マークラインズ8つの事業
コンテンツ一覧
サービス一覧

広州汽車:2030年までに販売台数475万台超へ

バッテリーと電動パワートレイン工場を稼働、スマートモビリティに注力、KD工場の海外展開

要約

广汽集团销量

 MarkLinesのデータによると、広汽集団(広汽グループ)における2023年の販売台数(中国工場の出荷台数)は前年比2.9%増の250.6万台で、中国自動車メーカーの中で4番目となった。このうち、自主ブランドは90.6万台(OEM生産を含む)、外資ブランドは160.0万台、新エネルギー車(NEV)は55.1万台であった。広汽集団の2024年1-8月の販売は著しく減少しており、自主ブランドと外資ブランドともに20%超の減少となっている。

 電動化では、広汽集団は「EV+ICV」(電動化+インテリジェント化)、「XEV+ICV」(ハイブリッド化+インテリジェント化)の2つの路線を堅持している。広汽埃安(GAC Aion)の年間生産能力は年60万台に増加したほか、バッテリーと電動パワートレイン工場が相次いで稼働。2026年には固体電池を量産化する。

 スマート化では、「智行2027(Smart Mobility 2027)」行動計画を発表。3年をかけて、製品体験(スマート運転/スマートコックピット)とモビリティシーン(シェアモビリティ/団体モビリティ/空飛ぶクルマ)での先駆けを目指す。

 グローバル化では、2024年の海外販売台数目標は15万台で、2030年には輸出台数50万台に挑む。広汽集団はアフリカと東南アジアですでに組立工場を複数展開している。このうち、広汽埃安のタイ工場は2024年7月に稼働した。

 外資合弁では、広汽FCAの破綻と広汽三菱及び広汽日野の資本構成の調整に伴い、現在、広汽集団が出資する主な外資合弁会社は広汽トヨタと広汽ホンダとなった。両社とも電動化転換を推進しているが、具体的な成果は現時点では出ていない。

 

関連レポート:
中国市場2024年上半期:新車販売台数は1,404.5万台、NEVは494.4万台(2024年8月)
中国市場(2024年第2四半期)(2024年7月)
北京モーターショー2024:長安、広汽、江淮(2024年6月)
2024 China EV100 Forum:スマートEVの発展動向(2024年4月)
広州汽車:2025年までに生産・販売350万台、NEV比率20%を目指す(2022年9月)

 

このレポートは有料会員限定です。

会員登録いただく、期間限定で続きをお読みいただけます。
さらに、以下のようなコンテンツを無料でご利用いただけます。

  • 市場・技術レポート
  • 世界の自動車生産 / 販売台数
  • モデルチェンジ予測
  • 自動車業界の最新ニュース
  • 自動車部品300品目シェア・供給情報
  • ご利用に関するお問い合わせ先

    月~金 9:00~18:00 (祝祭日を除く)
    japan 日本
    〒100-6114 東京都千代田区永田町2-11-1
    tel-icon 03-4241-3907
    カスタマーサポートデスク
    メディア関係者様向け
    USA 米国
    Southfield, Michigan, USA
    +1-248-327-6987
    MEX メキシコ
    León Guanajuato,Mexico
    +52-477-796-0560
    DEU ドイツ
    Frankfurt am Main, Germany
    +49-69–904-3870-0
    CHN 中国 (上海)
    〒200001 上海市黄浦区
    +86-21-6212-6562
    CHN 中国 (深圳)
    〒51800 広東省深圳市南山区
    +86-755-2267-1725
    THA タイ
    Klongtoey, Bangkok, Thailand
    +66-2-665-2840
    IND インド
    Gurgaon, Haryana, India
    +91-124-4048779