中国市場(2026年第3四半期):技術競争からシステム開発力の競争へ
第15次五カ年計画:自動運転の大規模活用、駆動用バッテリー技術、サプライチェーンの競争力向上
要約
本レポートでは、2026年第3四半期における中国市場の販売台数を中心に分析し、中国メーカーおよび外資系自動車メーカーの主な動向を整理する。また、当期間に発表された主要な自動車産業政策を報告する。
BYDの販売台数は132.3万台で、シェアは12.8%から16.0%に上昇し引き続きトップを維持した。2位の吉利控股(Geely)は、92.4万台でシェアは11.2%。3位は輸出台数が過去最高を更新し続けている奇瑞となった。
中国メーカーは、コア技術の自社開発と車両アーキテクチャーの高度化を継続的に推進している。運転支援・自動運転、半導体、駆動用バッテリー、高電圧電気駆動システムなどが重点分野となっている。また、一部の中国メーカー間で資本提携や事業統合も注目されている。
外資系メーカーは、中国における現地開発と車両の知能化を進めている。複数の合弁企業が提携期間を延長し、新エネルギー車(以下、NEV)や知能化に対応する現地向け製品の展開を継続している。一部のメーカーは中国メーカーの開発手法を取り入れ始め、中国の科学技術企業との連携も強化している。
自動車産業に関する政策は、発展計画、技術革新、安全規制に一段と重点を置いている。今期は第15次五カ年計画(2026~2030年)に関する発表も多く多かった。その他、自動車産業の海外での競争や法令を遵守した事業運営にも関心が集まっている。



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