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分析レポート エアバッグ (欧米市場編)

急速に拡大するエアバッグシステム技術の応用

2025/04/23

関連企業

Autoliv Joyson Safety Systems
(旧Key Safety Systems + タカタ)
ZF Friedrichshafen AG / ZF LIFETEC
(旧TRW Automotive)

 



はじめに

  エアバッグは、日本人の小堀保三郎氏により航空機向け乗員保護装置として1963年に考案され、その後米イートン社が1967年に自動車用乗員保護装置への応用を考案した。1973年に米GMがオプションとして初採用し、日本では1985年にホンダレジェンドの運転席で初採用された。当初、シートベルトを着用しない運転席乗員のための保護装置として採用されたが、その後、運転席だけでなく助手席へも搭載が広がった。

  エアバッグはシートベルトと併用することで、より乗員保護効果が大きくなるとして、米国市場だけでなく、欧州・日本市場までその採用が広がり、今や日米欧の主要先進国でほとんどのモデルに標準装備されるまでになっている。

  新興国においてもエアバッグ装備率の増加が見込まれることから、グローバルなエアバッグ市場は引き続き拡大するとの予想が多い。市場規模としては、2021年からの9年間で1.7倍程度に拡大するとの予測もある。

  インドでは2019年7月以降生産される全ての乗用車に運転席エアバッグの装備が、また2022年1月以降生産される全ての乗用車に助手席エアバッグの装備が義務付けられる等、新興国も含む世界各国・地域で装備を後押しする動きがある。(インドでは、さらにサイドエアバッグカーテンエアバッグを含め計6個のエアバッグ装備を2023年10月以降乗用車に義務付ける法案が提出されていたが、現在義務化は取り下げられている。)

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