第3回国際二次電池展2012取材報告

車載用リチウムイオン電池、鉛蓄電池、キャパシタの出展概要

2012/03/23

要 約

 以下は、2012年2月29日~3月2日に東京ビッグサイトで開催された第3回国際二次電池展における、車載用途を中心としたリチウムイオン電池、鉛蓄電池、電気二重層キャパシタ(EDLC)、およびリチウムイオンキャパシタの出展概要である。

 日本のリチウムイオン電池メーカーでは、リチウムエナジー ジャパン、パナソニック、東芝、三菱重工などが出展した。

 中国と台湾のリチウムイオン電池メーカーも出展した。中国のリチウムイオン電池メーカーは、車載用ではバスとタクシーに供給している。

 鉛蓄電池については、従来弱点とされていた充電受入性を高めた電池が開発されており、パナソニックがEV用電池、古河電池と韓国のATLASBXが、それぞれアイドリングストップ用電池と、充電制御システム対応の鉛蓄電池を出展した。

 電気二重層キャパシタ(EDLC)では、日本ケミコンと米国のMaxwell Technologiesが、自動車メーカーに納入する電気二重層キャパシタを出展した。

 EDLCの性能をさらに高めたリチウムイオンキャパシタについては、車載の実績や発表された計画はないが、新神戸電機、旭化成FDKエナジーデバイスなどが、自動車メーカーへの納入を目指している。

関連レポート: 

第2回 国際二次電池展(1) 電池編(2011年4月掲載)、(2) 部材編(2011年4月掲載)
第1回 国際二次電池展 (2010年3月掲載)

このレポートは有料会員限定です。 残り 5 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。