2024年中国自動車フォーラム：高度自動運転

Avatr Technology、上汽賽可智能科技、ReachAutoの講演より

2024/08/23

要約
阿維塔科技(Avatr Technology)：高度なスマート運転による新たな豪華さ
上汽賽可智能科技(SAIC Intelligent Technology)：自動運転技術の進化と研究開発の課題
東軟睿馳(ReachAuto)：車両・クラウド一体化が高度自動運転の量産に貢献

要約

2024年中国自動車フォーラム

　2024年中国自動車フォーラムが7月に上海市嘉定区で開催された。中国自動車工業協会(CAAM)が主催し、非公開サミット、大会フォーラム、13のテーマ別セッションが行われた。

　本レポートは、テーマ別セッション5の「高度自動運転の加速、未来のモビリティ革新(High-level Autonomous Driving Accelerating, Driving Future Transportation Innovations)」講演内容の一部を紹介する。長安汽車傘下の阿維塔科技(Avatr Technology)、上汽集団傘下の賽可智能科技(SAIC Intelligent Technology)とソフトウェアサプライヤーの東軟睿馳(Neusoft Reach Automotive Technology)のゲストスピーカーが講演した。

　Avatrはスマート技術の動向を分析した。同社は2024年には車両計4モデルをラインナップし、全シリーズに華為(Huawei)スマート運転ソリューションを標準装備するという。賽可智能科技は第二世代のRobotaxiの研究開発と実装をすでに完了しており、自動運転技術の進化と研究開発の課題について主に紹介した。ReachAutoは、基本ソフト、SOA(Service-Oriented Architecture)ミドルウェア、自動運転とクロスドメイン車両・クラウド一体化技術製品とサービスに従事するサプライヤーで、同社は「車両・クラウド一体化」について講演した。