電動車のバッテリー冷却に関する技術動向
トヨタ、LG CHEM、デンソーによる特許出願動向
2020/06/05
- 要約
- 電動車のバッテリー冷却に関する技術動向
- 電池冷却の課題の動向
- トヨタ自動車の課題分類「空調による冷却」の技術例(特開2016-82650)
- LG CHEMの課題分類「製造コスト低減」の技術例(特表2019-508846)
- デンソーの課題分類「空調による冷却」の技術例(特開2016-84025)
要約
本レポートは、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社(TTDC)が提供している「技術情報配信サービス-swimy」の特許情報をもとに、昨今の自動車業界を取り巻く技術トピックスに関するレポートをMarkLinesが作成した。TTDCは、知的財産(IP)事業と計測制御事業を展開。知的財産(IP)事業では世界の自動車開発に関する情報収集と解析を行い、研究企画のコンサルティングをはじめ、外国語特許の出願や技術翻訳を実施している。
ハイブリッド自動車や電気自動車といった電動車の普及に伴い、電動車の走行性能を向上させるためにバッテリーの冷却が重要な課題の一つとなっている。そこで電動車の走行用バッテリーを冷却するための技術について、各社が取り組んでいる課題や開発アイテムについての動向を示す。
電動車の走行用電池冷却に関する技術について、トヨタ自動車、LG CHEM、デンソー、の順に特許出願件数が多く、デンソーは増加傾向にあるが、他各社は減少傾向にある。「空調による冷却」、「不具合や安全に関する対策」、「プレートアセンブリの組立て」、といった課題についての特許出願が多い動向があり、トヨタ自動車、デンソーは「空調による冷却」の課題に関する特許出願、LG CHEMは「製造コスト低減」の課題に関する特許出願が多い。
技術情報配信サービス-swimy URL:http://www.toyota-td.jp/business/ip/swimy/
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