COVESA活動の概要:OS構築からデータ活用へ
オートモーティブワールド秋2026:ルネサスエレクトロニクスの講演より
要約
2026年9月9日(水)~9月11日(金)に幕張メッセ ホール1~3会場で開催された「オートモーティブワールド [秋] -クルマの先端技術展-(主催:RX Japan合同会社)」でのSDV(Software Defined Vehicle)関連講演の内、COVESA活動の概要について報告する。
COVESA活動の概要(ルネサスエレクトロニクスの講演)
IVI向けLinux開発を推進してきたGENIVIは、SDV化の潮流に対応するために主活動を「OS構築」から「データ活用」へと移し、2021年にCOVESAへ進化した。COVESA(Connected Vehicle Systems Alliance)は、共通の車両データモデル(VSS/VDM)の策定やAOSP連携、商用車フリートデータの標準化など、抽象度の高いデータ仕様定義を中心に活動し、参画企業は協調領域の標準化を通じ、開発コスト削減や製品開発の迅速化を実現している。
SDV関連技術動向
SDVによりOEMにとっては、“顧客への価値提供を継続的に行う”仕組みができたが、単に車両内(In-Car/In-Vehicle)情報の利用だけでは限定された価値提供に留まるため、外部(Out-Car/Cloud)からの情報提供が必須となる。クラウドから車両への情報サービスを提供する会社にとっても、車両内の様々な部品の呼び方(COVESAではVSS(Vehicle Signal Specification:車両信号仕様)と呼ぶ)やソフトウェア間を繋ぐインターフェースであるAPI(Application Programming Interface)が各OEMで異なっていては、OEMごとに開発が必要となり膨大な開発費用と時間がかかるため、自動車業界としてVSS・API等の標準化が求められ、標準化団体による共通化が進められている。



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