,633 4,875 5,198 5,602 6,300
スズキ 1,087 1,150 1,088 1,041 1,098 1,193 1,300
マツダ 1,144 960 852 910 917 899 1,000
三菱 776 640 444 494 550 599 730
ダイハツ 442 442 437 382 338 357 420
富士重工 520 428 372 429 481 491 590
いすゞ 603 677 552 586 588 612 640
日野 395 409 381 411 404 434 440
10社合計 24,172 23,081 19,049 19,631 20,910 22,169 24,540
資料:各社の決算短信と決算発表資料。
(注)

ホンダは、2012年度より、有形固定資産(オペレーティング・リース資産除く)の減価償却方法を、定率法から定額法に変更。そのため、従来の方法と比較して、2012年度の減価償却費は563億円減少した。



LMC Automotive 生産予測:日本のブランド別生産予測

(LMC Automotive社、2013年4月)

LMC automotiveの2013年4月の予測によれば、2013年の日本国内のライトビークルの生産台数は前年比4.1%減の911.6万台、2016年には842.3万台になる見通し。

同社は、「この控えめな生産の予想と同じように、上昇の徴候が見られる国内販売や輸出の当社の予想も保守的になっている。実際の生産は、現在の予測を上回る可能性は大いにある。 しかし、日本メーカーが円安を利用して、海外市場でブランド価値を損ねるような価格引き下げを行うかは不明瞭 。むしろ、既に起きているように、海外からの円建て利益が増えることになるであろう」と指摘している。

2016年までの日本のブランド別ライトビークル生産予測

(台)
SALES GROUP GLOBAL MAKE 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
Total 9,253,559 8,020,071 9,510,480 9,116,317 8,738,975 8,416,944 8,423,132
Daimler Group Fuso 16,896 18,317 20,593 18,927 14,175 14,959 15,335
Fiat-Chrysler Group Alfa Romeo 0 0 0 0 0 11,720 15,152
Ford Group Ford 1,000 0 0 0 0 0 0
Fuji
Heavy
Subaru 511,361 458,739 555,425 568,067 562,130 548,250 533,649
General Motors Group Chevrolet
/Daewoo
4,969 0 0 0 0 0 0
Honda Group Acura 34,502 34,212 22,855 25,879 0 0 0
Honda 956,776 676,424 1,009,101 1,048,005 1,176,733 1,076,606 988,355
Honda Group
Sub-total
991,278 710,636 1,031,956 1,073,884 1,176,733 1,076,606 988,355
Isuzu Motors Isuzu 88,098 90,305 97,099 89,362 88,809 86,384 85,502
Mazda Motors Mazda 959,801 841,837 881,525 916,395 899,731 851,178 884,891
Mitsubishi
Motors
Mitsubishi 610,283 560,258 485,831 484,410 510,473 492,771 488,477
PSA
Group
Citroen 230 3,388 1,373 0 0 0 0
Peugeot 230 3,390 1,885 0 0 0 0
PSA Group Sub-total 460 6,778 3,258 0 0 0 0
Renault-Nissan Group Infiniti 141,634 145,441 123,086 186,968 191,174 201,386 207,313
Nissan 1,150,106 1,117,746 1,179,811 1,014,129 793,280 698,905 722,234
Renault-Nissan
Group Sub-total
1,291,740 1,263,187 1,302,897 1,201,097 984,454 900,291 929,547
Suzuki Group Suzuki 913,484 787,447 885,828 823,992 729,775 687,459 642,816
Toyota Group Daihatsu 646,762 564,957 682,546 563,565 583,479 559,868 567,657
Hino 30,367 38,137 58,484 40,678 36,346 35,594 34,669
Lexus 308,224 326,168 397,179 442,871 445,408 497,612 584,400
Scion 62,791 41,857 58,972 76,984 86,063 87,606 87,413
Toyota 2,816,045 2,311,448 3,048,887 2,816,085 2,621,399 2,566,646 2,565,269
Toyota Group
Sub-total
3,864,189 3,282,567 4,246,068 3,940,183 3,772,695 3,747,326 3,839,408
資料:LMC Automotive "Global Automotive Production Forecast (April, 2013)"
(注) 1. データは、小型車(乗用車+車両総重量 6t以下の小型商用車)の数値
2. 本表の無断転載を禁じます。転載には LMC Automotive 社の許諾が必要となります。
モデル別やパワートレインタイプ別等のより詳細な予測データのご用命、お問い合わせはこちらのページへ

                     <自動車産業ポータル、マークラインズ>