ICAサミット2025 (1) 技術革新、コネクティビティ、自動運転車
消費者の信頼、コネクテッドモビリティサービス、ADASからADへの移行
2025/05/16
- 要約
- 自動運転車における消費者の信頼の構築(DLR、Tactile Mobility、DeepRoute.ai、Mercedes-Benz)
- コスト効率に優れたスケーラビリティ(Continental)
- SDVと優れたUXで車載アプリケーションの可能性を引き出す(Hyundai Connected Mobility)
- ADASからADSへの移行時の課題(BrightDrive)
- LiDARの役割を再考する(Schaeffler、VinFast、FPT Software)
要約
2025年4月8~9日、英国のイベントプロバイダーInLinumの主催により、フランクフルト・アム・マインで第5回ICAサミットが開催された。
ICAは、技術革新(Innovation)、コネクティビティ(Connectivity)、自動運転車(Autonomous Vehicle)の略語である 。本サミットでは、ソフトウェア・デファインド・ビークルや先進運転支援システムの分野における最先端のアプローチ、法的枠組み、開発・検証プロセスが議論された。参加者は200人以上で、BMW、Continental、Valeo、Nio (上海蔚来汽車)、Bosch、Hyundai (現代)、Lotus (ロータス)、Goodyear、Stellantis (ステランティス)などの自動車業界大手の代表者により、16のプレゼンテーションが行われた。
さらに、ADASの最新動向、最新型車両のコネクティビティ、ソフトウェア/ハードウェア/AIの役割をテーマとした、4つのパネルディスカッションと1つのファイアサイドチャット(炉辺談話)が行われた。
展示エリアでは、BrightDrive、Dekra、POLYN Technology、Valtech Mobility GmbHを始めとする多数の企業が展示した最先端のADASとコネクティビティ技術に触れることができた。
本サミットは、SchaefflerのM&Aおよびパートナーシップ部門の責任者であるElena Andolin Müller氏と、STMicroelectronicsのSDVスペシャリストであるFlorian Baumann博士による開会の挨拶で始まった。両氏は2日間にわたってサミットの司会を務めた。
本イベントレポートは2部構成である。第1部の本稿では、Continental、Hyundai Connected Mobility、BrightDriveによって行われたプレゼンテーションの概要、および消費者の信頼とLiDARの役割に関する2つのパネルディスカッションの概要について紹介する。
第2部では、インテリジェントコネクテッドタイヤのトピックを取り上げる。
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